ちょっと変わった袋二種
弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所は、紙袋や不織布バッグ、ポリ袋などを中心に、お客様のご希望に応じたフルオーダーメイド製品をメインに製造する会社。ですから、ちょっと変わった形や素材の袋の製作を依頼されることも少なくありません。
今回はそんな中から最近の製品を二つほどご紹介します。
まず一つ目は、不織布の手提げ袋。ご覧の通り通常の四角いものではなく、円形のバッグです(弊社ロゴに差し替えています)。
形状の自由度が比較的高いのは、不織布ならではの特徴。紙を折って作る紙袋では、なかなかこうはいきません。ポリ袋でも同様に製作可能ですが、その場合は(大きさにもよりますが数千枚〜という)最小ロットの多さと、抜き型の高価格がネックになってきます。不織布袋なら円形や三角形でも最小ロットは500枚や1,000枚から。大きさや印刷にもよりますが、画像と同様の直径250mm程度の円形で、会社やブランドのロゴをワンポイントで配したものでしたら、1,000枚あたり単価90円前後で製作可能です。
他とは一味違うバッグで、お店や会社のオリジナリティを主張してみるのはいかがでしょうか?
さて、二つ目は書類などを入れる角底の封筒。目を引く迷彩柄以外は一見通常の紙封筒に見えますが、こちらの特色は印刷ではなくその素材にあります。これ実は紙製品ではなくタイベックを使ったものなのです。
以前にも紹介しましたが、タイベックは高密度ポリエチレン製の不織布で、高い透湿・防水性や強度・耐久性をもつことから、農業や建築用の資材、医療用や工業用のパッケージなどとして使用されることが多く、最近ではキャンプ用品などに使われたりもしています。タイベックにもいくつかの種類はあるのですが、今回の製品のタイベックが一般的な不織布と大きく違うのは、ご覧の通りPP加工などの必要がなく、そのままで全面フルカラー印刷が可能な事です(一般的な不織布への印刷についてはこちらをご覧ください)。
もう一つ、キャンプ用品やバッグなどのタイベック製品は、現在のところ縫製されたものが主流ですが、今回紹介の角底袋は市販の紙袋のように、貼付けで製作されたものというのも他とはちょっと違ったポイント。最小ロットが数千枚〜と、紙袋や不織布袋より少々ハードルは上がってしまいますが、紙製品よりもかなり丈夫で防水性も高いので、画像のような封筒や宅配袋、もちろん手提げ袋にもできます。
という事で、ちょっと変わった形と素材の袋二種類をご紹介させて頂きました。色や印刷デザインだけでなく、大もとの形や素材にさえも自分なりのこだわりを反映できるのは、フルオーダーメイドで作るオリジナル製品ならではの楽しみ。「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所は、そんな楽しみを追求する皆様を、もちろん全力で応援させて頂きます。お問合わせ、お見積もりのご依頼はお気軽にどうぞ!
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