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【30代を目の前にして】留学日記#13 プラトー期を生き抜く

プラトー期という言葉を知っているだろうか。
英語に限らず、学習において、伸びを感じなくなる現象らしい。
受験生を経験した人や今受験生の人は感じたことが、感じることがあるかもしれない。

留学1ヶ月目

留学に来て1ヶ月くらいのとき、ホストマザーから突然、「あなたは本当に英語がよくなったわ」と言われて、加えて友人たちからも、「本当に英語できるようになってきてるよね」と言われた。

このとき自分でも先生の英語が聞き取れるようになり、短いがセンテンスで話せるようになっていたので実感があった。
(元々が酷すぎたのもある…)

プラトー期の始まり

これに慣れた今、どうやってこれ以上伸ばせばいいのか悩みどころである。
成長が感じられない…

まだまだボキャブラリーも足りないし、それによってリスニングもできないし、リスニングができないと会話もできない。

ボキャブラリーに関しては、単語帳をやってるがいざ話すと言うときにポッと頭に浮かんでこない。
これがまた悔しい。

精神的に苦しい時期でもありネットで調べるが、

  • 勉強をやめてみる

  • 諦めず勉強を続ける(やり方などを変えてみる)

と言った感じで相反する回答が出てきた。
今勉強を止めるのは不安なので、勉強を続ける方針。

先生にも相談してどうすればスピーキングがうまくできるようになるのかと聞いたところ、

  • ボキャブラリーを増やすこと

  • たくさん間違えること(話しまくって練習するしかない)

とのことだった。
単語帳は毎日やってるのと、教科書の単語もフルで覚えているのでこれは続けていこうと思う。

もう1人の先生に聞いたところ、まさにプラトー期の話になり、「今は頭が整理中だからある日突然できるようになるわ!」
と言ってくれた。
少し休んでもいいかもとも言われた。

オーストラリアに2年住んでる友人も、初めて来て1ヶ月くらいのときそれになったと言っていた。
彼女は音楽が好きなのでひたすら音楽を聴いて少しでもリスニングやボキャブラリーを増やしたとのこと。
私も気分を変えて勉強するかな。

プラトー期、生き抜きプラン

プラトー期に計画的に勉強から離れるのはいいとして、やる気をなくしてしまう人もいるらしい。
私はせっかく留学に来ているので、英語を楽しむことを考えて、とりあえず、コンバゼーションイベントに参加してみた。
(なお体調や時間を考えつつできるだけ今も参加している)

図書館コンバゼーション

ブリスベンでは決まった曜日に図書館で無料のコンバゼーションイベントが開催される。
英語を勉強中の人や他国からオーストラリアに移住してきた人たちが、英語でコミュニケーションを取るイベントだ。
国籍は韓国と日本がダントツで多いが、英語を話さなければならない環境にいるためかなり練習になる。
中には20年オーストラリアに住んでいるという方もいて、年齢も10〜60代と様々。
たった1週間の旅行でもこのイベントに参加する人もいる。

やはり日本といえばみんな「食」と「アニメ」を褒めてくれる。

「食」を褒められるのは嬉しい。
オーストラリアの「食」は美味しくないし、私はオーストラリア以外の国に行ったことないから、やはり他国の食は美味しくないと感じるのかなと思っているからだ。

「アニメ」に関しては、私はめちゃくちゃ見るのでこれがもってこいの話題。
オーストラリアに来てから見れてないが、ジブリ作品やジャンプアニメ、有名どころは一通り見ていた。

これをきっかけに他国文化の話題にもなり、会話の練習だけでなく文化の勉強にもなる。

ベテランの英語はスピードが早かったり単語が難しくて聞き取れなかったり、うまく話が通じないこともある。
何度も心をへし折られた。

Barを借りた他国ふれあいイベント

図書館のイベントのように他国の英語を話したい人たちが集まるが、こちらはフードやドリンク、アルコールがある。
普通にレストランというかバーなので、うまくいけばオージーの方とも知り合うことができる。

曜日を変えて2種類ある。
水曜の開催は、オーナーがみんな等しく会話できるようにランダムで班を分けてくれ、班が同じになった人たちと会話をする。
また時間が来たらローテーションと言ったシステムだ。
木曜の開催は、水曜と違い特に班わけがなく、自分から話に行くか、話しかけられるの待つかになる。
こちらの方が難易度が高く感じる。

それぞれのイベントではInstagramの交換などをして連絡を取り合い、その後もカフェに行ったり、食事に行ったり交流することもある。

継続事項

・毎日単語帳
・Duolingo
・教科書の単語やコロケーション暗記

こちらはデスクワークになるが、習ったことをコンバゼーションで使うために継続する。
毎日一個でも新しく覚えた単語を使えればいいなと思っている。

プラン実行3週間

1週間目

とてもハードに参加してみた。
月曜→なし
火曜→図書館
水曜→Barイベント
木曜→図書館、Barイベント
金曜→図書館
土曜→なし
日曜→友人宅にて一生英語環境。

1周目はほぼ毎日参加したが、あまり変化は感じられなかった。
なんなら自分のリスニング力の無さとスピーキング力のなさに落ち込むばかり。

でも友達にこれを話したら、「俺は打ちのめされ慣れたよ」と言ってくれた。
彼は一人で図書館のイベントに参加しており、私はまだまだ足りないんだなと実感した。

またオーストラリアに2年ほど住む友人にも、「私もまだ自信ないけど、やっと少し慣れてきたって思うよ」と言われた。

英語力を伸ばすのって難しい。

2週間目

先週の疲れがすごかった。
初めてオーストラリアに来た時もそうだが、英語ってだけで2倍疲れる。
コンバゼーションとなると、「話題を考える」「質問を英語に変換」「英語で話す」「聞き取り」と頭をフル回転させる。

月曜→なし
火曜→図書館
水曜→なし
木曜→図書館
金曜→なし
土曜→なし
日曜→ハイキングにて少し色んな人と会話

この週は少し休憩週間にした。
Barのイベントは図書館のコンバゼーションより体力を使うため今週はどうも足が向かなかった。

自分的には相変わらずリスニングやスピーキングがうまくできないなと感じた。

このままこのコンバゼーションイベントに参加してて意味あるのかな…とも。

3週間目

月曜→祝日でお出かけ先で少し会話
火曜→図書館
水曜→Barイベント
木曜→図書館、Barイベント
金曜→特に参加なし
土曜→なし
日曜→お出かけ先で少し会話、図書館

実はこの週から少しプラトー期を抜け出し始めた、気がしてきた。

自分では気づかないうちなのだが、以前より格段に英語が聞き取れるようになってきたと実感する。
実感できた理由の一つは、人と会話をするときに以前よりもコミュニケーションがとりやすくなったこと。

昔は聞き返した言葉も聞き取れず相手を困らせてしまったが、聞き返した時に「あ、そういうことね〜」ってなるようになった。
スピーキングはまだまだ単語だったりショートセンテンスになってしまうが、学校で習った文法や発音を少しずつ使えるようになってきた。
さらに単語も以前より頭に浮かぶようになってきた。

またスピーキング練習はコンバゼーションイベントだけでなく、学校にいる先生へダル絡みや世間話をするということもしていた。

毎日、校長に「How are you?」だけ聞きに行ったりして、仲良くなり世間話もするようになった。転校手続きや、授業の内容の提案など、やりたい放題会話しに行った。
多分とっても忙しいのに笑

教育担当の先生には毎日英語日記の添削をしてもらった。
入学当初はこの先生の英語が早くて聞き取れなかったのに今では会話できるまでになったなと思うと感慨深い。

ホームワークワークショップに参加することもしていた。
主に教科書のわからないところなど、自習や宿題でわからなかったところを聞くワークショップなのだが、週3であるのを毎回参加した。
何がどうわからないのかを英語で説明し、向こうも英語で返してくる。
うまくわからない内容が伝わらないこともあったが、今ではなんとか伝わるようにだけなった。

やたらとワンダーウーマンのグッズ持ってる先生には、「DCコミックがお好きなんですか?」って聞いた。
「すみません、私はマーベル派ですって答えた笑」
この先生は教室で勉強してたら、勉強頑張ってるからってお菓子をくれる先生だった。
なんの授業も担当していないのに笑
その後たまたまリスニング授業の担当の先生になった時には私の名前を覚えてくれていた。
これはアメコミの話をするしかないでしょ!

まぁこうやって先生でも気になることがあったら聞いてみたり授業以外でコミュニケーションを取ることで、英会話の機会を増やした。
世間話はとっても楽しく英語を話せるのでいいなと感じた。

まとめ・感想

まだ完全に抜け出せたわけでも、英語が完璧になったわけでもないが、今回の経験で、休むのも大事だし、学習方法の視点を変えることも大切だと学んだ。

休日に一人でトレイルを歩いてるとたまに話しかけてくれたり、案内してくれるオージーがいてくれる。
そんな何気ない英会話ですら私には大事な練習であり、勉強なのである。

オージーはフレンドリーなのでこちらが話しかけても答えてくれる😏

むか〜し、韓国語を勉強してるときにあった、単語やイディオムを聞き取れるようになると嬉しい感覚が今英語で発症していて、オージー英語をとにかく聞きたくてしょうがない!

プラトー期真っ只中は本当に辛いけど、私は勉強を休んで完全に離れるのではなく、英語の触れ合い方を変えてみるのがいいかなと思った。
私にはこれが合ってるのかも。

勉強をやめるのではなく、変える。

英語(言葉の勉強)は特に、リスニング、ライティング、スピーキング、リーディング、グラマーと5つも技法があるからどこに重点を置くかでいくらでも変えられる。

きっとプラトー期はまた訪れるけど、次は次でまた違う英語のふれあい方を探していこう思う。

オーストラリアでの英語の勉強法に関してはまた後日書いていこうと思う。(私の個人メモ程度)

ちなみに今絶賛バリスタコース中で、オージーの早口英語をひたすら聞き取りながらコーヒーを作っている。
聞き取れない、話せないとか言ってられない。

実は昨日、初めての担任の先生に、「あなたの英語、リスニングやスピーキングは成長してるわ!」と言われた。
来た当初を知ってくれているからこそ言われると嬉しい。

まだまだ英語は低レベルだけど、怖かった外国人(英語圏の人)を怖く感じなくなり、英語でコミュニケーションが取れるようになったことが今の所の成長かな。
むしろ、中国人に中国語で絡まれた時や英語が通じなかった時の方が怖かった笑

さて、今日も近所を少し散歩してきますか!

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