尾瀬のミニ観察~第1回~
これから31回にわたり、「尾瀬のミニ観察」ということで、尾瀬に生育する植物の特徴や不思議についてのショートコラムをお届けします。第1回は「サワギキョウ」をご紹介します。毎週更新しますので、是非ご購読ください。
(1)「サワギキョウ」
紫色が美しいサワギキョウの花に触れてみよう。
花びらは手の指のように5つに裂けて、マルハナバチが来るのを待っている。花びらの上に弓のように伸びているのが、雄しべだ。穂の上の方に咲いている花の、雄しべの先を指で3秒ほどそっと触れていると、白い花粉がもこもこと湧き出てくる。虫メガネだとよく見える。こうやって、ハチが来たときに花粉を渡すのだ。
次回は、「キンコウカ」についてご紹介します!