コロナ終息後考えられるNBAのシナリオ
コロナウイルスの終息の目処が全く立っていない今の状況で終息後のNBAを想像するのはもはやファンタジーでしかないのだが気になりすぎるので今回現実的な可能性を整理してみる。
注意
この記事ではコロナウイルスが終息する時期を仮定して話をしているところがありますがそれはあくまで「仮定」です。コロナウイルスがいつ終息するなどの誤解を招くような内容は一切書いていないので勘違いしないで読んでいただきたいです。
シナリオは4パターン
NBA再開のシナリオはおそらく4パターンだと思っている。どのシナリオで進められるかはコロナ終息がいつになるか次第で変わってくる。
シナリオその1。消化していないレギュラーシーズンとプレーオフの全試合を開催。多くのファンがこれを望んでいると思う。
シナリオその2。レギュラーシーズン残り試合をキャンセルして暫定順位でプレーオフを開始。レギュラーシーズンの全試合を消化しないことでシード争いに多少の不公平が生まれるが十分可能性のあるパターンだと思う。
シナリオその3。このまま今シーズン打ち切り。コロナがかなり長引いた場合はこのパターンになる可能性が高いと思っている。
シナリオその4。レギュラーシーズンもプレーオフもキャンセルして何らかの特別トーナメントを開催。これが実現する可能性はかなり低いと思うが面白そうではある。
ここからは今挙げた4つのパターンをもう少し詳しく解説していく。
シナリオその1
消化していないレギュラーシーズンとプレーオフの全試合を開催するパターンについて。
これには前提条件が2つある。1つはコロナが5月いっぱい、最低でも6月中に終息していること。これ以上長引いたら後述するシナリオその3でさすがに確定だと思う。2つ目の条件は来シーズンが短縮日程になること。今シーズン終了が相当遅くなるのでレギュラーシーズンの試合数を減らして2020~21シーズンを開始することは避けられない。
ここでは5月いっぱいでコロナが終息すると仮定して話を進める。
といっても6月からいきなりシーズン再開させることはできない。スケジュールを組んだりテレビ放送の調整をしたりと大人の事情がたくさんあるはずだ。また、チーム側も3月半ばのシーズン中断から2月以上経っているので練習期間を設けてもらわないと困るだろう。なので諸々の準備期間を2週間とるとする。(さすがに短すぎると思うがそうじゃないと長引き過ぎてしまうので)
準備期間を経て6月半ばからシーズン再開だ。あと3週間ほど残っているレギュラーシーズンを消化し1週間ほどおいて2ヶ月間のプレーオフ開始。これでNBAファイナル終了が9月半ばになる。なっが。
そこから急ピッチで来シーズンの準備に移る。NBAドラフトにFA交渉とオフシーズンの大イベントが待っている。ありえないほどの強行スケジュールでさえ9月半ばからのオフシーズンなので来シーズンの大幅な短縮は避けられないだろう。これがシナリオその1になる。ただ個人的にこのシナリオには無理があると思っている。
シナリオその2
レギュラーシーズンキャンセルで即プレーオフ開始するパターンについて。これも先ほどと同じ最低6月中のコロナ終息と来シーズンの短縮の2つの前提条件がある。
今回も5月いっぱいでコロナが終息して2週間の準備期間をとると仮定する。
その場合6月半ばからプレーオフを開始する。通常ならNBAファイナルが終了している時期だ。ここから2ヶ月間プレーオフをやると8月半ばにNBAファイナル終了となる。これもなっがいね。そこからドラフトとFA交渉があってオフシーズン。こちらも来シーズンの大幅な短縮は避けられないがコロナが早く終息するならこのシナリオになってくるだろう。
シナリオその3
このままシーズン打ち切りのパターンについて。個人的にはこのシナリオが最も現実的なのではないかと思う。焦らずコロナ終息を待ち、来シーズンから仕切り直す。これでいいのではないだろうか。ミルウォーキーやロサンゼルスのファンたちはがっかりすると思うがしょうがないだろう。
シナリオその4
レギュラーシーズンもプレーオフもキャンセルして何らかの特別トーナメントを開催するパターンについて。ネッツのスペンサー・ディンウィディーが1つの可能性を提案したように(詳細は以下リンクにて)
通常のプレーオフではない特別な形で優勝チームを決める、というのもありかもしれない。ただ異例すぎて実現する可能性はかなり低いように思えるがどうなのだろうか。
最後に
今回、シーズン再開後の4つの可能性をまとめた。無難にシナリオ3のシーズン打ち切りの可能性が最も高いと個人的には思っている。
なんにせよ、一刻も早いコロナウイルスの終息を願うばかりだ。
今回はこの辺で。
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