NP#6「12人の怒れる男」観劇
おはよう。こんにちは。こんばんは。
長くなります。先に言っておきます。長いです。
文章も感情に任せて書いてるので稚拙です。感情に任せているとは言えど言葉選びは気をつけますが、文章構成がおかしかったりして読みにくい可能性があります…。すいません。
私はとある俳優さんを応援しているオタクです。
私が好きな作品の最推しを演じることが決まったときに、その俳優さんと出会いました。どんな人が推しを演じるのかなぁなんて思って、過去の出演作品を見てみると、私が別界隈でオタクになったきっかけとも言える作品の舞台にも出演されていたのです。もうそこからは沼でした。気になっちゃって過去の舞台見たり、過去のブログ読み漁ったり…。
気づいたら自分にとって、人としても尊敬しているくらい、推しという言葉では表現出来ないくらいかけがえのない存在で、全力で応援している俳優さんになってました。(一応記載しておきますが、いわゆるリアコやガチ恋ではなく、人として尊敬していて、その方のお芝居が大好きで応援しております。記事内容から特定できてしまうと思いますがあえて名前は出しません。)
その応援している俳優さんが出演されていた舞台、
ナイスコンプレックス プロデュース 第6弾
「12人の怒れる男」を観劇してきました。
私が観劇したのは東京公演Bチームです。いつかは内緒。
なんというか個人的に色々思い入れがあって、なおかつ、もう一生の思い出に残るような観劇だったので、noteに残したいと思いました。
この作品、少し調べたら、映画やドラマ等様々な形で世の中に出てきた作品のようです。私は中学生のときに、映画版を授業で見たのが初めましてでした。
授業の時間は限られているので全部見れた訳ではなく、かいつまんで見るような感じでした。今まで中学だけではなく様々な学校の授業で映像を見ることがありました。それでもタイトルや番組名を覚えてるのはなかなか無くて、そんな中で私が今でもタイトルをはっきり覚えているくらい印象に残っていた映像が「12人の怒れる男」でした。
授業の間に全部見れた訳ではなくかいつまんで見たので、いつかは全部ゆっくり見てみたいなぁと思ったままときがすぎ、やっと先日全編を舞台という形で見ることが出来ました。
あらすじなどについてはあえて触れません。
でも感想は残したいので感想を書きます。
これはあくまでも私個人の感想。
ですので、あわないな~と思った方はすぐに閉じてください。全部読む必要は無いです。発言したくてしてるだけなので。この気持ちを忘れずにいたくて残してるので。
私は舞台に行くようになってまだ1年も経ってません。私が応援している俳優さんに出会ってから1年も経ってないのです。たまたま私と仲良しの方も舞台俳優さんを応援していて、その方が出演された舞台にお誘い頂いて観劇した作品も含めると、私の観劇歴の中では6作品めです。(生のお芝居を観劇した作品のみの数です。配信等は含めていません。)
実際にお芝居が行われている空間で観劇した作品の中で、間違いなく強烈に印象に残った作品がこの、ナイスコンプレックス プロデュース 第6弾 「12人の怒れる男」でした。
間違いなく強烈に印象に残ったと言っても、まだ観劇してからあまり日が経っていないのですが、それでもこの舞台は多分来年の同じ頃にまたこの舞台を観劇した日のことを思い出すだろうし、舞台をやっていた劇場に行ったら、劇場がある駅を通ったら絶対にその度に思い出すのだろうと思いました。
12人の生い立ちや年齢、職業、考え方が違う男たちが様々な角度からの怒りという感情をとおして、1人の少年の裁判に、自分の考え方に、感情に向き合う作品だと私は思いました。
2時間の中で12人の生い立ちの全部をもちろん知ることは難しいです。12人全員の陪審員の生い立ちを説明している時間はほぼないです。ある人もいるけどものすごくその時間が長いわけじゃない。
そんな中でもきちんと12人がどんな立場でどんな考えを持って生きている人なのかが手に取るように伝わってくるのは、きっとお芝居が好きな人たちが集まって作ってる舞台で、あの2時間に全力を注いで演じて下さるキャストさんばかりだからだと思いました。
あの舞台、無駄だと思える要素が私にとっては何一つ無かったのです。帰りの電車や見終わって家に帰宅してから、なんであのタイミングであんな音が入ったんだろう、あんな演出があったんだろう、って考えた時に全部自分なりのものだけど答えが出てくるのです。一見無駄なように思えるものにも全部全部意味があるんだなって思いました。そういう点で後からじわじわくるお芝居だなとも思いました。
そして、2時間があっという間でした。体感10分くらい。
体感が秒では無いのは、それだけ濃いからです。5秒とかではない。10分くらいの感覚に陥るくらいひきこまれてしまいました。私は結構ライブや舞台に行くと周りの人が気になってしまうことがあって、例えばライブなら曲と曲が切り替わる少しの間で視界に入っている前の席の人を意味もなくちらっと見てしまうみたいな、注意力散漫ななおしたい癖があるのですが、これが今回1度たりとも発動しなかったのです。本当に舞台から一瞬たりとも目を離したくないと思ったし実際離せなかった。周りに人がいる感覚があまり無かったようにも思います。(実際は両隣に観劇されている方がいらっしゃいましたが、そう思えないくらい作品へ没入していました。)
そして、じつは少し前の方のお席でした。ちょっと後悔しました。私の視野だと舞台の端から端まで全部見れない、自分の視野が狭すぎてどうしても見切れてしまう席だったのです。これが非常に悔しいと思う舞台でした。これも珍しい感情です。普段は応援している俳優さんのお芝居を見に行ってるというスタンスが強いのでいわゆる推しの定点カメラになりがちなのですが、今回に限っては全部見たかった。定点カメラだけじゃなくて舞台の端から端で起こること全てを知りたいと思うくらい、細部まで見たいと思う舞台でした。後悔したと言いましたが、いい意味での後悔で、これは贅沢な後悔です。あのお席で観劇できたことはなにか特別なことがあった訳では無いけど、ほんとうに一生の思い出。
実は私の応援している俳優さんは昨年もナイコン12人に出演されていました。私がその俳優さんを知ったときにはもう終わっていて、あのとき中学生のときに見た「12人の怒れる男」出てたんだ…。次あったら絶対行きたいと思っていた舞台。スケジュール出た時に、大阪もめちゃくちゃ迷いました。行きたかったと今でも思います。(円盤は予約します絶対。絶対なんて絶対ないけどこれに関しては絶対予約する。まだしてないけどする。)東京も色々事情があって行ける日があまりなく一公演だけ。もっと見たかったと思いました。もし来年があるならもう少し回数重ねたり、ほかの会場や他のチームと見てみたいと思いました。
実はこの感想書くのを迷いました。迷ったと言うよりもこのご時世で観劇したということを周りの人に言うのを結構躊躇っておりました。でも見終わったあとはこんなに素敵な舞台があることを知って欲しいという感情でいっぱいでした。家族はあまり観劇に興味がなく、話しても割とポカンとされてしまいました。それでも誰かにこの舞台の熱の凄さを知って欲しい、何よりもこの感情を忘れたくない、と思いnoteに記すことにしたのです。そして演出家のキムラさんもカーテンコールで今日のことを伝えて欲しいと仰ってました、もうこれは書いて残すしかないと思いました。
配信もみました。私情でリアルタイムでは見れませんでした。しかし、少しでも早く見たい感情には勝てず、自分が観劇するより前に見ました。かなり夜遅い時間に再生ボタンを押したので、自分の中で何時までと決めて見始めたのですが、途中で止められるわけがなかったです。もともともう散々書いた様々な要因のおかげで個人的なワクワク度はチケットが取れた時からかなりあったのですが、見終わったあとの興奮がすごくて、しばらく寝れなかったです。遅い時間だったのに…。配信でこの興奮、現地で、生でお芝居を見たらどれだけ感動するんだろうと観劇がとてもとてもとても楽しみになったことが印象的でした。
生のお芝居は本当に震えが止まりませんでした。没入感の話もしましたが熱いお芝居ってこういうお芝居のことを言うんだなと思いました。本当に熱かった。私が観劇した日はあまり外気温が高くない日でした。外出た時ヒヤッとしたのを覚えてます。劇場内が熱いお芝居で気温が上がったのかな…と錯覚するくらい熱かったです。いや正確に言えば、お話が終わったあとのカーテンコールはなんとも言えないあたたかさに溢れた会場だったと思います。素敵な空間でした。ここにいたい…そんなに早く退場したくない…映画で言うエンドロール的な時間が終わって、スクリーン内が明るくなって観客が動き出すまでの本の10秒足らずのような時間を永遠にここで感じていたい(いまいち伝わってる気がしないけどそんな感じ)という感情に苛まれました。
なんだか上手くまとめられなくなってきましたが(これを書きはじめてから日数が少し経ってしまったのでそれもそのはずですが…)とにかく、とにかくみて欲しい、1人でも多くの人にこのお芝居を見て欲しいと思いました。円盤予約して届いたら家族とみたいと思いました。興味持ってくれるかはわからないけれど、いつもは興味持ってくれないから一緒に見ようとはいいません。だけどこれだけは、誘って一緒に見たいと思いました。
何より本当に素敵な時間をありがとうございました。
きっと忘れられない思い出になります。本当にありがとう。お芝居の凄さからたくさんの力を貰いました。
また明日から頑張ろうと、こういう素敵なお芝居を見るために頑張ろうと思えました。
来年も熱い熱いお芝居が見れる夏になるといいなと心から思っております。素敵な舞台に出会えてよかった!心からの感謝を。
それじゃあ、またね。