Raspberry Pi 5で日本語入力する方法(半角全角キー切り替えあり)
システム環境言語は英語のままで、日本語入力を有効にする方法を解説します。手順は以下の流れです。
システム設定でOADG109Aキーボード入力を有効化
fcitx,mozcをインストール
fcitxにJapanese(OADG109A)とMozc入力を追加
半角全角キーで切り替えできるようにfcitxを設定
1. システム設定で109Aキーボード入力を有効化
システム設定でキーボード配列を以下の通り指定します。
Model: Generic 105-key PC
Layout: Japanese
Variant: Japanese (OADG 109A)
2. fcitx,mozcをインストール
ターミナルで以下の2つのコマンドを実行します。インストールが終わったらいったんRaspberry Piを再起動してください。
sudo apt update
sudo apt install fcitx-mozc -y
3. fcitxにJapanese(OADG109A)とMozc入力を追加
再起動後に現れるfcitxのアイコン(画面右上)を右クリックして、"Configure"をクリックします。
左下の"+"ボタンを押して、"Only Show Current Language"のチェックを外したうえで、"Mozc"を検索して追加する。
同様に"Keyboard - Japanese - Japanese(OADG 109A)"も検索して追加する。
以下の状態になっていればOKです。
fcitxを"Restart"して設定を反映します。
4. 半角全角キーで切り替えできるようにfcitxを設定
同じくfcitx設定にあるGlobal Configタブの"Trigger Input Method"の2つ目"Empty"となっているボタンをクリックして、半角全角キーを押してください。
"Zenkakuhankaku"となればOKです。
参考情報
fcitxの設定だけでなく、システム設定でもキーボード配列をOADG109Aに指定していないと、アンダーバーなど日本語キーボード独自のキーを入力できませんでした。
Chromiumは日本語入力に対応していませんので、ブラウザはFirefoxを使う必要があります。