【ポケカ考察】夜のアカデミー(sv6a 064/064)
こんにちは。
アメウッウロボ、高額すぎてぜんぜん回せません。
毎日初回のぶんと、余裕のある日に2回目まで回すのでせいいっぱい。ゆめのかけらが足りずレベル上げも追いついてません。。
ポケモンたちよ、貧乏でごめんな!!
どうも、おずのふです。
表題の通り、本日は最近お気に入りの『夜のアカデミー』について書いて行きたいと思います。
ミライドンexやディアルガVStarのエネ加速の安定化に役立つカードとして一瞬注目されたこちらのカードですが、今回はこの「デッキトップの固定」という効果についてもう一歩踏み込んで考察していきます。
個人的にはもうちょっと評価されてもいいのになーと思う点もいくつかあるので、併せて記録していきたいと思います。
⚫︎本考察では、まだ見ぬポケカの可能性を探すための足掛かりとして、自分及び皆様のデッキ構築に「きっかけ」を作ることを目標とし考察して行きたいと思います。⚫︎
※以下の支離滅裂な駄文はあくまで個人的な意見と感想です※
【『夜のアカデミー』について】
まずはカードの画像です。
ナイトワンダラー収録のスタジアムで、手札を1枚デッキトップに乗せることが出来る効果です。ぶっちゃけめちゃめちゃ地味で、2024年6月現在あまり使われているカードではありません。
使われているシーンは局所的で、冒頭で触れた通りミライドンexのデッキやオリジンディアルガVStarのデッキでエネルギーをデッキトップに固定し、エレキジェネレーターやメタルメーカーのエネ加速を促進する使われ方をしています。
【デッキトップの固定について】
まず前提として、当たり前のことではありますが『夜のアカデミー』でデッキトップに固定するカードはエネルギーである必要はありません。
しかし、エネルギー以外のカード(ポケモンやサポート、グッズなど)をわざわざデッキトップに戻すメリットは少なく、「手札が減るうえにトップドローを潰してしまうデメリット効果じゃん」と思われてしまうことは無理からぬことでしょう。
ルール上、手札からエネルギーを付けられるのは1ターンに1枚の為、手札に溢れたり詰まったりする分のエネルギーをデッキに戻し加速できるのは強い…ということで、
『より確実なエネ加速 > ハンドが減るデメリット』
という事なのでしょう。
※余談ですが、『夜のアカデミー』を使用した場合と使用しない場合のエレキジェネレーターでのヒット率について(確率についてだけ)は諸説あるので注意です。※
では、『夜のアカデミー』はエネ加速用のカードなのか?次項より、エネルギー以外のカードを戻すことについても書いて行きます。
【捲(めく)り系カード】
『夜のアカデミー』を使ったコンボでまず思いつくのは、前述した「エレキジェネレーター」や「メタング」でのエネ加速ですね。目的が1ターン内での手貼り+αと言う意味では、「ガッツのつるはし」や「ナタネの活気」も同様の使い方が出来ます。
その他にも、ワザ「ワールタイド」を持つキングドラなど、デッキトップを参照してダメージアップが出来るポケモンがいくらか居り、それらのカードとは相性が良いです。
現状その不安定さからあまり使われていないものの、トップを固定して確実に当てられるなら強い(こともある)ポケモンたち。以下に少し紹介します。
⚫︎キングドラの「ワールタイド」
→トップ6枚のエネルギー参照。
⚫︎マグカルゴexの「グラウンドバーン」
→お互いのトップのエネルギー参照。
⚫︎テツノイバラの「テスタプレッサー」
→トップ5枚、未来のカード。
⚫︎イワークの「どっすんなだれ」
→トップ4枚、逃げエネ4のポケモン参照。
などなど。まだまだ沢山あるので、是非トレーナーズウェブサイトの一覧から検索してみて下さい。思わぬシナジー、発見があるかもしれませんよ。
また次項からは、シナジーやコンボでは無く、「手札を1枚デッキトップに戻す」という点についてもたらされる効果を深掘りしていきます。
【応用①:LO対策】
と言う訳で応用編①です。こちらは読んで字の如くです。手札を山札に戻せる訳ですから、『夜のアカデミーが場に出ていて手札が1枚以上ある状態が続く』限り、ターン初めのドローを前もって準備することが出来る為、LOしません。
とは言え、イーユイexやイダイナキバ等の能動的に山札を削って来る相手だと、戻したカードをトラッシュされてさよならバイバイな訳ですが。そのあたりはLO対策として使われているピジョットV等にも共通して言えることですね。
また、コントロール系のデッキに対して、ビワで落とされたく無いカードを山上に戻し続ける等テクニカルな動きも可能です。
例)
ベンチポケモンをカビゴンで縛られ、ボスの指令、ポケモン入れ替え、プライムキャッチャーが手元にある時に『夜のアカデミー』でプライムキャッチャーを山上に戻しポケモン入れ替えを使用する。
↓
カビゴン側「ビワ」を使用する。
↓
トップからプライムキャッチャーを引き、また山上に戻す。ボスの指令を使用。逃げて殴れる。
↓
カビゴン側再度カビゴンで縛る。
↓
トップからプライムキャッチャーを引き、使用して抜ける。
みたいな。
また、コントロール系のデッキやLOデッキ対面だけでなく、自分のカードでガンガン回すデッキにも同じことが言えます。イキリンコやポケストップ、博士の研究でガシガシブン回し山を引き切ったターンの終わりにデッキトップに1枚戻すことでセルフLOを回避することが出来ます。もっとも、そこまでリソース使い切って勝負付いてない時点でアレですが。
【応用②:ナンジャモケア】
次に、手札干渉のケアについてです。個人的に、『夜のアカデミー』の最も評価出来る点だと思っています。
試合終盤になると、「次の番ボス打てれば勝ち」「手札干渉されなければ勝ち」というシーンは多くあります。
当然相手も「ボス打たれたら負け」なのはわかっているので、手札干渉してきます。ナンジャモですね。
そんな時、『夜のアカデミー』で手札のボスの指令、プライムキャッチャーをデッキトップに戻せたら、直接的に勝ちに繋がります。
ツツジやジャッジマンは山札をシャッフルしますが、ナンジャモであればデッキトップは確実に引き込む事が出来ます。現状1番採用率が高く、打たれる機会の多い手札干渉札である終盤のナンジャモをメタることが出来るのです。
ワイ「(干渉)打たれるかなって思って、仕込んどきました!」
相手「どっひぇ〜〜〜〜〜!目からりゅうのウロコ〜〜!」
無論、どちらにせよ薄く強い山を組むことは意識すべき事ではありますが、次の呼び出し札を確保出来る点については評価されるべき点だなと思っています。
【応用③:巻き込み事故軽減】
終盤においては上記のように相手からのナンジャモをケアする動きが出来ますが、それ以外にも、自身の手札をボトムに戻さず引き直しが出来るというメリットもあります。
例えば、2進化のデッキにおいて、『ふしぎなアメ』と進化先のポケモン(またはそれにつながるボール等のカード)は併せて手札に揃えないといけません。序盤にペパーやカイが引けず、泣く泣くナンジャモでアメを流す…なんてことも珍しくないです。
『夜のアカデミー』でアメをトップに固定した上でナンジャモを使うことで、アメ確保+手札リフレッシュで進化先のポケモンを探す、という事が可能になります。
もちろん、『博士の研究』で大きく縦引きする際も同様です。トップにトラッシュしたくないカードを1枚置いてからの博士の研究…強いです。エーススペックや特殊エネルギー等、限られた枚数で再利用が難しいカードの巻き込み事故を軽減することが出来ます。
特に、「博士の研究打ちたいけど巻き込むから打てない…」だったり「博士採用したいけど巻き込むの嫌だから仕方なくアクロマの実験採用してる…」みたいな例を解決出来る貴重な効果だと感じており、それだけでも『夜のアカデミー』の採用を検討出来ると私は感じています。
【応用④:その他特殊な使い方】
ここからは『夜のアカデミー』の強みや弱みとは少し離れ、特殊なシナジーを生むカードとの組み合わせです。
基本的に、デッキトップの固定化という効果はそのターン中に追加ドローが出来る(ハンドに引き込める)動きが前提で強みを発揮します。『暗号マニアの解読』+『サーフゴーexのボーナスコイン』なんかがまさしくですね。
しかしながら、『夜のアカデミー』は、「手札からデッキトップに」カードを戻す効果です。使い続ければ当然、手札は減る一方です。
そこで、特殊な例になりますが、こんな組み合わせや使い方もあるんだよと言う例をご紹介します。
①メタグロス
ターンの初めのドローで引いた時、ベンチに出て来て3ドローくれます。ベンチに空きがありそれを埋めてしまうことはややデメリットみがありますが、パッと出て来てHPが170あって、鋼無の2エネで100点出せるのは考え方次第では悪くない性能ですね。
お察しの通り、『夜のアカデミー』の効果で前のターンの最後にデッキトップに仕込めば良いです。彼にはバトル場で小物を取る仕事を与え、やられてしまったら『夜のタンカ』で手札に戻し、再度デッキトップに置きましょう。過労で病みそう。
②レジドラゴV、VStar
まずレジドラゴVについてですが、上ワザ「てんのさけび」です。後攻1ターン目にすることなくて打つみたいなことが割とよくあります。そんなとき、デッキトップをエネルギーで固定出来たらそこそこナイスな動きになります。まぁ狙ってやるべき動きでは無いです。
そしてVStar、こちらはレガシースターの使用前に、手札からわざマシンになるポケモンをトップに戻すことでトラッシュすることが出来ます。トラッシュしたいけどハイパーボールも大地の器も持ってなくてヤバいなんてことはよくある事ですので、これも良い動きです。
また、博士の研究で駆け抜けるタイプのデッキでもある為、前述した巻き込みケアが役に立つ機会も多いです。
特に「エネルギー付け替え」を巻き込まないように博士を打てるのはかなり強く、レジドラゴのデッキは博士の研究やゼイユが多投されるデッキでもあるので、『夜のアカデミー』はすこぶる相性が良いとこの記事を書いていて思いました。問題はスタジアムに裂ける枠がほとんど無いことですね…(最近のレジドラゴはアグロ寄りですし)。
③ランクルス
こちらもみなさんお察しの通りなのですが、『暗号マニアの解読』で山札から2枚トップに固定した後『夜のアカデミー』で手札から1枚置くことでなんと3匹もベンチに出せます。成功すれば進化踏み倒しポケモンとしてロマン溢れるコンボになりますね。
最近はローブシンやオーダイル、オノノクスといった、非ルールでサイドを2枚取りに行けるポケモンも増えて来たので、そういったポケモンを組み合わせながら相手に合わせて出していく…みたいなデッキが組めそう。
デヴォリューションが効かないのも良いところなので、リザやドラパやガブみたいな大物を並べるだけでも強そうです。
【さいごに】
はい。長々と書いて来ました。
総括として『夜のアカデミー』には以下のようなデッキと相性が良いです。
・捲り系カード(ワザやエネ加速)
・博士の研究(手札キープしながらの縦引き)
これらの特徴を複数持ち併せるデッキには、『夜のアカデミー』のバリューが高いです。
たとえば…
⚫︎エレキジェネレーター採用型雷軸テツノイバラ
⚫︎メタグロス採用型オリジンディアルガ
⚫︎ミッドレンジ寄せ博士の研究軸レジドラゴ
⚫︎博士の研究軸分岐進化キングドラ
とかとか。
筆者は最近テツノイバラにハマり夜のアカデミーを採用して回したりしているので、うまく調整出来ればそちらのレシピとデッキコードも記事にして残したく思っております。
現状、『夜のアカデミー』はあまり使われているカードとは言えません。が、置いとけば常になんらかの使い道があるくらいのポテンシャルはあると思います。
良くも悪くも、スタジアムであると言う点が採用されるかされないかの判断基準となりそうです。
ポケストップや大口の沼、マグマの滝壺等、スタジアムに大きく依存したデッキにはまず採用されないでしょう。が、逆に言うとスタジアムに依存せず、とりあえずシンオウ神殿入れとくかみたいなデッキは、改めて一考してみる余地がありそうだなと思いました。
アカデミー前の広場は、みなさんにとっても大分お世話になった(稼がせてもらった)場所かと思います。
個人的には、ストーリー攻略してる時間よりここでA連打してる時間の方が長かったかなと思うレベルです。
そんな思い出の場所でニンフィア出して原作再現…
ぜひお試し下さい。
ではまた。