『続けるしかない』

イラストレーターの我喜屋位瑳務さんが、繰り返し言っていたこと。
『続けるしかない』

今日は好きなイラストレーター我喜屋位瑳務さんの展示へ行った。
画廊に並ぶ、ポップだがどこか偏った、不穏な印象を受ける絵たち。見に来てよかった、と、じっと絵を見ていると、スタッフのお兄さんに声をかけられた。

そのあと、お兄さんと私は驚くほど話すことになる。笑
最初は今回の展示の話や、作家さんの話、展示へ足を運ぶかなどの話だったが、最終的に、東京の良さや、今後の進路の話にまで発展していった。

やりたいことと仕事の話になったとき、お兄さんは、「会社外の大人たちにも今の仕事と、やりたいこと、将来の事について聞いてみればいいんじゃない?」とアドバイスをくれた。会社外の大人っていうのは、お兄さんみたいな接客してくれる店員さんとか、身近な他人の大人たちのことだ。

そして、しばらくして、我喜屋さんが、画廊に訪れた。

お兄さんが、我喜屋さんに私の説明をして、話しやすくしてくれた。

私は今かかえてる不安や、やりたいことについて、頑張ってのべると、我喜屋さんは、ゆっくり聞いてくださった。

我喜屋さんは、仰った。
「何かになりたいとか、悩んでいたりとか、そういう気持ちがあるなら、必ずタイミングが訪れると思う。だから、続けるしかないよ。」

我喜屋さんは、25で上京して、絵の道に進むと決めてから、花が咲くまで15年近くかかったらしい。

その道で花開かせるためには、続けるしかないのだと、何度も何度も静かに伝えてくださったのが印象的だった。

この事以外にも、我喜屋さんとお兄さんからもらった言葉はたくさんあった。けれど、まずはこの一番印象的だったせりふをここに残す。

私は書くことを、続けるしかない。

我喜屋さん、お兄さん、ありがとうございました。

以上。

#我喜屋位瑳務 さん #Bgallery #BEAMS

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