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『10代を支えるスポーツメンタルケアのはじめ方』重版決定しました!

今年6月に出版した『10代を支えるスポーツメンタルケアのはじめ方』(大和書房)が、おかげさまで重版が決定しました!約半年での重版、たくさんの方に手に取っていただき、感謝です。

編集者さんが最初にお声かけくださった時、「この分野での定番書を作りましょう」とおっしゃったことが印象に残っています。少しずつ、その一歩を進められているのかなと感じています。

この本のテーマは、スポーツに取り組むジュニアをどう支えるか、です。競争の世界で、レギュラー争いやケガ、勝ち負けのプレッシャーに向き合う子どもたち。その背後には「どこまで頑張らせていいのか」と悩む保護者さんや指導者たちがいます。本書は、そんな周囲の人たちに向けて書きました。

書籍のポイント:

序章では、「体育会系」と呼ばれる文化がどのように子どもたちに影響を与えているかを紐解き、心地よい環境を作るための条件を考えました。

第1章では、スポーツにおけるメンタルケアの必要性について具体的なデータとともに述べ、世界と日本の現状を比較しながら問題点を洗い出しています。

第2章では、メンタルケアの基本を、思春期特有のストレスや相談の難しさなどの視点からまとめました。

第3章では、日常生活で実践できるメンタルケアの方法を4つの柱(生活習慣、不調のサインを捉える、話を聴く、心を表現する)に分けて解説しています。

終章では、スポーツ界の未来を明るくするために、「弱さをさらけ出せる社会」づくりの重要性について触れました。

為末大さんとの対談では「心の様子を言葉にし、他者とつながる技法」を、益子直美さんとの対談では「監督が怒ってはいけない理由」をテーマに語っていただきました。

本書を通じて私が伝えたいことは、「メンタルヘルスケアは特別なものではなく、誰もが取り組める身近なもの」ということ。読んでいただく中で、ぜひ自分や周囲の人たちにできることを考えてみてほしい。また、重版をきっかけに、より多くの方々にメンタルヘルスについて一緒に考える機会を作っていけたら。この社会課題に向き合い、子どもたちが当たり前に安心してスポーツを楽しめる環境を作りましょう。

引き続き、よろしくお願いいたします!

『10代を支えるスポーツメンタルケアのはじめ方』(大和書房)
https://amzn.asia/d/04qof2T

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