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ハヤシライス

ハヤシライスはいつも三國さんのレシピで作る。

ハヤシライスのルウを使うのではなく、
代わりにお好み焼きソースを使うのが特徴のレシピ。

お好み焼きソース?と
作っていると驚かれるけれど、
お好み焼きソースのなかに入っている「デーツ」が良い味を出してくれるらしい。

一度なんとなく作ってみたら、
市販のルウを使うよりもずっと好みの味で
そこから定期的に作っている。

良い牛コマ切れ肉が安く手に入ったら、
ハヤシライスチャンス、と月一回くらいのペースでは使っている気がする。

近所のスーパー、ディスカウントストアの形態をとっているのもあり、なんでも安くて助かるのだけど、
品質がとっても良いかと言われると、
それはやっぱりお値段それなりのクオリティ。
特に肉とか野菜とかの生鮮食品の鮮度がどうしても気になってしまい、なーんか他に良いところないかなぁとずっと考えていた。

先日、旦那の職場の方の奥さまに会ったとき
たまたまその話になり、
駅直結のショッピングモールの地下のスーパーの方が、品質はイイと思う、と教えていただいた。

駅に行く用事があったので、
帰り道に早速そのスーパーに寄り道。
確かに、野菜とかひとつみてもこっちのが新鮮な気がする。少し歩く場所にあるのでたくさん買って帰れないのが何点だけど、生鮮食品だけでもこちらで調達するのが良いかもしれない。

こういう生活にまつわるちいさなこと、考えるのめちゃくちゃ楽しい。

学生時代はてんで家事しないひとだったので
てっきりこういうのには向いてないと思い込んでいたのだけれど
長く家にいる機会があってから
生活の小さなことをゆっくりしっかり考えるのが意外と好きなんだってことに気づいた。

この歳になって、「自分これ好きだったんだ」と気付くのは嬉しいし、楽しい。
まだ自分の知らない「自分が楽しめるもの」の可能性に気づかされてワクワクする。

新しいスーパーで買った肉は、
やっぱり近くのディスカウントストアより美味しかった。
でも多分、一番は百貨店のなかに入ってるお肉屋さんとかに行くのが良いんだろうなぁ。
今度はそっちに行ってみようと思う。

ハヤシライスをつくるときに限らず
肉にはお酒をちょっと入れて煮込めば、どんな肉も多少は柔らかく、臭みもなくなる。
ハヤシライスの場合は本当はブランデーを入れるべきなんだろうけど、越してきたばかりで切らしていたので料理酒をちょっとだけ入れるので誤魔化した。塩分を含んでしまうので、その分肉の下味を調整した。

ルウと違い、自分である程度味の調整ができるのが
自分で味付けをするときの良いところ。
最後に醤油を少し多めにまわしがけることで、ちょっと安心した味になる。
書いてて思ったけど、私の作るハヤシライスは大分和風な味付けかもしれない。

飴色に染まった玉ねぎと、柔らかいお肉と、デミグラスソースの相性がぴったり。とろりとしたソースはご飯にもよく合うからついお米を食べ過ぎてしまう。

家にいる時間がとんと増えたので、
ちゃんと動かないとあっという間に太ってしまうかも。気をつけなくちゃ。

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