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その辺に転がってた端材でエフェクターボードを自作した

久しぶりのベースの話。

最近BOSS BC-1XとZOOM MS-60B+を導入したので簡易的なボードを組んでみました。
以前に棚をDIYしたときの端材などを使ったため材料費は0円です。


まずは端材にエフェクターを置いて完成形をなんとなく想像しながらけがきます。今回は拡張しない想定なので最低限のサイズとしました。

線に合わせてカットした後はワトコオイルで仕上げました。

が、結論としてはワトコオイルは失敗でした。
下のボードが無塗装の状態なのですが比べてみるとワトコオイルで仕上げた方はただの薄汚れた板という印象に。

ワトコオイルは杢目が美しければ映えるんですがこの手の板には使わない方がいいですな。

気を取り直してアイアンペイント(アイアンブラック)で上書きです。
鉄のような風合いが出る塗料で、このサイズで大体1200円前後。

乾燥させて載せてみました。
エフェクターが映えるようになりましたね。
ジャズベ女子と猫も寄ってきたようです。

当初は木のテイストを活かした仕上げにするつもりで角や辺は少し湾曲するような輪郭に加工してあります。
アイアンペイント仕上げは想定していなかったのでいざ塗ってみると半端にアナログ感が残ってることで消し炭みてぇな質感になりました。でも嫌いじゃないよ。

裏面にはパワーサプライを貼り付けています。
こちらは重力に逆らう形で貼り付けているので外れてしまった時に備えて衝撃吸収用のスポンジゴムを貼り付けています。

四隅の足も端材から切り出しており、滑り止めとしてスポンジゴムを貼り付けています。
面倒なので今回は傾斜はつけていませんが実際に使ってみると前側が低くなるような傾斜があった方が使いやすいので余裕があればつけた方がいいです。


ボードとエフェクターの固定には剥がせる両面テープを使っています。
いわゆる"魔法のテープ"と呼ばれているテープで我が家ではそれなりに実績のある便利アイテムです。

重力に反して壁に貼り付けるようなものもある程度しっかり固定してくれるので、置いたものを固定するという用途であれば安心して使えます。

強力なので塗装面や印字面、シールのある部分は避けた方がいいです。
もし避けられない場合はエフェクター側の底面で覆うようにマステを貼り、それを隔てて両面テープを貼るとエフェクターを保護しながら固定できます。
エフェクター側を覆うことで弱粘着のマステでも保持力を高めるという考え方です。ただ、直接魔法のテープで固定するわけではないのでその分保持力は落ちることは念頭においてください。

魔法のテープを採用して理由としては過去にマジックテープを使った際に剥がしたときの糊残りが酷かったためです。
この両面テープは糊残りすることはなく指でグリグリやれば残らず剥がれるためその点では優れています。


最終的にこんな感じ使っています。

ボードに固定したことでシールドに釣られてズレることも無くなり快適になりました。あと掃除機を掛けるのも持ち上げればいいだけなので楽ちんですね。

最終段にNUXのプリアンプを置いてますが、こちらはDI OUTからのバランス出力とミキサー的な使い方をしています。
DI OUTの他にもAUX INとヘッドホン出力があるので、弾いてる音と練習音源をこの段で合流させヘッドホンから聴くという使い方です。

AUX IN/PO/DI OUTの3つの口がサイドに並んでいます

基本的にプリはMS-60B+で事足りるので組み込まなくても良かったのですがこうした用途が便利だったので組み込みました。
これによりこのボードだけで練習から録音信号の出力までできる便利構成になってます。


過去の記事を読んでいただいてる方はお気付きかと思いますが、以前に購入したB6だけで完結できちゃうんでわざわざこんな構成にしなくても良いんですよね。
ただ、BC-1Xを試奏したらかなり良くて即買いしたのを発端にMS-60B+までも買ってしまったらボード組みたい欲が溢れて今に至ってしまいました。今年の目標崩れまくり。

まだまだ機材は模索中ですがエフェクターボードは以前より興味があったので良い経験になりました。
しばらくこの構成で使っていますが、もしかするとホントにこれだけで良いかもしれないので機材整理フェーズに入るかもしれません。(思いっきり散財しちゃったしね…)

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