見出し画像

真っ白に、削りに削った先に残るものが、自分自身であって欲しい

「将来はどんなことをしていきたいの?」
よく投げかけられる問いである。

私はその問いに、まだ上手く答えられない。
まだというか、振り返ってみればきちんと答えられていた時の方が
少ないのかもしれない。

2023年になり、2024年。
つい、この間まで2020年じゃなかった?なんて
言いたくなってしまうほど、
まだ2024の数字には慣れていない。

実はやらなくてはいけないことも
今すぐにやりたいこともたくさんある中で
数日前から文章を書きたくなって、
ようやく筆(正確にはキーボードですが)を
取る。

自分自身の名前で仕事をさせてもらい、
個性とは何か?
自分はどんなことがしたいのか?

そんなことを頭の片隅でずっと
考え続けていたけれども
最近、その答えに、ようやく近づけているような
気がしている。

答えは出ていないけれども
確実に近づいているのだ。

独立して間もない頃は
仕事で迷惑をかけないように
自分の得意な分野で仕事を得るために

自分の好きな色を並べ
自分らしいイメージを構築することに
尽力していた。でも
正直、今は自己紹介に困ってしまうくらい
様々な仕事に携わらせてもらっている。

一緒に仕事をしている人たちには
感謝してもし切れないくらいに、周りは
私自身に“私”を感じさせてくれて、
良い部分も悪い部分も
正面から向き合わせてもらっている。


もともと、
私は他人を応援することに長けている。

誰かの叶えたいを叶えるのが得意だ。
その代わりに大切なものを失ってしまう時も
あったけれど、その人になりきり
同じくらい熱心にサポートすることで
力を発揮してきた。


当時は“これ”が無くなったら
私には価値が無くなってしまうのではないか
とも思ったし
時にそれは自分を芯のない人だ、
とも追い詰めたし
道を迷わせたりもした。

でも、今はなんだか、誰かの夢を叶えたいし
一緒に“叶えてほしい”とも思っている。

少し、前よりもわがままになったらしい。


他人に影響を受けやすいというと、
個性がないように
感じられるかもしれないけれども
それも私の個性の一つ。

色なんて、あったようで無かったらしい。

今は、1人ではなくてみんなと行きたいな
とも思ったりしている。


28歳の時、「失うものは何もない」という言葉に
何度も救われた。


最初から何も持っていない状態なのだと
気づいた時から
新たに成長ができる気がした。

今も、そんなことの繰り返しをしている。



もしかすると明日には言っていることが
変わってしまうかもしれないけれども、
そんな
引き出しを開けて出会える“支え”は
大切に見つけていきたい。

不器用でも良いので私は私自身と
正面から向き合っていたいなと思う。

自分なんて表現しなくてもきっと大丈夫で
削って削って、残っていったものが個性になる。


いいなと思ったら応援しよう!