パパ休暇に思うこと
最近、育児休暇を取得する男性社員が増えてきた。『パパ休暇』である。
目的は、妻の産後の育児サポート、そして職場復帰をスムーズにするためらしい。だから2回取れるようだ。
世の中の流れなのだと思うが、これだけで満足しないで欲しいなと思う。
特に私達の親世代やすでに子育てを終えている人達から、『昔に比べたら、あなたたちは幸せだよ、昔は女性だって育児休暇を満足に取れなかったよ』など、言われるることがある。
そうなのかもしれないが、時代や社会の熟成度により、当たり前は当たり前ではなくなる。
日本は昔に比べたら良くなっているのかもしれないが、先進国でかつ文化レベル、今抱えている少子化問題を考えると、もっともっと、スピード感をもっと変わらなければならないと思う。
だから、パパ休暇は、まだまだ序の口。最初の一歩。
子育てや介護の責任が、今までは女性だけに重くのしかかっていた状態から、すこし荷を軽くしてあげた程度だと思う。
無いよりはあった方がよいけど、パパ休暇率を上げていくことだけでは、不十分だと思う。
社会全体で、子育てや介護の負荷を減らしていく、金銭的な面、精神的な面、様々な面で抱えている課題を、自分達だけでは解決出来ない課題をサポートできる社会にしていきたい。
特に、子育てに関わる女性が抱えるハンディを明確にし、社会的に不利にならないようにして欲しい。まだまだそこまで至っていない。
いじょう!
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