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今、勝手に温泉に注目している理由

自分は、ITベンチャー企業でデータサイエンティストとして、仕事をしつつ、一方で温泉に行きまくっている。

昨年は、結局100件以上の温泉に巡った。

きっかけは、単純に大好きだから。

そして、それを加速することになったのが、温泉ソムリエという資格(?)との出会い。

ここで、温泉について勉強(?)することで、温泉についての解像度が上がった。

ただ、浸かって気持ち良いとか、景色綺麗とかだけじゃなく、

鮮度が良いとか、泉質が希少だとか、歴史があるとか、・・・

知れば知るほど、色んな角度からその楽しさを味わえている気がする。

行けば行くほど知識が増し、さらに別のところに行きたくなるというのを繰り返している 笑


一方で、温泉というものの価値は、これから上がり続けるのではないか?という自分の中での仮説がある。


細かい実証レベルでの根拠はないが、自分の頭の中の整理として、ここに残しておきたい。


日本ならではの文化であり、価値


温泉は、日本が誇る天然資源であり、文化であり、何より観光資源である。

とある訪日外国人向けの調査結果によると、日本で経験したいことの上位には、だいたい温泉が入っている。

海外にも、アイスランドのブルーラグーンを筆頭に有名な温泉はある。

ただ、

毎日入浴する文化がある

数千を超える温泉旅館がある

清潔感と機能性が担保されたスーパー銭湯が各都市にほぼ必ず存在する

といった形で入浴や温泉についての解像度が高いのは、日本なのではないかと思う。


移動の概念が変わり、遠い場所行きにくい場所のデメリットが薄まる


温泉地といえば、少々行きにくいイメージがある。

それゆえ、関東近郊の箱根だったり、草津がどうしても人気になりがちだ。(もちろん泉質が抜群とかその他の理由もある)

一方で、温泉にたくさん行っていると、案外知られていない場所にも温泉があり、そこの温泉がすごく良かったりする。

立地が悪いが故に、行きにくいという理由で多くの観光客が訪れなかった場所も多々ある。

それ故、交通の便が良い温泉地やスーパー銭湯が混むという現象が起きている。

ただ、この移動手段のボトルネックが、カーシェアや自動運転等で解消されれば、場所が遠いことのデメリットが和らぐのではないかと思う。

そういったときに、地方の温泉地の価値が相対的にあがっていくのでは?と考えている。


家でなんでもできる中で、鮮度が問われる温泉の現地現物価値は高い


また、今は様々なサービスが展開されていて、

食事 → Uber Eats

仕事 → リモートワーク

娯楽 → NetflixやYoutube、VR

買い物 → Amazon、ネットスーパー

といった形で、家でなんでも解決してしまう時代になり始めている。

そういったときに、あえて外に行く必要性がどこにあるのかが気になるポイントである。


温泉に関していえば、「鮮度」が一つ重要なポイントになっている。

いわゆる温泉地ほどその鮮度にはこだわっている

加温加水循環消毒なしの、100%かけ流しの温泉は、現地に行かねば体験できない。

その地だからこそ体験できることに、わざわざ移動する価値はあると考える。


入浴の魅力は、「触覚」で味わうもの。デジタルとは距離が遠く、独立した価値がある


今、様々なサービスが出てきているが、その多くは、デジタルから恩恵を受けたものである。

食事の配達サービスであれば、「味覚」と「嗅覚」

VRや動画コンテンツであれば、「視覚」と「聴覚」

音楽のサブスクリプションも「聴覚」

である。

一方で、温泉は「触覚」にアプローチしたものである。(厳密には、極めると五感全部で楽しめるものだが・・・)

なので、今伸びてきているサービスと、食い合わない独立した立ち位置にあるのではないかと思う。

故に、掛け算して仕舞えば、VR見ながら温泉に浸かりつつ、食事を取るみたいな楽しみ方もできるわけだ。(衛生面、健康面への配慮は必要)


心や感情や思考の状態を整える行為の価値が相対的に上がっている


インターネットや、スマートフォンが普及し、情報にまみれてしまう現代。

禅、マインドフルネス、サウナと水風呂で整う

などが流行っている。

これらは、生産性やリフレッシュに効果があり、「心や感情や思考の状態を整える」行為であるといえる。

これらの価値は、これからも相対的に上がっていくと考えた時、温泉には価値がある。

温泉の効果の一つに「転地効果」というのがあるのだが、これがまさに心理的なリラックス効果にあたるものだ。


実際に、自分はよくリモートワークの場所としてスーパー銭湯を選んでいる。

自分はタバコを吸ったりしないので、疲れたら温泉に入ることが何よりものリフレッシュになっている。


入浴は健康に良い。楽しみながら健康促進できる(特に予防の観点)活動の価値は上がっていく


健康の重要性、もっというと、予防医学の重要性が色んな場所で議論されている。

温泉は、まさに楽しみながら健康促進をできるツールである。

結局、ダイエットや英会話でもそうだが、続けることが一番重要。

そういったなか、楽しみながら続けられる温泉は、価値があるといえる。

そして、睡眠の科学がここ10年くらいで流行ったのと同じように、入浴法の科学も今後もっと注目されるのではないかと思っている。


まとめ


色々と理屈っぽいことを書いてしまったが、何より温泉が大好きなので、これからも行き続けたい。

そして、上で書いた勝手な仮説を、時間があるときにデータとか見てもう少し肉付けしていきたい。

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