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#03 Watch

わたしは3つの腕時計をつかっている。

EXCEED, CITIZEN


就職祝いに、父方の祖父から贈られたもの。秒針が正確。母が祖父のお金を預かり、二人で買いに行った。カラーはシルバー。電池交換は1回だけ。7年間、お仕事中は右腕についていた。

シンガポール、台湾、韓国、オーストラリア、ヨーロッパでも一緒だった。ちゃんとタイムラインに合わせて動いてくれる優秀ちゃん。8年目になって、カードホルダーにかけるようになった。いまも、業務中は一緒。この時計をつかっているとき、わたしはスイッチオンになる。

must de Cartier, Cartier


ケースサイズがSM。ちょっと小さめでかわいい。秒針がない。盤面がゴールド、シルバー、ピンクゴールドの3色でめちゃかわいい。

24歳の夏、名古屋で一目ぼれしたヴィンテージ。夏のボーナス一括払い。15万円。人生初の10万オーバーの買い物。社会人になった実感が湧いた。買ってしばらくはお家で飾って、休日に使った。当時のわたしにとって、アクセサリーウォッチだった。

30歳の冬、そろそろ職場でつけても言われないかなー、とデイリーユースすることを決意し、思い切ってカルティエブティックに行った。ベルト・尾錠を正規品で交換。人生初の一人でハイブランド店。とても緊張した。業務中、3色の盤面とブルーサファイヤが目に入るたび、やる気がでる。この時計もわたしのやる気スイッチである。

O, ISSEY MIYAKE

30歳の夏に購入。プラスチックウォッチ。デザインに一目ぼれ。秒針がない。半袖からのぞく腕につけると、バングルみたい。クリアカラーが夏にぴったり。アクセサリーウォッチ。

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秒針が正確であることが、定職についたときは必須条件だった。
30歳になって少し変わってきたのかもしれない。
変わる自分と一緒に過ごすのはとても楽しい。


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