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愛 I EYE の大切さ
テレビドラマは見始めると、続けて見てしまいます。
始めはさほど関心がなくても、何かの拍子で見続け、そのドラマのとりこになってしまいます。
アイのない恋人たち
テレビ朝日系列で日曜日の午後10時から放送されている「アイのない恋人たち」が気になり始めました。初めて、このタイトルを聞いたときは「アイ」をカタカナにして、時代にへつらったドラマだと思い、見る気はしませんでした。
ところが、新聞のテレビ番組の紹介欄に載っていた記事に目がとまり、「アイのない恋人たち」を見てみようというに気になりました。
それは「アイ」に注視したからです。このドラマで語っているアイは「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」の三人の高校の同級生が15年経ったときの話です。
30代前半の若者を取り巻く恋愛や結婚、悩みなど話が題にしているドラマで、私たち中高年以上が知らない世界が舞台です。若い脚本家が書いた作品と思いきや、私より5つ下のほぼ同年代の脚本家、遊川和彦さんの作品と知りました。
どの世代にもある共通性がドラマに流れており、現代のマッチングアプリなどを絡めた、現実感が表現されているといると思いました。
遊川さんは「家政婦のミタ」や「GTO」のヒット作を生んだ脚本家で、NHK連続テレビ小説では「純と愛」の脚本を書き、それまでのNHKのテレビ小説にはない、斬新で過激な表現が批判されるなど、一味違う作品として話題を集めました。
愛 I EYE
愛とIとEYE、みなアイと発音します。日本語と英語、関係がないようなあるような感じがしますが、人にとってアイという言葉が大事なことがわかります。
確かに、愛とは何か、わかっているようで、全然わかっていない気もします。
大切なことは理解していても、どう愛をあらわすか、伝えるか、愛の本質は?と問われていくとわからなくなりますが、人々はみな、愛の大切さだけは自覚しています。
わかりにくいけれど、大切なもの、そういった共通のものを感じるから、今回も愛がドラマのカギとなる言葉にした気がします。
このドラマは福士蒼汰さん演じる主人公の久米真和はマッチングアプリで3回出会った女性とは連絡を絶つ」を決め事にしており、人を愛したり、愛されたりすることから逃げています。といいつつも、同級生との友情には義理堅い面もあり、愛情の表し方が一様ではありません。
親が子供に対する愛は無償の愛であり、惜しみなく愛が与えらます。大阪の読売テレビで放送している夕方のニュース報道番組の「テン」の最後に「その日誕生した赤ちゃんを紹介する「めばえ」というコーナーがあります。赤ちゃんとお母さん、お父さんが映しだされます。
無垢な赤ちゃんの顔からは、この世に生まれた純粋な安らぎが伝えられ、両親は最も美しい笑顔で我が子の誕生を感激する様子が画面にあふれ、他人の私たちにも感動が共有されます。
常に我が子が誕生した日の喜びを忘れずにいたなら、親子不和も親子をめぐる悲しい事件も起きないはずです。それを忘れてしまうから悲劇が起きる、諍いが起きるのです。
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