【親子留学】子どもと一緒にナイアガラの滝2泊3日の旅 Vol.1
本当にこんな大きい滝あるの?
「ママ、ナイアガラの滝行ってみたい!」
代表的なカナダの観光地を息子たちに紹介していた中で、唯一子どもたちが行きたい!と言ったナイアガラの滝。写真でみただけでも、その大きさに子供たちは「本当にこんな大きい滝あるの?」と目を丸くしていました。
日本で見る滝とはスケールが違う、カナダ・ナイアガラの滝。
私自身は高校生の時に両親と一緒に見に行ったとことがあるのだけれど、確かにその時に見た壮大な滝の景色、そして胸の高鳴りは今も鮮明に覚えている。そんな20年も前の思い出の景色を、子ども達に見せてあげたい。そんな思いで、長男の誕生日ということもあって3連休に思い切って母と小学生の息子2人でモントリオールから電車とバスを乗り継いでナイアガラに行くことに決めました。
モントリオールからナイアガラへの距離は約700km
そう、思い立ったはいいけれど、モントリオールからナイアガラまでは約700kmの道のり。日本でいえば、東京から青森、東京から香川県へ行くくらいの距離。ナイアガラへの直行便はないので、モントリオールからトロントまで飛行機、そこからバスでナイアガラ市内に向かうか、モントリオールからトロントまでバスか電車で行き、そこでトロント市内からナイアガラ市までのバスに乗り換えて向かうか、どちらかの選択となります。
スムーズにいって7時間
今回は、私個人がカナダのVIA鉄道に乗ってみたいこともあって、時間はかかりますが、トロントまではVIA鉄道に乗って向かうことにしました。スムーズにいったとしても鉄道に乗って5時間、バスに乗り換えて2時間の合計7時間の移動時間となります。初めての鉄道、初めてのトロント、私一人で大丈夫?と不安もありましたが、子どもたちにナイアガラの滝を見せてあげたい!この一心で鉄道やバスのチケットを事前予約し、ナイアガラの滝のそばのホテルを予約しました。
朝5時半に出発!
せっかく行くなら、できるだけ長くナイアガラの滝に滞在できるよう出発は早め。VIA鉄道のHPに出発の45分前に着くようにと注意書きがあったので、念のため出発の1時間前を目指して到着。初めて行く場所なので、余裕をもって…と思ったのですが、案の定、道もすいていて早く着きすぎ、モントリオール空港近くのビア鉄道駅の待合室にはほとんど誰もいませんでした。カウンターの女性にチケットを見せて、パスポートを見せたり、スーツケースの荷物の重さを計るかなと思いきや、チケットだけ見せたらすぐに”OK~”で終わり。一瞬で手続き終了。「ママ、早く着きすぎでしょ!!」とこどもたちに怒られつつ、眠い目をこすりながら電車が来るのを待ちます。
7時15分出発。トロントへの車内は快適🎵(所要時間:5時間)
7時ーー。朝日が上がる中、オレンジ色の光を受けた電車がやってきました。モントリオールの鉄道のホームは低く、それだからか電車自体も大きく感じます。「これどうやって乗るの?」とびっくりしていた二人の前で、電車のドアが開き、飛び出る階段にビックリ。電車の前で記念撮影を済ませて、いざ乗車。
予約したのは、真ん中にテーブルがある向き合っている席。席に座って車掌さんにバーコードチケットを読み取っていただき、これでトロントに行ける!と、私も一安心。子どもたちは、向かい合わせの電車の席が初めてなので「めちゃいいじゃん」と喜んだのもつかの間、リュックからiPadとヘッドフォンを取り出し、念願のゲームスタート。
ここから電車で5時間ーー。
ゆっくり走り出した車窓からみえるオレンジ色の朝日はとってもきれい。車内販売でコーヒーを買って、静かになった子ども達と移り変わる景色を見ながらゆっくりした快適な時間となりました。
都市モントリオールを出て、ガタンゴトンと電車にゆられながらみるまた別のカナダの姿。地平線まで続くんじゃないだろうかと思える黄土色の小麦畑。子どもたちが「え?海??」と間違えるほどの大きなセントローレンス湖。目を凝らし、湖の対岸をみえるのは、もうアメリカ。5時間の列車の旅は、思ったよりもあっという間に過ぎていきましした。
列車はトロントの中心地「ユニオン駅」に到着。時刻は12時になろうとしている頃でした。
バスの乗換のため、ユニオン駅→トロント・ピアソン国際空港へ移動(所要時間:40分)
残念ながらユニオン駅発ナイアガラの滝行のちょうどよい時間のバスがなかったので、ユニオン駅周辺でブランチを食べてすぐに、トロント・ピアソン国際空港へ電車で移動。大体空港行の電車で40分くらい。15時発のバスに間に合うために、1時間前には空港についていたいなと早めに出発。息子たちからは「早すぎ!」と言われたけど、初めての場所だし、ちゃんとバスまで多取り付けることができるか心配だからね。我慢して~となだめながら出発!
でも、それが功を奏したんです。案の定、空港で迷ってしまいました(涙)
Google Mapやeチケットの地図を見ても自力ではたどり着けなかったので、案内人の服を着た黒人のおばちゃんに聞くことに。出発まで残り30分…。急いでその人の言われた場所にいくも、その場にあったのは違う会社のバス!バスの乗車案内をしているお兄さんに、eチケットをみせて場所を尋ねると、
「ここではない別のターミナルだよ!無料のターミナル間のバスにのらなきゃ」と。
え!!!?ターミナルの場所が違う?!
終わった。乗り遅れるかも…。そこから走り、ターミナル間のバス亭があるといわれるところを目指し、子ども達とスーツケースをもって必死に走り、エスカレーターも走って上りました。ハァハァと息切れしながら、ターミナル間のバス停につき、最後に念のため別の案内人の服を着た黒人のお姉さんに、ナイアガラ行のバス亭の場所を聞きました。
「すぐ下の階だよ!このターミナルであってるよ」
え!!!?また言うことが違う。もう、何が何だかわかりませんけど?
でも、ここは賭けるしかない。自信をもって示してくれる親切そうなこのお姉さんを信じるしかない!!
残り出発まで10分。またエスカレーターを走って下におり、子たちを励ましつつ、空港をエクスキューズミーとか言いまくりながら走って走った。汗だくでお姉さんが言ったとおりの場所に到着。そこには、ちゃんとナイアガラ行のバスがあり、中に乗客を案内していたところでした。
右往左往とはまさにこのこと。適当なことを言う人にもいるから注意しないとね。何はともあれ、これでナイアガラに行ける!!
空港からナイアガラの滝(所要時間:3時間)
1時間半~2時間でつくはずが、道路工事のためナイアガラまでの道が渋滞していて、大幅に到着が遅れて3時間バスに揺られることに。ここで早起きや空港で走った疲れも出てお昼寝タイム。起きたらナイアガラが見えると思うと楽しみで仕方なかったです。
家を出てから13時間。ついにナイアガラに到着!
すったもんだありながらも、待ちに待ったナイアガラへ到着。家を朝5時半に出て、バスを降りたのが18時半。目の前に広がるナイアガラの水しぶき。こんな感じで無事13時間かけてナイアガラに到着することができました!
苦労したあとに見るナイアガラは、文字通り最高でしたよ♪
次回は、子ども達と過ごしたナイアガラの時間を紹介したいと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました!