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いままで所有したヘッドホン・スピーカー全部レビューする

今回は自分がこれまで使用してきたすべての再生機器、ヘッドホンとスピーカーのレビューをしていきます。
どちらかというとヘッドホン多めです。


再生機器に対する私の考え

よく「モニターヘッドホン、モニタースピーカーはフラットであるべき」という記事を見ますが、私は「別にフラットでなくてもいい」という考えです。

例えば、鼻の穴がでかく見える鏡があるとします。この鏡を使うと、一見顔はブサイクに見えてしまいますが、普通の鏡よりも「鼻毛が出ている」という問題を発見しやすいです。
フラットでない再生機器というのは、この鏡に近いものがあると思っています。特定の場所を強調して再生するため、全体のバランスは悪いのですが、ある問題が起こったときに気が付きやすい。問題が起こりやすい場所にフォーカスしているため、あえてフラットでない選択をしている機器もあるのです。
もちろん、こういった「特定箇所でかい系」の機材を使う場合は、「こいつはここがでかく聴こえるんだ」と認識しながら使うべきですし、可能であればフラットに近い機器と併用するのが望ましいです。

Audio-technica ATH-A500(評価:☆☆)

オーテクのアートモニターシリーズです。当時はオーテク大好きだったため、ブルーグレーっぽいハウジングの美しさだけで購入。2008年~2009年くらいまで使用していました。マイナーアップデートをしており、現在も同等品がある機種です。
サウンド感はよく言えば優しめ、悪く言えば全体的に加減しているような質感な印象でした。ふくよかさはあったのでアコースティックな音楽の再生には良かったと思います。
音楽制作にはあまり向いていない印象でした。頭頂部に当たるウイングのような部分がすぐに折れてしまったため、耐久性は微妙です。

SONY MDR-CD900ST(評価:☆☆☆)

説明不要、誰もが知る定番ヘッドホンです。2008年~2012年初頭まで使用していました。
「粗探し用」とよく言われますがまさしくその通りの鳴り方で、中高域の張り出したやや固めで冷たい印象の音。低音も決して悪くないのですが側圧の弱さやイヤーパッドでかなり損している印象です。
900STの低音に物足りなさを感じている方は思い切って調節部の金属部を内側に曲げたり、パッド交換をしてみてください。かなり印象が変わりますので。おすすめはYAXIのイヤーパッドです。
定番のため最初の1台として勧められがちですが、個人的にはYAMAHAやオーテクあたりの定番機種のほうがいいと思っています。900STの話題は荒れるのでこの辺で……
2012年の2~3月頃に故障してしまい、2台目の900STを買おうとしたところ、2011年11月のタイ洪水によって900STの生産がストップしており、別のヘッドホンを急遽探す羽目に。
2015年~2016年頃、2台目を買い直しています。

YAMAHA MSP3(評価:☆☆☆)

ヤマハの定番モニタースピーカーです。2011~2013年くらいまで使用。現在はMSP3Aにマイナーアップデートされていますが、背面バスレフに変わったためサウンド感は微妙に異なると思われます(MSP3Aの音はまだ聴いたことないです…)。
当時はHS5がまだ発売されておらず、MSP5とこれで迷いましたが作業環境を考慮しこちらを購入。
全体的にバランスもよく大きな不満点はありませんでしたが、少し再生時に歪んだ感じに聴こえるときがあったため、HS5が登場したタイミングで交代となりました。小音量でしか作業できない方にはとても良い選択肢だと思います。ぶっちゃけ後で買ったHS5より音は好きでした。現在は手放しております。

AKG Q701(評価:☆☆☆☆)

壊れた900STの代わりとして買ったヘッドホンです。2012年初頭~現在まで使用中。現在はディスコンになっています。
K701が当時けいおん!の影響で注目されており、ほぼ同等の音質と謳われたこの機種を購入。900STからの乗り換えとしては全然キャラクターが異なる選択だったため、激しく動揺した覚えがあります。計画性一切なし……
ですがAKG沼に引きずり込んでくれたヘッドホンとして、今でも大好きな機種の一つです。
開放型らしい空間表現の華やかさと、柔らかく厚みのあるキャラクターを併せ持ちます。低音重視のヘッドホンなどと組み合わせてミックスすると良い結果を出していました。現行機種で似ているのはK701、K712あたりでしょうか。

YAMAHA HS5(評価:☆☆)

定番機種。2013年頃、発売直後に購入。
驚異的なコスパで、日本では現在最も購入されているモニタースピーカーではないでしょうか。
ただ私はこの機種についてはやや批判的で、あまりにも特徴がなさすぎる(それがいいところなのですが)ゆえに、すでにいくつかヘッドホンを持っているユーザーが持ってもあまり意味を感じにくいのではないかと思っています。
ですので、このスピーカーが最初の1台だった場合、スピーカーって何のために使うの?低音聴こえないし別にヘッドホンでいいよね?みたいな姿勢になってしまい、スピーカーミックスの意義を見いだしにくくなってしまうのではないかと思っています。

YAMAHA HPH-MT220(評価:☆☆☆☆☆)

YAMAHAのモニターヘッドホンです。2014年頃購入。現在はディスコンになっております。
当時使っていたオーディオインターフェース「MR816CSX」が、2台ヘッドホンを接続できる仕様だったため、Q701と組み合わせて使用するために書いました。
100Hz以下の低音の見えやすさ、量感の把握しやすさが抜群で、本当にお世話になったヘッドホンです。中高域に一癖ある感じの音もモニタースピーカーライクな粗探しに向いていてとても素晴らしいと思います。
同時に使っていたQ701とのキャラクター差別化も非常によく、Q701+MT220の組み合わせはこの後数年間に渡り活躍することになります。現在はメイン機ではありませんが、今でも持っています。
難点としては、イヤーパッドやヘッドバンドの合皮がすぐボロボロになってしまうこと。取り外し不可能なカールコードについても好みが分かれそうです。
なおこれらの反省点を生かした後継機種が、現在の定番の一つMT-8です。サウンド感についてはほぼ同等で、ケーブルは着脱式に改善されております。

SONY MDR-EX800ST(評価:☆☆)

外仕事での持ち出し用として、2015年頃購入。モニターイヤホンというジャンルはこの機種が初めてでした。
上手く鳴らすのがとにかく難しく、900ST以上に残酷な印象のある音です。現在も持っていますが、正直なところ未だによく実態を掴めきれていない感じがしています。
外での音楽鑑賞にも使っていた時期がありましたが、聴いていてあまり楽しい音ではないため現在はSHUREのイヤホンを使っています。

GENELEC 6010A(評価:☆☆☆)

前述の通り、HS5のサウンドがあまり新しい視点を与えてくれる感じではなかったので、2015年ごろ中古で買いました。
自分の働いている専門学校に置いてあってサウンドについてはよく知っていたので、安心して購入できました。
口径が小さいので低音の量は十分ではありませんが、ヘッドホンのサウンドと比較する用途だったので十分活躍できました。
見た目どおり硬くタイトな感じの音で、デジタル系のサウンドに強いイメージです。
コロナに入るちょっと前に友人に売ってしまいましたが、今でも買い直したい気持ちがあります。

Focal Shape 40(評価:☆☆☆☆)

2019年頃購入。今でも使っている人が多いスピーカーですね。発売当時もすごく流行っており、自分も話題性に乗り購入しました。
中域にフォーカスしたような厚みのあるサウンドで、どちらかというとアコースティック寄りな感じがします。
ただ、背面の3バンドEQによってシャキシャキした感じの音にすることも可能です。自分は高音上げで使っていることが多かったです。
パッシブラジエーターの効き方も申し分なく、この大きさなのに信じられないくらい低音が出ます。ミックス用というより編曲向きな印象です。
好きな音だったのですが当時の部屋とあまり合わない感じだったのでレギュラー落ちしてしまいました……

Shure SE846(評価:☆☆☆☆)

2020年購入。外仕事だけでなくどこでも使用できる高品質なイヤホンが欲しかったので購入しました。電車の中などでよく使用しています。
上から下まで隙のないド派手な音です。カスタマイズ性も高く、落ち着いたサウンドに調整することも可能なので、頑張って調整すれば絶対に好みの音に近づけることができると思います。
eイヤホンでカスタムイヤーピースを制作してもらったりもしましたが、遮音性が低く感じたので現在はSpinFitダブルフランジタイプのイヤーピースを数年使い続けています。

Focal Listen Professional(評価:☆☆☆☆)

Media Integrationのセールで安かったので2021年に購入しました。今も定期的に安くなっているので、欲しい人はチェックしてみてください。
かなり変わり種な音で、我が家のヘッドホンの中では最も個性的な鳴り方をします。中低域、中高域など問題が起きやすいポイントにフォーカスしたような思い切ったサウンドで、決して気持ちいい音ではないです。あくまで粗探し、モニター用の音です。
このサウンドを「すげえいい音!」と絶賛している方はちょっと頭おかしいと思います……
常に新たな視点を与えてくれるタイプのヘッドホンなので、サブ機としての使用がおすすめです。1台目にスタンダードな定番機種、2台目にこれ、という環境で作業すると、すごく良い結果を生むのではないかと思います。
側圧がやや強いため、ノイズキャンセルを使っているの?ってくらい遮音性は高いですが、長時間の使用が辛いのがマイナス。
全体的に樹脂製ですが、作りがしっかりしており安っぽい感じは全然しません。ギシギシ鳴らないのもGOOD。色もカッコいいですし、いいヘッドホンだと思います。

AKG K812(評価:☆☆☆☆☆)

2021年購入。発売当初試聴しに行き、衝撃を受けたサウンドでした。
そろそろ値上げしそうかもよ、と聞き思い切って購入。
少し高音寄りな感じはしますが、隙のない華やかな印象のサウンド。リスニングでもモニターでもいける絶妙なバランスです。癖も少ないのでメイン機としての性能は申し分ないでしょう。これ1台でも問題なく仕事できます。
イヤーパッドが特殊な作りで、外耳をすっぽりと包み込むような形状になっています。そのためイヤーパッド単体でも死ぬほど高く維持費がかかりそうです。
開放型なので、密閉型の低音特化系のMT220や、この後紹介するSignature Masterと併用することが多いです。

AKG K240 Studio(評価:☆)

定番機なのに聴いたことがなかったので軽い気持ちで購入。
使っている方には申し訳ないのですが、あまり好みの音ではありませんでした……
上も下も出ていないもっさりした印象です。良く言えば中域にフォーカスしているとも捉えることができるのですが、使い方が難しい機種だと思います。解像度もそれほど高くなく、あまり良い点が見当たらない感じ。
軽いので取り回しはいいですが、開放型のためレコーディングには使用できません。
価格の安さゆえに初心者が手に取ることも多いと思いますが、ちょっと危険な選択肢だと思います。少ない予算でこれを買うのであれば後で紹介するCPH7000のほうがいいと思います。「フラット」などと言ってる人がいるんですがとんでもない、めっちゃカマボコだよ!

Ultrasone Signature Studio(評価:☆☆☆☆)

2021年購入。持ち運び用のヘッドホンが欲しくなり、中古で購入。
Ultrasoneはとにかくアタック感の把握がしやすいスピード感のある音です。
少し嫌な言い方になってしまうかもですが、高級な900STみたいな音がします。
側圧が強く、遮音性が高いです。また、イヤーパッドによる音質への影響が他のヘッドホンよりも大きい気がしました。いろいろ試しましたが結局純正の硬いパッドが一番良かったです。柔らかいパッドに変えると、高音の抜けの良さがかなり落ちるので注意。
現在はディスコンになっていますが、Signature PUREあたりのサウンドはかなり近いと思うのでぜひチェックしてみてください。おすすめ。

CLASSIC PRO CPH7000(評価:☆☆)

サウンドハウスのオリジナルヘッドホンが意外といいらしい、と聞いたので、興味本位で購入。安いですしね。
明らかに900STを意識した形状・仕様で、イヤーパッドも同じものが使用できるそうです。
バランスは悪くなく、低音もしっかり出ている分、900STよりも厚みを感じやすいかもしれません。
ただしよくよく聴いてみると低音の解像度がやや低く、キックの長さ、ベースのリリースなどの判断がしづらいです。コスパは良いと思いますがこれのみで戦い続けるのは厳しいです。それほどこだわりがなく趣味として使うなら、まあ…といった感じ。

Audeze LCD-1(評価:☆☆☆)

Audezeのヘッドホンに興味があり、フジヤエービックで試聴して購入。初の平面駆動式のヘッドホンでした。
可愛らしい見た目の割にサウンドは超中域フォーカス型という渋すぎる仕様。人によってはちょっともっさりした感じに聴こえるかも。我が家ではListen Proに次いで2番目に特徴的なサウンドだと思います。サブ機としての使用なら十分活躍できると思います。軽く取り回しがいいのも◎。
すごくコンパクトに折り畳めるので持ち運びで使用していたこともありましたが、可動部が少しパキッと割れてしまったので耐久性は微妙です。
質感はプラスチックっぽい感じで使用中ギシギシいうのも気になります。多少重くなってもいいのでもう少し高級感のある材質だと嬉しいなと思います。すごく惜しい。

Audio-technica ATH-M50x(評価:☆☆☆☆☆)

これも超定番ですね。Amazonブラックフライデーで安くなっていたのでガンメタルカラーを購入。ヘッドホンってだいたい黒いので少しでも違う色があればそちらを選んでしまう……。
ちょっと過剰すぎない?というくらい低音が出ていますが、それ以外に目立つ癖はなく、メイン機として使いやすいヘッドホンだと思います。コスパがよく1万円台では間違いなくイチオシです。
初心者にもおすすめできますが、低域が過剰に盛られていることを理解していないと低域不足の音にミックスしてしまう恐れがあります。常にリファレンス音源と比較しながら作ることを意識しましょう。
折りたたみも可能ですが、ハウジングを回した時に完全に平べったくならないので、意外とかさばります。

Ultrasone Signature Master(評価:☆☆☆☆☆)

Ultrasoneのモニターヘッドホンでは最上位機種です。発売前にeイヤホンで試聴し、発売日に購入したヘッドホンはこれが初。購入以来、ずっと使い続けているヘッドホンです。
ヘッドホンは高価格帯になるほど癖がなくなっていく傾向にありますが、こいつは高い割に中低域や中高域に一癖ある感じで、逆にそこに惹かれました。高音域も決して派手ではないのですが、問題があるときはしっかりうるさい感じに鳴ってくれるので、ミックスチェックに役立ちます。
意外と上手く鳴らすのが難しいので、「どんな曲も気持ちよく鳴らしてくれる」系のヘッドホンではありません。
解像度は非常に高く、スピーカーで聴いているような立体感を感じます。時々、「スピーカーも鳴ってる?」と思うことがあるほどです。
以前はメイン機として使っていましたが、最近は「こいつが上手く鳴っていたらOK」的な最終ジャッジに使うことが多くなっています。
Signature Studioと大まかなキャラクターは似ているのですが、2機種を続けて聴いてみるとこちらのほうが2段階くらい上のサウンドに感じます。

Audeze LCD-X(評価:☆☆☆☆☆)

こちらもフジヤエービックで試聴し中古で購入。
開放型の中では比較的狭い感じの鳴り方で、しっかりと厚みがあります。低音はほんの少し軽めですが、量感、長さなどの判断には問題ありません。
特に苦手なものがない感じで、どんな音源でも濃ゆい感じに鳴らしてくれます。ボーカルミックスにおけるリバーブなどの見えやすさも抜群です。
重さが600gほどあり、人によっては長時間の使用はキツいようですが、自分は2〜3時間くらい着けっぱなしでも気になりません。首が強いのかも。
中古で買ったこともあり2年ほどで片方のドライバーが鳴らなくなってしまいました。修理のために本国に送るか悩んでます。
現在はキャラクターの似たLCD-XCをメイン機として使用しています(後述)。

reProducer Audio Epic5(評価:☆☆☆☆)

作業環境が変わりスピーカーを2~3台置けるようになったので、評判が良かったこのコを試聴し購入。色は限定のホワイトです。ちなみにホワイトは価格が1万円ほど高い……
底面にあるパッシブラジエーターで低音が十分出ており、中~高音域の癖も少ないので、メイン機として長いこと活躍できるポテンシャルがあると思います。
ただ、机の材質の影響を受けやすく、低音の暴れ感を調整するために常にいろいろ試していました。吸音材を底面に敷いたり、イコライザーをいろいろ調整したり……。検討している方は一度レンタルなどしてみるといいかもしれません。
総合的に見てとても良いスピーカーでしたが、自分の環境で上手く鳴らしきれず手放してしまいました。

EVE Audio SC203(評価:☆☆☆☆)

エンジニアの方に「中域フォーカスの10Mみたいな使い方できるスピーカーありませんか?」と聞いたら、これを勧められたので購入。Epic5の上に乗せるサブスピーカーとして使用していました。
DSPによって鳴らし方が3種類から選べる仕様です。マニュアルによると、距離に応じて使い分けてください、とのことですが、上手く活用すればいわゆる「ラジカセ聴き」のようなことが1台でできるので便利です。
コンパクトですがパッシブラジエーターを装備しているので低音はそこそこ出ます。これ1台だけを設置するのであれば、ヘッドホンと併用するのがいいと思います。
後に買ったBarefootがスピーカーシミュレーションの機能を持っているので、サブ機としての使用頻度は下がってきています。

Audeze LCD-XC(評価:☆☆☆☆☆)

LCD-Xが故障してしまったので購入。同じLCD-Xの2台目でも良かったのですが、まだ直る可能性を信じてこちらに……
密閉型ですが音質的にはLCD-Xとそれほど違いはないです。LCD-Xとは逆に、密閉の割には広く感じる音です。
評価としてもLCD-Xとほぼ同様です。少し低音は弱いものの、厚みがあっていい意味で特徴が少ない。どんなジャンルも手堅く鳴らす万能さも同じ。現在のメイン機です。

Barefoot Footprint 02(評価:☆☆☆☆☆)

Epic5からの乗り換えです。海外レビュー動画を見て、MEMEテクノロジーの素晴らしさに惹かれて購入。
現在の環境で置くことのできる最大クラスの大きさですが、前面は意外とコンパクトなので圧はそれほどないです。
左右のデュアルウーファーによりかなり低音が出ますが、MEMEによってスモールスピーカーのようなサウンドにできるのがかなり面白いです。特にCubeモード(AURATONEを再現したモード)の鳴り方はボーカルミックスなどでよく活用しています。
イコライザーなどのない思い切った仕様ですが、納得いくセッティングができたため現状大きな不満はありません。このまましばらく使い続けると思います。

まとめ

現在メインで使用している再生機器は以下の通りです。

スピーカー

Barefoot Footprint 02
EVE Audio SC203

ヘッドホン

Audeze LCD-XC
Ultrasone Signature Master
AKG K812

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