見出し画像

成功の法則92ヶ条/三木谷浩史/2009/★★★★★

日本興銀(現在みずほ銀行)→28歳ハーバードMBA→30歳コンサル会社で起業→32歳で楽天を創業した、言わずも知れた三木谷氏。楽天市場は破竹の勢いで日本を代表するECサイトに成長。35歳の時に楽天はジャスダックに上場し、その後も様々な企業を買収を繰り返し、楽天経済圏を拡大していく。
スポーツ業界においては、38歳で地元のヴィッセル神戸、39歳でプロ野球に参入し、楽天ゴールデンイーグルスを創業。
43歳で日本の富豪ランキング8位になるも、その後も進化の手はゆるめない。45歳で会社の公用語を英語に変更、47歳で新経団連設立、49歳で格安スマホ(MVNO)に参入し、53歳で楽天モバイルを設立、現在59歳。常にエネルギッシュ。
本書は、そんな三木谷氏が44歳の時、まさにこれから海外に打って出ようとしていた時に執筆されている。社員に語るように、飾ることがない言葉で、個性にあふれているし、こんな44歳、サラリーマンではあまり見ない。一門の人なので、是非一読ください。


▼おすすめのヒト
・全ビジネスパーソン

▼印象的なコト
・月に行こうという目標があったから、アポロは月に行けた。飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない。
・給与分だけの仕事をすればいい。給与分より多くの仕事をするのは、損だななどと考えているとしたら、それは自分の人生をドブに捨てるのと同じことだ。なぜなら、そういう姿勢で働くことは、自分の人生を単に切り売りしているにすぎないから。
・小さくてもいいから、まず初動を起こすこと。それから、考えればいい。そして、次の行動を起こす。また考える。さらに、行動する。
・改まって相談するのではなく、それこそ本物のキャッチボールのように、いつでも好きな時に自分の問題を話せる相手の存在は何物にも代えがたい宝物だ。
・精神的エネルギーレベルを下げるな
・不調なときでも、その中に成功している人(部署)を探し、分析せよ
・リソースアロケーションに敏感であれ。
・朝会がしっかりしている部署は成功する。
・限界まで頑張ることは、誰にでもできる。限界まで頑張ったその上に、さらに0.5%努力を重ねられるか。その差なのだ。
・戦略を考えるのも大切だけれど、エグゼキューションと、オペレーションの重要性を忘れてはいけない。そこにも工夫の余地が山ほどあるのだ。
・2次情報だけでは、正確に時流をつかむことはできないのだ。
・過去の成功例を、徹底的に分析せよ
・人生に遅すぎるということはない


いいなと思ったら応援しよう!