南の島写真帳 / Philippines 1995
1995年夏、ショップのツアーでこの年3回目の海外ダイビングへ
人気のセブ島ではなく、ネグロス島のドマゲッティというところ。こじんまりとしたリゾートホテルに泊まり、ダイビングはバンカーボートというスピードのでないボートで、ゆったりした時間を過ごすことができた。
フィリピン・ドマゲッティ 1995.7.28~8.1
所属ダイビングショップの夏のツアー,目的地がドマゲッティという聞いたこともないところだったので参加しました.ドマゲッティはネグロス島東岸の学園都市です.マニラは人が多くてうんざりしたけど,ここではバンカーボートのようにゆっくり時間がすぎてゆきました.
アポ島のクマノミ城はとにかくけた外れに大きい.水深5~6mに点在している根いっぱいにクマノミがいるのだ.ここは安全停止を兼ねてクマノミと遊べるというありがたいポイントなのだ.
アポ島というとまずギンガメアジが紹介される.水深5mという浅いところで見られるというのはめずらしいことのようだ.この日はクマノミを見た後そろそろエキジットというと,突如としてこちらに向かってきた.
キンギョハナダイの一種で,緑がかった体色がめずらしくてきれいだ.ドマゲッティ周辺には,この他にフツウのキンギョハナダイもうじゃうじゃいる.
アカククリやツバメウオの幼魚は背びれと腹びれが大きく上下に伸びていて,成長とともに縮んでくる.これは小学生くらいのものだろうか.なんとなく顔つきも幼い気がする.
ホテルの前は200mくらいの遠浅になっている.潮が引いているときは,沖に停泊しているボートまで小さなバンカーボートを漕いで行かなければならない.往復する回数を減らすためあふれんばかりの人を乗せているので,まるで難民船のようだ.
フィリピンを代表するビールがこのサンミゲル.もちろん毎晩飲んだ.ダイビング最終日,なぜかクーラーボックスに入っていて「飲んでくれよ」と呼びかけてくる.だめだ,あと1本潜らなければならない,かわりに記念写真を撮ってあげた.
「せーの!」,ダイビングの昼休み,小さなボートクルーたちがいっせいに飛び込んだ.自然の中で暮らす彼等は遊び場にこと欠かない.でも,この日は月曜日,学校はどうしたのだろうか.
早起きしてしまったので,海に面した庭に出てみた.遠浅の海では漁が行われており,その向こうをカゴをたくさん積んだボートが行かっていた.たぶん毎朝同じ光景がみられるのだろう.