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『プラネタリウムの真実 / 夏代孝明 (covered by 甲斐田晴)』感想

にじさんじに所属するライバーで桜魔皇国の研究者、『甲斐田晴』さんの歌ってみた動画、『プラネタリウムの真実 / 夏代孝明 (covered by 甲斐田晴)』の感想記事です。
(以下、YouTubeチャンネルページ及び歌ってみた動画へのリンク)


誤字脱字・記載事項の誤りがありましたら、コメントにて指摘いただけますとありがたいです。

また、私の感想記事としては毎度のことなのですが、歌ってみた動画そのものの内容からは少し外れたことを勝手につらつらと述べている箇所があります。

後方P面発言や個人的な価値観の押し付けに見えて、見てくださった方に不快な気持ちを抱かせてしまっていたら大変申し訳ありません。

(以下、敬称略)



さっくり感想


今回の曲もめっちゃ好きでした。

サビの最後の高音へと向かって段々と音域が上がる曲の盛り上がりに合わせてしっかりと歌い上げていて、聴きごたえがありつつも高音も耳心地がよく、飽きずに何回でも聴けました。

今回の歌ってみた動画でも力強く張ったダイナミックな歌声、エモーショナルかつ繊細な歌声を聴かせてくれて、魅力的な声と確かな歌唱技術を持っている、と再認識しました。



今回の歌ってみた動画に関わったクリエイター・制作手法


今回の歌ってみた動画のイラストには、かなめさんという方が描かれたファンアートが使用されています。
(以下、ツイートへのリンク)

夜空に煌めく星々を見つめる甲斐田の後ろ姿がとても綺麗で、どこか幻想的な雰囲気に目を惹かれる素敵なイラストだ、と思いました。


甲斐田は最近、歌ってみた動画を投稿する際にファンアートを使用しています。
それも「ファンアートの一枚絵+自身の歌唱・MIX・編集」という構成の歌ってみた動画を投稿する試みを行っているようです。

5月19日にはTwitterに『チルドレンレコード』を投稿し、
(以下、ツイートへのリンク)

5月23日には『砂の惑星』をYouTubeに投稿しています。
(以下、動画へのリンク)

甲斐田からは『砂の惑星』投稿前に以下のようなツイートもありました。
(以下、ツイートへのリンク)


甲斐田晴は歌うのはもちろん、歌以外のオケ音源の制作、収録・制作した音源のMIXをしたり、動画の編集も一人である程度出来てしまうライバーです。
総合的なスペックがかなり高く、歌の活動をするクリエイターとして自己完結しているところがすごい、と個人的には思います。

過去にはオケの制作~歌の収録~MIXまでの一連の流れをリアルタイムで行う配信や、MIX作業をしているところをそのまま配信する作業配信を行っていたりして、その作業風景の一端を垣間見ることもできます。
(以下、配信アーカイブへのリンク)


全くの素人かつ外野で見ているだけ・コンテンツを享受するだけのリスナーの立場ではありますが、今回のようにファンアートを使用してそれ以外を自身の作業で完結させる歌ってみた動画の制作手法は、自身の歌ってみた動画を効率よく制作・投稿するにはうってつけだ、と思いました。

また、私はファンアートを描かないので勝手な想像にはなりますが、ファンアートを描いてSNS等に投稿しているファンからしても、自身の描いたファンアートが推しの歌ってみた動画の一部として推しのチャンネルに半永久的に残る、はっきりと目に見える形で推しの活動に貢献することが出来てしまうというのは、何物にも代えがたい体験・経験になり得るのではないでしょうか。

イラスト・動画編集などをプロやプロに準じる技術を持つ方に外注することは実際可能で、発表する歌ってみた動画のクオリティを安定して高いものに保つことが出来る、というメリットがあると思いますが、投稿にこぎつけるまでの工数が多いことで高頻度の投稿は中々難しかったり、何より費用が嵩む、といったデメリットもあると思います。

どんな制作手法だとしてもデメリットがあり結果として成果物に差異が表れるのは自明ですが、成果物に対してわざわざ悪いところを追及するような野暮なことをする必要は全くなく、リスナーはそれぞれのライバーのその時の活動スタイルに合った制作手法を受け入れて、結果として出来上がった歌ってみた動画のいいところを見つけて感想の言葉を述べるのが誰にとっても一番いいことだ、と個人的には思います。



原曲の紹介


『プラネタリウムの真実』は夏代孝明さんが作詞曲したオリジナル楽曲です。

2018年8月23日にニコニコ動画にボーカロイド版、31日にYouTubeにセルフカバー版が投稿されています。

(以下、ボカロ版へのリンク)

(以下、セルフカバー版へのリンク)


原曲のMVはボカロ版とセルフカバー版どちらも同じ構成で、曲の歌詞のストーリーに基づくものとなっています。


動画・イラストは加藤オズワルドさんという方が担当されています。
(以下、ツイート、Pixivページへのリンク)


最近はポケモンのショートアニメ「POKÉTOON」の『ヒーローになりたいヤンチャム』にて、カラーコーディネート・背景美術制作を担当されているようです。
(以下、動画へのリンク)


自身で制作されたイラストや関わった作品を拝見しても、淡い色づかいの表現を得意としていてそれが魅力的だ、という印象を受けました。

『プラネタリウムの真実』原曲MVの映像は歌詞の展開に沿ってとある一組の男女にまつわる心温まるストーリーが描かれていますが、その内容にもよく合う、淡く綺麗な色づかいだと思いました。


私は以前、ニア / 甲斐田晴 (cover) 【歌ってみた】の感想記事を書きました。
(以下、記事へのリンクを貼ることをお許しください)

拙い文章ではありますが勝手ながら、原曲MVと甲斐田の歌ってみた動画、それぞれのストーリーや動画内に登場する様々な要素について比較し、本家に対するリスペクトであると思われる共通点を探ったり、逆に本家MVとは異なる動画内の要素から甲斐田晴の歌ってみた動画ならではのオリジナリティを見出すことを試みました。

ただ、今回の歌ってみた動画のように動画のイラストにファンアートを使うという制作手法では、映像で表現されるストーリーを比較して共通点や相違点を探ること自体がそもそも不可能なので、本記事では歌詞のストーリーや原曲MV、歌ってみた動画に使用されたファンアートについて詳しく言及・検証することはしません。



最後に


今回の歌ってみた動画の投稿後、甲斐田はこんなツイートをしていました。
(以下、ツイートへのリンク)

甲斐田自身が好きになった曲を歌ってみた動画として投稿してくれて、それをリスナーが聴いてまた甲斐田の歌を好きになるという連鎖…………ありがとう…………弾き語り配信もよく聴かせてもらっています…………最近だとAqua Timezの曲を聴けてめっちゃ懐かしくて嬉しかったです…………ありがとう…………。

次回の歌ってみた動画もとても楽しみです。


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