Seamlessに働く、そして生きるということ
皆さんこんにちは🌞
TOUCA1期生の ゆおです!
6月30日からの3ヶ月を過ごした海士町。
9月30日の朝、フェリーで離島しました😢
そして、半年ぶりに茨城の実家へ帰省し、ちょっとだけ大学に通いました🎓
いよいよ明日、柳川に向けて旅立ちます🕊
ということで、今回は、TOUCA 2クール目の振り返りをしていこうと思います。
「海士町の夏、3ヶ月どうだった?」と聞かれたら、私は迷わずこう答えます。
「もうね、めっちゃ楽しかった。人生で最高の夏休みだったわ。笑」
「夏!」「島!」「海!」の三拍子が揃ったラッキーな2クール目。それはそれは楽しかった。めっちゃ満喫した。
でもこれ、ちょっと不思議に感じる人もいるかもしれません。
「だって、ホテルで働いてたんでしょ?」
「世間の夏休み=ホテルの繁忙期じゃないの?」
もちろんそうです。
ただ、TOUCAって月60時間の現場研修以外は「自由」なんです。ということは、単純計算で行くと、1日4時間・週3-4日だけ働けばいい。
加えて、7月後半からの2ヶ月は、大学も夏季休業期間だったので、自由に使える時間が本当に多かった。
だから、畑やったり、イカ釣り行ったり、飲み歩いたり...。
週末は野球も出来たし、BBQしたり、海入ったりなんかして。
もしかしたら、ここまで夏を満喫したことって今までの人生の中でもなかったんじゃないかな?と思うくらい、ちゃんと夏休みしてました。笑
でもね、いくらなんでも長すぎるのよ、丸々2ヶ月の夏休みって。
それでどうしたかというと...
結局、めっちゃ働いてました。笑
(最初に言ってたことと矛盾してる気がしますが)丸一日何もしない、なんて日はほとんどなく、いつも何かしら予定を入れて、ひたすら全力疾走してここまで来ました。笑
ただ、いま振り返ってみると、これがめちゃくちゃ良い結果に繋がっていたんです。
それは、ある日の朝食シフトの時に起きた出来事でした。
前日の夜、近くの飲食店で働いていた私は、夕食を食べに来てくださった女性2人が、Entôのゲストであることに気づきます。
そして、「明日の朝、Entôで朝食食べられますか〜?」と聞くと、「食べます食べます!」とのこと。「実は私、Entôでも働いていまして...。」なんて感じで話し始め、「えー!そうなのー!」と盛り上がり、ちょっと距離が縮まったところで「じゃ、また明日〜👋」とその日はお別れ。
翌朝、Diningに入ってきた段階で、お互いに気づき、「あ!昨日はどうも〜」なんて言いながら、朝食の準備をしていると...。
「ちょっと相談したいんですけど...」
「せっかく隠岐に来たから、海の幸が食べたくて。でも、夕食はDiningも予約してないからどうしようか、って話してたところなんです。」
「で、隣の島の鮮魚店を調べてたんですけど、ネットで見ると、結構閉まってることが多いって出てくるんですよね。」
この時、2ヶ月前の私だったら、きっと何も出来なかったと思います。
でも、私は伊達にTOUCA1期生として、Entôスタッフとして働いていませんでした。
(何か力になれるかもしれない。)
「もし良かったら、隣の島に知り合いがいるので聞いてみますよ。」
そして、連絡をしてみると…
この朗報を伝えると、お二人はとても喜んでくださり、なんだか私まで幸せな気持ちになりました🍀
さて、こうして改めて振り返ってみると、この一件は、Entôのコンセプトである《Honest》と《Seamless》を体現する良いモデルになるんじゃないかな、と思っています。
スタッフとゲスト、その垣根を越え、新たな関係性を結ぶことが出来る。そんな働き方が実現できるのは、あの日TOUCAが生まれたこの場所、Entoだからこそ、なのかもしれない。
さらに、それは働き方だけにとどまることなく、ここ3ヶ月の暮らし方にも当てはまるはずだ、と私は考えています。
朝10時には仕事が終わってしまう私は、それはそれはエネルギーが有り余っており、周りのスタッフに比べても、はるかに活動範囲が広かった、と自負しています。
そのため、島体験・留学生から地元の方々まで、たくさんの人に出会う機会があり、もはや「Entoスタッフ」ではなく「ゆお」として過ごす時間が大半を占めていました。その甲斐あってか、内と外の視点がどちらにも偏ることなく、それでも、2クール目を過ごした海士町が私にとって、とても大切な場所になりました。
いよいよ今週末から3クール目がスタートします。
目黒、海士、そして柳川。
3拠点の地域を巡る1年間の旅も、ついに後半戦です。
私らしく、頑張っていこう。
※「御賑会(おにぎえ)」については、同じくTOUCA1期生の早苗さんが、めちゃくちゃわかりやすくnoteにまとめてくれています