尾瀬周辺おすすめグルメ情報『南会津・只見編』
尾瀬の福島県側の玄関口、檜枝岐村から入山するには、関東からだと西那須野から塩原温泉を通り山王峠を越えて南会津に入る。
東北地方からは会津若松か白河を経由する場合がほとんどだが、いずれも南会津町を通って檜枝岐にたどり着く。
選択肢から外れる事も多いが、柳津や金山を通って只見町、もしくは新潟から六十里峠を越えて只見町、南会津町を通り檜枝岐へ行くルートもある。
という事で、福島県檜枝岐村から入る尾瀬の、行き返りに立ち寄れる南会津町と只見町のおすすめグルメスポットをご紹介!
尾瀬だけでなく、周辺の観光時に立ち寄れる場所も多いので、今後の旅行プランにぜひお役立て下さい。
こたき食堂
まずは、南会津町伊南地区より地元民に愛される田舎らしさ全開の食堂。
看板がなかり地味でやっているのか初見では分かりづらいが、のれんが掛かっていればOK(たまに忘れているのでとりあえず覗いてみよう。)
メニューはラーメン、かつ丼、カレーなど数種類並び、私のオススメは煮込みかつ丼とソースかつ丼!
シンプルで飽きの来ない美味しさは何度でも通いたくなる。ボリュームもあるのでローカル食堂大好きなライダー達も集まる人気店。
女将さん一人で切り盛りしている為、提供時間は少々長いが、田舎の親戚の家にでも来たつもりでのんびり待てば、ゆったりした田舎の時間がまた心地良い。
テレビのローカル番組を眺めたり、地元民の会話に耳を傾けたり、ここならではの特別な時間を満喫してみてはいかがでしょうか。
アルカディア
続いては会津高原尾瀬口駅にほど近いラーメン店「アルカディア」
名前がなんとも意味不明だが地元民にファンも多い人気店。福島県と言えば喜多方ラーメンを中心に白河ラーメン、会津山塩ラーメンなどご当地ラーメンも豊富なエリアながら、こちらのお店はそのどれにも属さない独自進化系老舗店。
蜂蜜やタピオカ粉を練り込んだ手打ち麺に定評があり、独特の幅広ピロピロ麺が癖になる!大盛無料なところも食いしん坊さんにポイント高い。
私のおすすめはもやしラーメンとワンタンメン。オーソドックスだけどまた食べたくなる、不思議な魅力のご当地ラーメン。
公共交通機関を使う方も訪れやすいお店です。ぜひご賞味くださいませ。
CAFE JI*MAMA
続いては会津田島の奥様御用達のカフェ・ジーママ。
ここは本当に会津か?と見間違うほどここだけ都会の空気が流れている。コーヒーはもちろんの事、種類は少ないが食事にも強いこだわりを感じられ、メインの無水チキンカレーは、肉はほろほろ旨味がギュッと詰まった一品。
ケーキも揃え、特にスコーンは絶品!素朴ながらふんわり漂う小麦とバターの風味、軽めのクリームとラズベリージャムを合わせて食せばついつい口元がほころぶ美味しさ。
また、店内に置かれた本の数々も必見!つい手に取って読みたくなる絶妙なチョイスに驚くはず。尾瀬ハイキングの最後を、ゆったりしたボサノヴァ流れる店内でくつろぎの時間を過ごしたい。
太郎鮨
続いて只見町よりご紹介するのはなんとお寿司屋さん!
海からほど遠い田舎寿司屋と思うべからず。鮮度も良く、値段も手ごろで何よりこんなところで美味しいお寿司が食べられるなんて!という謎の満足感が得られる。
ここに来てまで寿司は・・・という方もご安心を。南会津・只見エリアの隠れ名物マトン焼きも提供し、そのほか天丼、かつ丼などなど豊富に揃え、どれも美味しくはずれなし。
奥会津の中間地点になる只見町。会津若松を起点とされる方は、あえて只見町経由で尾瀬に行ってみると、道中観光しながら、また違った楽しみ方が見つかりますよ。
喜幸飯店
最後は只見町と南郷スキー場のちょうど中間ぐらいにあるお店。
またラーメン?と思ったかもしれないが、こたきは食堂、アルカディアはラーメン屋、喜楽飯店は「町中華」なのだ。
国道から一本入ったところにある為、地元民以外ほとんど利用しない本物のローカル店。店内は生活感あふれ、一瞬ここ大丈夫か?と戸惑うかもしれないが、味の方は間違いなく美味しいのでご安心を。
私のおすすめはマーボーラーメン。あっさり和風テイストなのにコク深い、あまり食べた事がないタイプのマーボードーフがなんだか癖になる。
店は雑然としているのに、味は丁寧、そんなアンバランスさが気に入っているが、ここで一つご注意を!ライスがなぜか高い!(420円)ので、こったりない時は半チャーハンをおすすめする。
以上が私、ヤマキがおすすめするグルメスポットでした。
尾瀬の楽しみ方は人それぞれであるが、道中食事をしたり、温泉に入って帰る人は多いと思う。
また、尾瀬を中心に周辺エリアは、観光も含めて魅力がいっぱい詰まっている。それらを繋げて楽しめば、充実度は2倍3倍に膨れ上がる。
ぜひ、福島県側から尾瀬に入る方は、檜枝岐村を含めて周辺のエリアも同時に楽しんで頂けたら嬉しい。