見出し画像

なんだかすごい、2020

東京でも感染者数が低数値を維持、長いトンネルの出口が見えてきたような気がします。とはいえ、世界で感染者数は500万人突破、亡くなられた方も32万人超という。東日本大震災の時にも感じたけれど、あまりにも大きな数字というは、ただの「かたまり」として目に入ってくる。「ある1人の死」が32万あるということなのだけど、それがうまく想像できない。

1人が亡くなれば、その人の周辺の人たちの人生にも大きな影を落とす。死際にいられた、いられなかった。最後の話したのはどんな会話だったっけ。あんなこと言わなきゃ、あんな態度をとらなきゃよかった。あれが最後だと思っていなかってけれど、ちゃんと笑い合えてバイバイって言えてよかった……など。誰かの死がもたらした痛みや悔い、様々な余韻が、それぞれの心に長く残り続けることもある。

1人の死だけで、ものすごいうねりを生む。それがこの数ヶ月の間に、あるウィルスによって、32万人の方が亡くなられたのだ。ほとんど予期はできなかっただろう。事故死や震災死に近いとは、たしかに。世界がとてつもなく大きくうねっている。あまりにも大きなうねりで、やはり私には想像しきれない。

幸いにしてごく身近に感染した人がいないけれど、友達の友達などでは話を聞く。罹患された方にはお見舞い申し上げます。医療などでこのウィルスと戦ってくれている方々、そのご家族には感謝しかありません。

政治も、なんか大変なことになっている。もうどうなるんだろうか、こちらも想像がつかない。

私はホロスコープ が好きでネットの記事を拾ってきては読むのだが、占星術の世界ではだいぶ前から、2020年が大きな節目になると言われてきた。縄文時代以来の大転換期! とか言われてもピンと来なくて、まあ、とりあえずどんなことになるのか楽しみだなーと構えていたのだが、まさかこんな様相を呈するとは、と改めて驚いている。昨年末には、こんなふうに世界が変わっていくと思っていなかったもの。まだまだ天空ではダイナミックな動きが続くという。

こんな渦の中で、私一人ができることはたいしてなく、学校に行けない子供たちの対応だけで一日が終わってしまう。自分たちのするべきことをこなしていくことが、いかに難しいことかも痛感した日々だ。こういう時こそ、自分軸を持っていないと、いろんな情報に左右されて疲弊してしまう。

とりあえず自粛解除まで、あと少しだろう。もう一息。

粛々と、淡々と。毎年の楽しみの一つ、今年も梅酒を作りました。



いいなと思ったら応援しよう!