ありがたい泥聖杯
※ただただ私の性格の悪さを露呈させる性癖語りです
※何か、誰かを侮辱する意図はありません
日本刀の価値とは、個人的に実用性、美術的価値、歴史的価値で構成されてると思っています
皆様ご存知の通り刀が武器になる時代ではございませんので、この令和の世において、国宝や重要文化財になっているような日本刀と言いますのは美術的、歴史的にも高い価値を持っているのが大抵と言えるでしょう
燭台切光忠という刀は、残された押し型から華やかな紋様であったとされています
残されている記録では、気に入られて持ち去られたり、欲しいと懇願されていたりとそれだけでも大変美しい刀であったと察せられます
無論実用性は高く、名前の由来も家臣とともに青銅の燭台を切ったという逸話に因んでいます
その名付け親はご存知伊達政宗、そこから水戸徳川家に大切なものと伝わった歴史的価値も高い刀であります
さて、そんな彼ですが100年ほど前、大地震による影響で焼刀となってしまいました
どれだけ過去に美しくあろうと、焼けてしまえばその影はなく、実際ひっそり展示されてた時も「焼刀を飾るな」という声もあったと聞きます
そのためか焼けてから長らく表舞台に立っていなかった刀が、2015年、とあるゲームの影響で有名になりました
空港に飾られたり返礼品の代わりのお触り券が完売したりと色んなことがありましたが、ついに2019年4月、被災刀剣ではなく日本刀として、焼刀としては異例の認定を受けました
多くの人は、これを「良かった」と受けとりました
はい、もちろん私は違います!!!
いや、認定するななど言うつもりはありませんし、そうは思っていません
焼刀はその美術的価値を無くし、当然もう何も切ることができない
ただその身にあるのは歴史的価値と、焼けた黒い鉄のみ
「日本刀」になってしまったことで、美術的価値も歴史的価値も揃った刀達と同じ舞台に上げられてしまいました
これって、ものすごく残酷なことじゃないですか?
個人的な推測ですが、焼けてなければ少なくとも重要文化財にはなっていた刀だと思います
そんな、言ってしまえば在りし日の栄光を引きずりながら、未だ美しく存在する刀と比べられる
しかもそれを良かったと言われる
あ〜〜人類残酷だな〜〜〜!!!!!!!
その刀の「価値」を焼けただけで無いとするのもやっぱり有りとするのも人類の勝手なんだよな〜〜〜!!!!!!!!!
燭台切自身は何も変わってないのにね〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!
人類愚か〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でもそういうのいいよね
ここらで、夜道で背中から刺されそうな性癖語りを終わりにします
最後まで読んでいただきありがとうございます