香りでつくる、人生の節目
3月は終わりの季節。
大人になると、人生の節目は自分でつけるものなんですね。
学生時代のような入学も進級も卒業も、ないもん。
だけど、桜は「また、がんばろ」と自然と思わせてくれます。
ソメイヨシノはまだだけど、街にいろんな桜が咲き出しました。
濃いピンクが可愛い、寒緋桜。
うつむいて咲く姿が、なんとも奥ゆかしい。
やさしく華やかな大寒桜。
うっすらと、お化粧品のような匂いがしました。
やぁ〜美しい。
そうそう、桜といえば、元祖・期間限定スイーツ。
桜餅、もう召し上がりましたか?
しっとりと桜の葉っぱを纏った和菓子。
これが、いい香りするんですよね。
急須で濃いお茶入れて、春が来たなぁ〜ってしみじみしたい。
ところで、桜餅って、関東と関西でだいぶ違うみたいですね。
関東は小麦粉の薄皮、関西は粒々したお餅って感じです。
今回は、関東をクローズアップ。
日本で初めて桜餅を作ったといわれる和菓子屋さんに行ってきました。
東京、押上駅・スカイツリーから歩いて15分、創業300年以上の老舗「長命寺やまもと」さんです。
なんと!1個の桜餅に3枚もの葉っぱが使われています。
もう、香りが贅沢。
香料と違って、本物の香りは心地よく奥行きがありました。
あ、この葉っぱ、食べます?食べません?
長命寺やまもとさんは、食べなくていいとHPで明記しています。
え〜もったいない、ほんのり塩味で一緒に食べるとおいしいのに。
確かにおいしいのですが、この葉っぱ、見た目以上にとっても逞しくて3枚も食べると、もう顎が疲れて味わうどころではないです。
なので、わたしのおすすめは1枚だけ、それも葉っぱの先っぽだけ食べるのがよろしいかと思いました。
隅田川の土手には桜並木。
近所には王貞治が少年時代に野球を練習した小さな公園もあります。
桜餅片手にプチ歴史散歩、いかがでしょうか。
(注・桜が咲く頃は、売り切れることもあるそうです。)
では、またね!
今日も、最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
ごきげんよう。
【参考資料】
・長命寺さくらもち(やまもとさん)https://sakura-mochi.com/products/
・道明寺(関西の桜餅の材料)https://www.domyoji.jp/hoshii.html
・松崎町(桜の葉っぱ)https://www.town.matsuzaki.shizuoka.jp/docs/2019011700029/