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【ポケカ考察】ジジーロン(sv5M 060/071)
こんにちは。この度無事スクランブルバトルに当選し、何のデッキを持って行くかで迷いに迷い決められないまま現実から目を逸らし続けています、おずのふです。
みなさん、無色タイプのポケモンは好きですか?私は好きです。どんなデッキでも邪魔せず、特殊エネルギーを強く使えるこの子達はとても汎用的で、ポケモンカードゲームにおけるデッキ構築の幅を大きく広げてくれる存在です。
今回はそんな無色タイプのべんり(そう)なたねポケモン、ジジーロンについての考察、備忘録です。
⚫︎本考察では、まだ見ぬマイナーポケモンの可能性を探すための足掛かりとして、自分及び皆様のデッキ構築に「きっかけ」を作ることを目標とし考察して行きたいと思います。⚫︎
※以下の駄文はあくまで個人的な意見と感想です※
※以下の記事は考察です。デッキリストではありません※
【ジジーロンの基本情報】
まずは画像です。↓
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無色タイプのたね。弱点は闘で、抵抗力はなし。逃げるエネルギーは2コで、HPは120と絶妙に足りない耐久性。
上ワザは無色1エネ20点、下ワザは無色3エネで条件付き220点ですね。目を引くのはこの下ワザです。上ワザについてはあまり使うことは無さそうですが、現環境では特性を持たないことにも意味があったりするので目を瞑ります。今日もジムバでアロコンにしてやられました。
【下ワザ「げきこうほう」について】
げきおこです。条件は少々厳しめで、ベンチポケモン全員にダメカンが乗っている、というもの。
まずこの手のワザはその条件の厳しさ故に注目されない、みたいな所があるのですが、このワザについては素点が100点あります。昨今の環境ではHP300オーバーのポケモンも跋扈しているので、条件を満たせなくても非エクでこづいて削る、という動きが出来るため普通に偉いです。3エネなのはちょっと重いですが。
とはいえ条件を満たして220点の大ダメージを出し、非エクでサイドを2枚取る動きが主な運用、狙いになると思いますので、そちらについて深掘りしていきます。
この「ベンチポケモン全員にダメカンが乗っている」という条件は一見厳しそうに見えますが、盤面を作るのはじつは難しくありません。と言うのも、「ベンチポケモン全員」というのは、1匹しか居なければ1匹で良いからです。「ヒスイゾロアークVSTAR」のように、5匹並べて全員にダメカンを乗せる必要は無いのです。加えて、ジジーロン自身にはダメカンが乗っている必要が無い点も評価点です。
以下にシナジーがありそうなデッキ、カードをいくつか例にあげてみます。
【ジジーロンと相性のいいカード、デッキ】
①ヒスイゾロアークVSTARのデッキ
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→上でも触れましたが、まず真っ先に思いつくのはこのデッキですね。「大口の沼」や「ダメージポンプ」等を駆使しながらベンチにダメカンを乗せて「のろいをきざむ」のダメージ上昇を狙うデッキタイプで、2024年2月時点でトレーナーズリーグの優勝報告もある強いデッキです。
ダブルターボエネルギーの採用もジジーロンと相性がよく、サブアタッカーとして活躍出来そうです。
②マグマの滝壺軸のデッキ
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→ダメカンを乗せながら戦うデッキとしてはこちらも強いデッキです。マグマの滝壺で炎エネルギーを加速しながら戦うので、ベンチのポケモンにもダメカンが乗せやすいです。「れっかのつばさ」をもつファイヤーや「おくりび」のグレンアルマ等と組み合わせて、非エクのアタッカーで戦うデッキも面白そうですね。
手貼りorメロコ+ダブルターボエネルギーでジジーロンの即時起動も出来るので、奇襲性能が高く強そうです。
滝壺でダメカンを乗せられないマナフィやジラーチ等が置きにくいところがネックになりそう。
③ダイオウドウex、ハガネールデッキ
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→ダイオウドウexの「ノーズクエイク」やハガネールの「じしん」等、高いステータス故に存在するデメリット効果でベンチにダメカンを乗せてしまおう作戦。
マナフィやジラーチ、ビーダル、メタングにもお構いなしでダメカンを乗せられるので組むポケモンを選ばないのが偉いです。メタングのエネ加速がジジーロンに対しても可能なのがマルですし、ヘビーバトンを使ってダイオウドウからジジーロンにまるまる3エネ継承するのも強そうです。
へっちゃらがおのビッパには乗せられないので、そこは注意ですね。HP70のビッパを採用してあげるなどの工夫をしましょう。
④バンギラスex
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→バンギラスexのデッキは、「たけるとうき」のルカリオや以下で紹介する「ばくそうドロー」のドードリオ等、自身でダメカンを乗せられるポケモンが採用されがちです。
全員に乗せるとなるとそれなりの工夫は必要になりそうですが、バンギラス自身は2エネ要求と少なく、「ヘビーバトン」や「がくしゅうそうち」、「ガッツのつるはし」等を駆使してジジーロンにエネルギーを供給してあげれば充分に活躍出来そうです。ちなみに、ポケモンgo収録のサナギラスのワザ「クラッシュバレット」でも、おたがいのベンチポケモンにダメカンを乗せることが出来ます。後1セイジクラッシュバレットなんて宣言した日には、相手は驚きのあまり椅子から転げ落ちます。
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⑤ドードリオ、ノココッチ(ドロー特性)
大口の沼やダメージポンプに頼らずジジーロンと組み合わせることが出来るドロー特性たちです。ビーダルは確かに強いですが、ジジーロンと組ませるにはちょっと工夫が要りますし。
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→まずはドードリオです。自身でダメカンを乗せながらドローすることが出来るので、うってつけの相棒です。1ドローでは物足りないところはありますが、自分で殴りに行けるというのは強味ですね。
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→そしてノココッチです。こちらはダメカンを乗せられる訳ではありませんが、ベンチにダメカンが乗ったポケモンだけを残して、自身はデッキに帰ることで要求を満たしやすく相性が良いです。ライブラリアウトもケア出来るところが偉いですが、デメリットはジジーロンの攻撃ターンはノコッチを再展開出来ないことです。
【ジジーロンでやりたいこと】
おさらいです。もう一度画像を貼ります。
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ジジーロンは条件さえ満たせれば220点の高打点を狙える非ルールのポケモンです。この子の採用理由、役割については以下の場合がほとんどだと思います。以下がこの「ジジーロン」の出来ることです。
⚫︎ミュウexやイキリンコex等のシステムポケモンを倒す
⚫︎サブアタッカーとして採用し、1枚しか取られない盤面を作る
⚫︎ジジーロンが好きだから採用する
⚫︎中打点のポケモンと組み合わせ、2進化exをツーパンする
(↑書いてあることは強いです)
このジジーロン、ワザの性質上、サブアタッカーとして運用するとなるとデッキを選びます。
大口の沼やダメージポンプを積めるだけ積んで非エクデッキのメインアタッカーとして使用するならともかく、既存の沢山のデッキに出張出来る性能では無いです。
ジジーロンを使って「やりたいこと」、「出来ること」をしっかり踏まえて採用を検討しましょう。
【まとめ】
今回は、「ジジーロン」について考えてみました。
ワザのもつ条件の要求がやや重く、かわりに打点が高いこの性質は、サブアタッカーよりもメインアタッカーとして使う方が輝くかな?と私は思いました。ミライドンexやライコウVなどのデッキもメインのダメージラインが220あたりだったりするので、連打出来ればこのジジーロンもメインで活躍出来る性能なんじゃないかなーと。
実際には、3エネ要求を満たしながらベンチにダメカンを乗せるというのは既存のデッキには無い動きですのでゼロから構築にはなりますが、うまくハマる組み合わせが見つかったら面白そうかもと思います。
個人的には上記で挙げたダイオウドウなんかもすごく良さそうではありますが、組み合わせ次第で可能性を感じる性能です。環境であまり使われていないポケモン同士ですごいシナジーを思いついた時にしか得られない幸福感があるので、これで終わらずまだまだ研究し続けたいと思いました。
全く関係無いですが、私がポケモンgoで捕まえた小さいジジーロンを見て貰って終わりにしたいと思います。
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それではまた。