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新規事業の収益性実現までの道のり、66兆円市場での今後の挑戦

こんにちは。オズビジョン広報担当の松澤です。

今回は、オズビジョンの執行役員であり、かんたん買取サービス「Pollet(ポレット)」の事業責任者(VPoB:Vice President of Business)である永田絵美さんに、新規事業として立ち上がったPolletが、ユニットエコノミクスを成功させるまでに道のりと今後の可能性、やりがいについてインタビューをしました。

執行役員 ポレット事業部VPoB 永田絵美
大手美容業界、スタートアップ、IT企業を経て2008年株式会社オズビジョンに入社。 マーケティングを中心に携わり、基幹事業ハピタスを会員15万から200万規模に成長させる。その後、新規事業Polletのゼネラルマネジャーに就任。フィンテック・リユース領域においてパートナー企業との連携やアライアンスなどに従事。2023年Polletに加えハピタス部門のマーケティング業務を統括し、同年10月Pollet VPoBに就任。

正直目標に一番苦しめられたのは、オズビジョン

常に目標を達成し続けている印象の永田さん。そんな中でもオズビジョンが最も苦労したと語る。

―オズビジョンに入社して15年ほど経過しますが、オズビジョンで働き続けられている理由、やりがいはなんですか
オズビジョンで働き続けられている最大の理由は「人」です。同僚にとても恵まれたこと。そしてユーザーや取引先などステークホルダーを大切にするカルチャーです。代表の鈴木とはこれまでに何度も意見が衝突していますが、ユーザーや取引先を最優先に考える思考、それをきれいごとではなく先頭に立って実行して見せていたところはとても尊敬しています。

また個人的には小さい事業を大きくグロースさせていくことにもとてもやりがいを感じます。
入社当時のハピタスや、現在VPoBを担うPolletにも言えることですが、まだ知られていないサービスをより多くの人に知ってもらい、使ってくれた方に少しでも喜んでもらえたら最高です。
せっかく使ってくださった方に喜ばれるものを作りたい、そんな想いでチーム一同取り組んでいます。

―逆にオズビジョンに入社して大変だったことはありますか
求められる数字の高さでしょうか。
オズビジョンに入社する前は上場企業、スタートアップ含めて数社経験してきましたが、正直目標に苦しめられることは一度もありませんでした。けれどオズビジョンは制約指標がとても厳しく、且つマーケティングは1名体制の中、かなり高い水準での成果を求められました。ただ当時から裁量も大きく持たせてもらえていたのでやりがいはありました。

また変化が大きいことも苦労したことの一つです。より柔軟性が求められる会社といえるかと思います。

チーム力は自慢。トライアンドエラーを繰り返して、事業も組織も拡大させる

―Polletを現在に至るまで成長させるにはどのような道のりがありましたかPolletは使わずに眠っている「ポイント、金券・外貨、モノ」を流動化させ、次へとつなげるサービスです。

2017年にポイントやビットコインなどのトークンを、数タップでVisaプリペイドカードにチャージし集約可能なアプリとしてスタートしています。その後2019年には誰でも1分程度で即日ご利用いただくことが可能なバーチャルカードをリリースしました。
ですが、現在このVisaプリペイド機能はありません。Polletにとってこのプリペイドカードのクローズは大きな決断であり転機となりました。

Polletのカード利用者にはコアなファンとなってくれている方も多くいらっしゃいました。しかしユニットエコノミクスの成立は難しく、フィンテック領域で短期的な投資回収は厳しいと判断。Polletのミッションである「休眠資産の流動化」を目指す新たな形として、リユース領域をメインとしたサービスへピボットし、今のPolletに至ります。

―今後更なる事業成長が期待されているPolletですが、具体的にどのような可能性があると見ていますか
もう使わないモノがあっても「捨てるのはもったいない」「いつか売りたいけど時間がない」。
この"もったいない""いつか"を解決し「その場で簡単に休眠資産をチャージし、流動化させる」これがPolletで実現したいことです。

もう少し具体的にお話しすると、そんな風に各家庭に眠っている休眠資産は66兆円規模と言われていて、大きな可能性を秘めています。
(参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000303.000026386.html

日本は「もったいない」精神が根付いた国。国民性ともマッチしており、学校教育によりSDGSが浸透した若い世代にはリユースが当たり前になる日も近く、今後成長していく分野と考えています。

―Polletの誇れるポイントがあれば教えて下さい
チーム力ですね。
Polletは10名程度のチームですが、チームの一人一人がサービスに対して熱い思いを持っていて、各自プライドを持って仕事に取り組んでいます。どうやったらもっと使いやすくなるか、どう見せたらユーザーがわかりやすいか、どうやったらワクワクしてもらえるか、どうやったらより多くの人に使ってもらえるかなど、それぞれ本気で考えぶつかっています。チームもプロダクトもまだまだ成長過程であり、現状が完ぺきとは思っていません。けれど心理的安全性は高く、各々自分の意見を率直に言い合える環境があります。かといって批判的な態度をとる人はおらず、最終的に目標に向けてみんなでフォローしあえる自慢のチームです。
事業を伸ばすことを自分事化しているこのチームで切磋琢磨し、一緒にプロダクトを育てていけることに感謝しています。

―最後に直近の目標、そのために必要なことについて教えてください!
Polletのモノチャージは「なんでも買取れる」という点で他社と差別化させています。それは競合が少なく強みとも言えますが、参入しにくい領域ともいえます。送られてくるアイテムには利益率の低いモノも多く含まれるためです。とはいえ家中の休眠資産を流動化させるためには、より多くのアイテムを対象とすることが重要です。

そのため直近は幅広い買取を維持したうえで協業企業とともに両社で安定的に利益を出せる状態とすることが目標でした。しかしこれはかなり達成に近づいており、今後はグロースさせていくフェーズに入るかと思います。
より多くの方に喜んでいただくため査定額をどこまであげられるかという点にも挑戦していきます。

また現在はモノチャージに加え、寄付機能も導入できないかと計画中です。
現状、無料で寄付ができるサービスはまだ少なく、寄付の意思はあっても送料や箱代がかかるとなると腰が重くなってしまう方も現実には多いと思います。Polletの利用ユーザーは子育て世代が中心。チャージだけでなく、寄付というやり方でも休眠資産を子どもたちの未来につなげていけないかと考えています。

ビジネスですので収益はもちろん大事ですが、それだけでなくミッションに向けて邁進し、ユーザーがファンになり、作り手が誇れるサービス作りに今後もチャレンジしていきたいです。

Polletでは自分の意思次第で幅広い業務に携われ、こだわりを持って仕事ができる環境があります。
仕事を単なる労働ではなく楽しめる方、どうしたらよいかを自分で考えられる方、仲間とともにプロダクトをメジャーサービスに育てていくことに興味がある方、ぜひ人気のカフェが併設されているオズビジョンオフィスに来ていただき、カジュアルにお話ししましょう!


インタビューは以上となります。永田さん、ありがとうございました。
今後もオズビジョンのメンバーをご紹介できればと思います。

オズビジョンでは、これまでの経験を活かし、一緒に働いてくれる仲間を募集しています。
もしご興味を持っていただいた方は、以下より募集ポジションをご覧ください。
https://hrmos.co/pages/oz-vision/jobs?jobType=FULL


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