映像研には手を出すな!
漫画には財布の紐がゆるゆるになるこの頃です。芸術の秋なので、まあいいでしょと言い聞かせています。
「映像研には手を出すな!」
アニメ化、実写映画化が決まっており、今話題の作品です。
しかも、実写映画のキャストが乃木坂のメンバーということもあり、個人的に期待値がとても高いです。
感動する!という感じではなく、「すごっ」という感じです。特に作画と作者の労力が。読んでいただければわかりますが、とにかく作画の細かさに驚かされました。
ストーリーとしては、映像研究会を舞台にした、女子高生3人のお話になります。しかし、まったく恋物語とかは出てきません。笑
とにかく、「登場人物の映像に対する情熱」 これに尽きます。
主人公たちのように、高校時代に熱中できるものがなかった私からすると、羨ましい限りです。この、情熱と作画の細かさが見事にマッチして読み応えのある作品になっています。
(一巻より、抜粋)
まるでジブリの原画のようなクオリティです。
一方で、ストーリー性は感動できる!という感じではないです。笑
作品の設定のアイディアを探すために出かけたり、タヌキ探したりします。
まだ4巻までしか出ていないのですが、登場の個性的なキャラクターのみが先行しており、それぞれのコンプレックスや、葛藤みたいなものはまだ語られていません。(水崎氏と金森氏は多少ありましたが、深くは踏み込んでいなし)
そのためか、まだ内容の「濃さ」は足りないなーと個人的には感じてしまいます。いい意味ではさらさら読めます。
・乃木坂の実写化について
乃木坂が実写した作品で思い浮かぶのは、あさひなぐですが、乃木坂勢揃いという感じであまり好きではなかったです。
しかし、この作品は、乃木坂のキラキラした感じはなくオタク感の強さが必須となるため、とても演技に注目が集まります。
スポーツ漫画のように、クライマックスで決勝選で戦うようなこともないため、オチの付け所が難しいところではありますが、作品の緩さを崩さない感じでストーリーラインを組んでいく形が良いと思います。別に、乃木坂をつかっているからどうとか、宝の持ち腐れとか考えずにやってほしいですね。
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