「世界で一番みじめな男」を大真面目に深読み考察する世界で一番みじめな人間
#みじめダンス で今話題の(大嘘)世界で一番みじめな男という歌を知っているだろうか。何度も聞くほど「いい曲なのでは?」と感じるスルメ曲ですが、歌詞があまりにも詩的すぎる。
そんな曲を大真面目に深掘りして行く激キショ限界人間の記事なので耐性のある方のみお読みください。(何の耐性?)
「世界で一番みじめな男」とは
ゲーム実況者グループ「ナポリの男たち」のすぎる(SUGIRU)が作った曲こそが「世界で一番みじめな男」である。
毎年彼らが何故年末歌うのか。そんな野暮なこたぁ聞くなよぃ。(なんでとか無い)
まぁ、、、見てもらって、、、ネッ、、、
5:03ぐらいから始まります。
見てもらって分かる通り、映像のせいで初見は歌が入ってこない。本当に本人映像キツイが優って歌の記憶か飛ぶんですが、映像なしで歌だけ聞いて欲しい。
え、良曲すぎん???
槇原敬之オマージュの曲調と詩的で記憶に残る歌詞
つい口ずさみたくなるフレーズ、、、
無意識に頭の中で流れる度に歌詞を深読みしてしまう。
歌が入ってこない方の為に歌詞を見ていきましょう。
歌詞全文
、、、非常に良い。
特にサビの部分にキラーフレーズが多すぎるッ、、、!!!
ひとつずつ大真面目に深読み考察していきます。
※あくまで私のイチ意見なので、他の解釈も沢山あると思います
深読み大考察
大前提として、この曲全体のストーリーは
恋人同士だった二人が別れ話をして
元恋人になった「君」を想う未練の失恋ソング
だと解釈して進めていきます。
では一つずつ私なりに読み解いてみましょう。
Aメロ
最初に話した通り、別れ話をするために列車で「君」の元へ行くという場面で始まるAメロ。
この場合、自分から別れ話をしに行くというよりは「これで最後になるんだろうな」と振られるのを覚悟して向かっているという状況だと思います。
列車に乗っている間「君」との日々を思い返す。その中で「君」の美しさに重ねて、日常の花や虹をも美しい感じる感情が生まれていたことに気づき、世界が美しく見えていたのは「君」が居たからだと思える。
「君」も、この感情も=生まれてきてくれたのありがとう
(お察しの通り終始この激キショな感じで進めていきますよ)
Bメロ
ネットとかでもよく見る、男女平等だの男が奢るべきだのあーだこーだ言われている今の男女関係。そういった令和の時代背景のことを言っていると思うのですが、
彼氏、彼女という男と女の関係ではなくなっているということもダブルミーニング的に表してるのでは?!と、深読み侍シャキーン
そんな男、女ではないけれど最後のディナーは奢って最後まで男としてカッコつけさせて欲しい。と男らしく振舞いたいのとは裏腹に「ヤダヤダ!」なんて言って必死さが目立つ。ぶりにゃん要素も入ってますね。
すぎにゃん、ぶりってるよ。
サビ①
キターーーーーー!!!!!
みんな大好きなサビ一発目のキラーフレーズ!!!!!
“ジェリービーンズの色を数えて 君の好きな色だけ見えない“
ここが一番様々な解釈がある部分だと思います。ざっと思いつくだけでも
無意識に「君」の好きな色ばかり食べてしまっていた
「君」が好きな色だけ食べた後のジェリービーンズの袋を捨てられずに持っている
自分の日々=ジェリービーンズ から「君」がいなくなった=君の好きな色だけ見えなくなってしまった
「君」が居ない事を受け入れられず、涙で見えなくなってしまった
など。色んな解釈があると思うのですが
どれも「君」が居なくなった事に悲しみ、引きずっていることの表現だと思います。
続いて、
”一人ぼっちのミルクティー ガスの抜けた古いCoke”
これもなかなか深読みしたくなる表現。
二人分の飲み物を用意していて「君」にはミルクティー、自分にCoke
用意していたが「君」は手を付けず残っている=一人ぼっちのミルクティー
自分は栓を開けたが飲み切れずガスが抜けた甘ったるいCokeが残っている。
炭酸が抜けてしまっているので、Cokeとして成り立っていない甘ったるいだけの飲み物=もう終わってしまった思い出だけど、変わらず甘い記憶として残っている。
といった表現なのかなと。
こちらも「君」が居なくなった悲しみと、幸せだった甘い記憶を思い巡らせている感じですね。
先程よりは、引きずるというよりかは少し前向きに、思い出にしようとしているようにも捉えられる、、のか?(知らんがな)
サビ②
ここもSNSのプロフィールとかに載せたくなる良いリリックですよね。
”サヨナラの傷みはハニーパイ”
これ、ハニーパイ?ってなりませんでした?
ただ甘いだけなら別にチェリーパイでもアップルパイでも良かったのに、何であえてあまり聞きなじみのないハニーパイなのか。
私の憶測ですが(ずっとそうだろ)英語のスラングで、恋人のことを「ハニー」とか「マイシュガー」とか「パンプキンちゃん」とか呼ぶじゃないですか。そのなかに「ハニーパイ」もあるらしいんですよ。恋人というか、愛しい人みたいな意味で。
わざわざハニーパイにしたのは甘い物の表現というより、最愛の人とかそっちの意味のスラングとしてなんじゃないかなと。
さよならした心の痛みがあるのは、本当に「君」を愛していたから。
というのをハニーパイとして表現していると思う。
すぎるお前それを知ってて、、、?!ロマンチストだからありそう。
ここでまたさっきのミルクティーの時より前向きに、悲しむよりは自分と「君」との日々を肯定しているような感じもしますね。どんどん現実を受け入れて思い出として昇華してる気がする。
”おどけた仕草で降りるバイク”
皆様覚えているだろうか。冒頭で「列車に乗っていくよ」と歌っていたのを。そして必死にディナーを奢った事を。帰りはなぜかバイクから降りているのだ。
この流れから、列車で会いに行き別れ話をした最後のディナーを奢ったせいで帰りの列車代が無くなり、元恋人になった「君」のバイクの後ろに乗せてもらって帰ったという状況なのが分かる。
格好つけて男らしく奢ったのに、最後はカッコつけられず後ろに乗せてもらうみじめな男。本当にみじめだ、、、。みじめな姿をごまかしすために、おどけてみせて「最後までカッコつかへんなー俺」とか言ってるんやろな。おいすぎるこれ実体験か???
”世界で一番みじめな男にキスして”
サビ最後にタイトル回収。どんどん前向きになってる感じだったのに、最後の最後に大未練かましてるのほんっとうに「世界で一番みじめな男」だな!!!!!!
まとめ
全体を通して、別れた元恋人への未練と甘い思い出を歌った非常に切ないラブソングだけど、A,Bメロとサビの対比でみじめさが際立つ構成になってるなあと感じた。特にサビからは甘くてファンシーな例えがたくさん出てくるのは「君」と過ごした日々がとても幸せだった象徴なんだと思う。
また、ジェリービーンズからハニーパイまで、いろんな考察が出来る歌詞になっている。聴く側の経験や感情で受け取り方や考察が異なってくる、含みを持たせたリリックは「歌詞」として完璧すぎる、、、。
聴く側の気持ちを乗せることができる最高に出来すぎた歌詞だった。
皆様はこの「世界で一番みじめな男」どう解釈しましたか?
きっといろんな意見があると思います。ぜひ教えて下さい!
正直、チャンネル放送内ですぎる自身が「等身大の俺を表した」「歌詞は、まあ、、、」って言ってたので、多分そんな深い意味とかないだろうな。(すっとぼけ)
本人映像も、後にこんな激キショ長文考察が書かれることも含めて、鳥肌ラブソング選手権はすぎるの優勝だよ。
最後に
すぎる、ヨネヅと組んで曲作らないか?
追記。
ジェリービーンズのところ、他の方が「女性をひきつけるために服装には気をつかっているものの、他には何の取り得のない若い男性のことをゼリービーンズと呼んだ」て言ってるの見かけたんですけど、マジ????
これすぎにゃんもし知ってて使ってたなら、いつかのバイト先の女の子に褒めてもらいたくてファッション勉強して私服褒めてもらったみたいなエピのことですか?????やっぱこの曲実体験????