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電話とメールとmixi

最近ふと思うことは、mixiってなんだかんだちょうど良かったなーってことです。スマホが当たり前の時代になってからは人との連絡はほぼLINEになったけど、LINEって連絡手段としては便利に見えるけど、結構、人間関係破壊ツールなんじゃないかって思ってまして。


既読未読機能はプチストレスだし、グループラインは非常に扱いが難しく、人間関係を悪化しかねない。LINEはチャットとメールの間みたいな立ち位置なので、すぐに返信しなくてもいい風だけど、でもすぐに返信しないとちょっと微妙みたいな、、。なんとも立ち位置が微妙で、時間軸の前提が曖昧なので相手と自分の間にすれ違いが生まれやすい仕組みになってる気がします。


・・とまあー、毎日お世話になっているLINEの悪口をつらつら書いたのですが、今までのことを振り返ってみると、「電話とメールとmixi」これが一番ちょうどよかったなあと思います。


「今すぐ連絡をとりたい&体温を感じられる」のが電話で、「じっくり腰を据えて、中身ある風な話をある程度長文でやり取りしてOK風&誰かと繋がっている余韻みたいなものを感じられる(文通みたいな)」のがメールで。
「誰かの心の内側をちょこっとの覗き見したり、時々自分の心の内側に誰かを招待できる」のがmixiで。



人間は過去を美化するっていうから、昔は良かったな〜おじさんが言うことと大差ないかもしれないけど、、何かとお困り事が多いこの時代、人生をちょっといい感じにする方法は先人たちが残してくれた過去の仕組みや文化にあるのかもしれない、、


ということで、再びmixiブームが来るとこを祈願して、新NISAでmixiの株を買おうかなと、、みなさんもご一緒にいかがでしょうか!?


、、、とまぁ〜キリのいい所で終わりにしようと思ったんですけど、ちょっと内容が寂しいかな〜と思ったので、無理やり肉付けいたします。


そんじゃーmixiがなぜ良かったのかをもう少し深堀りしてみましょうか。mixiの良かった点としてパッと思い付くのは2つ。

1つ目は日記機能。これは文字通りの機能で、自分で書いた日記を仲間に見てもらってコメントを貰う、みたいな感じです。特に珍しい機能ではなく、フェイスブックやツイッターなどでも同じようなことはできますが、大きく違う点が一つだけありまして、、

それは、長文だった、ということです。
昔はスマホがなかったので、みんなパソコンでmixiを使っていたのです。大きなパソコンの画面だと、長文が書きやすく、かつ、見やすかったのです。


長文だと表面的な話ではなく、ちょっと深堀りしたディープな話を書けたり、なにか自分にとって大きな出来事があった時、気持ちの整理も含め熱量高めの長文を書けたりします、、というか、そういう内容を書いてる人が実際ちょこちょこいました。ので、読む側も結構感化されたり、書き手の意外な一面を垣間見れる感じが、なんだかリアルに人と合ってるときの感覚に少し似ていたように思います。デジタルなのにアナログみたいな。

まぁーこれは、mixiがどうって話ではなく、スマホより大きい画面が使えるパソコンのほうが伝えられる幅が広がっていいよね〜って話かもしれませんが。


mixiが良かった点の2つ目は足あと機能です。これは、自分のページを誰が見たか分かる機能です。例えば自分が日記を書いたら、その日記に誰が何時にアクセスしたかの記録を全部見れます。逆に言うと、自分が誰かの日記を見た場合は、日記を書いた人の足あとに自分の名前が記録されます。


mixiを使っていた当初はこの機能に結構悩まされました。気になるあの子のページは見たい、けど見ると足あとが残る、ってことは気になっていることが相手にバレるかも、、みたいな葛藤があるわけですよ。笑


この足あと機能については、利用者の中では賛否両論あるらしく、足あとを残したくない気持ちと、足あとを付けてもらった喜びがせめぎ合っているようです。mixiも一時的に足あと機能を廃止した時期があるらしいのですが、今は復活したみたいです。


足あと機能の説明が長くなってしまいましたが、この足あと機能がとっても良かったなーって、今は思います。なぜかって言うと、普通なことなんですよね。当たり前なんですけど、相手に喋りかけたら、自分のことを相手は認識するわけじゃないですか。つまり、相手に関心がありますよってことが相手に伝わることは当たり前なんですよね。

相手に自分の存在を知らせないように相手を知ろうとするって、もうちょっとストーカーっぽくてキモいんですよね。笑(ちょっと気持ちはわかるけど)


つまりmixiの足あと機能は、現実世界で起こることをネットの世界で再現しているんですよね。相手を知ろうとするってことは、自分を知ってもらうってことなんだよーって。


恐らく、mixi運営側もそこら辺を意識して、あえて足あと機能を残しているんだと思います。例え足あと機能が利用者のプチストレスになっていようとも、mixi運営側は、「それは生きていく上で必要なストレスだから受け入れてね」って。

もうこれは、愛、ですよね。
たぶんですが、足あと機能をなくしたほうが利用者数が増えると思うんですよね。実際、他のSNSで足あと機能的なものは見たことありませんし、利用者のストレスになる機能はなくすことは自然っちゃ自然ですからね。ストレス減れば利用者が増えて儲かりますから。


でも、mixiは違います。mixi兄さんの気持ちはきっとこうです。
「残しますよ、足あと機能。だって必要なストレスだからね。これをなくしたら、ますますみなさんのコミュ力下がって、ヤバいっしょマジで、リアルに。」


一生付いていきます兄さん!ってか、さすが国産SNSです。
今流行っているのはほとんど外国産SNSですが、やっぱり肉も野菜もSNSも国産が安心ですね。(過度に国産を過信するもの考えものだけど)


とま〜適当につらつらと書いてみたんですが、思うことは設計が大事なんだなって。よく、「ネットはロクなもんじゃない、人間は直接会ってなんぼ、アナログバンザイ、リアルバンザイ!」みたいな極論を言う人いますけど、そうじゃないのかなーって。ネットが悪いのではなく、人間を悪くするネットのサービスもあれば、人間を良くするネットのサービスもあるよって思います。



良いか悪いかはネットのサービスを設計した人次第なんじゃないかって。ネットはあくまで手段であり、それ自体に良いも悪いもない。ただ、今のところネットという道具を私たち人間が使いこなせていない、それどころかネットという道具に人間が使われているような状態なのかなと。

ってなると、ネットサービス設計をするのに一番大切なことは、プログラミング能力とか起業家精神とかではなく、設計者が素晴らしい人ってことになりますね。そういう意味で言うとポケモンGOとかは設計者の愛を感じますよね。みんな!外に出ると気分がいいぜ!!みたいな。(素晴らしい人とは?)


長くなりましたがつまり何が言いたいかってーと、ツイッターは卒業して皆さんポケモンGOやりましょう!!ってことです。



でもちょっと待ってください。
「−3×−3」って「+9」じゃないですか。

ってことはきっと、悪いネットサービスを悪い人間が使ったら、逆に良くなると思うんですよね。だってマイナスとマイナス掛けるとプラスになるし、、


つーことで、ツイッター始めました。テヘペロ
https://x.com/ozensan3



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