「尿的には」 2023.07.27
木曜日。
起床、お弁当準備。朝食、洗濯。身支度。
泌尿器科を受診してみようと思い立ち、家から一番近い泌尿器科を調べて電話をしてみたら午前の診療に間に合ったので行くことにした。
最近読んだしまおまほの小説「スーベニア」の主人公が膀胱炎が再発したかもしれないから薬を飲むという描写があって、そこに膀胱炎は尿検査でわかると書いてあり、尿でわかるんか、と俄然受診のハードルが下がった。以前から頻尿だし量も多い気がして気になっていたのだ。
炎天下を歩いて、うちから15分ほどのクリニックへ行く。道中もうこれは絶対膀胱炎にちがいない、抗生物質飲んだら頻尿は必ずや改善される、これでトイレの心配をしなくてよくなるのではないか、などとギラギラした面持ちで尿を採ったのに、顕微鏡をのぞいた先生に「尿的にはなんの問題もないね〜」と言われてしまった。「尿的には」と初めて聞くワードを頭の中で復唱しながら内心がっかりしていた。
エコーでも診てもらったけれどこちらも特にこれといった懸念もない。すると先生に、明日から3日間、1日で摂取した水分量と排出した尿の量及び回数をチェックして再受診しろと言われたが、これはやらないなと思いながら生返事をする。尿的に問題ないならもういいかな。
肩透かしを食らった気持ちを食で満たすため、オムライスが美味しい店まで歩いていったのにたまたま今日はお休みだった。前にこの店に来た時は、私の前に入店した人の注文でオムライスがちょうど終わってしまって食べられず、代わりに親子丼を食べたのだった。オムライスが好物なのになかなかオムライスにありつけない。
来た道をくるりと引き返し、途中で見つけた韓国料理屋さんにえいっと入店した。お昼の定食の中からポッサム(蒸し豚)を選ぶ。蒸し豚の他にごはんと小さい小皿に入ったおかずが4品と、カゴに入ったサニーレタス。サニーレタスに蒸し豚をのせ、甘い味付けの味噌とキムチやおかずを少しずつのせて口に入る程度の大きさに折り畳み、大口をあけて何度も放り込む。サムギョプサルは焼いた豚だから、「サム」というのが「豚」という意味のハングルなんだろうな、「ポッ」が「蒸す」かな、などと思いながら。(調べたら全然ちがった。)
そのまま買い物して帰宅。
夕食はエリンギとオクラの肉巻き、万願寺とうがらし(みたいなやつ)の煮浸しなど。
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