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叱らない育児が子どもを迷わせる理由【親ができる3つのこと】



『叱らない育児』を選んでいる親御さんも多いかもしれません。
『叱るのは悪いこと』
『子どもの気持ちを傷つけたくない』
と考えるのは、親として自然な思いです。

でも、叱らないことで、子どもが本当に大切なことを学べなかったらどうしますか?
ルールを知らず、他人を傷つける行動を繰り返したり、
何が正しいのか分からなくて迷ったり。
そんな不安や孤独を子どもに抱えさせることになるかもしれません。

叱ることは、愛情の一つです。
ただ怒るのではなく、子どもに本当に伝わる方法で叱ることができれば、
子どもは『大切にされている』と感じながら成長できます。
今日は、親が知るべき
『伝わる叱り方』の3つのポイント
をお伝えします。」

親が叱るときの3つのポイント


ポイント1「感情を受け止める」

「叱る際にも、子どもの気持ちに寄り添うことを忘れない」

叱る場面では、つい「何が悪かったか」に焦点を当てがちですが、同時に子どもの気持ちを受け止めることも重要です。
危険な場面で咄嗟に「ダメ!」と言うことが必要な場合でも、その後で「どうしてそんな行動をしたのか」を聞き取る時間を作りましょう。

例えば‥
危険な行動をした場合
 「危ないよ!それはダメ!」
→ その後、「怖かったんだね。驚いたんだね。」

叱るときこそ、親が自分を分かってくれる存在だと感じられることで、子どもは安心して行動を見直すことができます。

ポイント2. 行動を指摘する
感情は自由ですが、行動にはルールがあります。「何がダメだったのか」を具体的に伝えることで、子どもは次の行動を考えるきっかけを得ます。

「叩くのはダメ。相手が痛いし悲しい気持ちになるよ。」
「どうしてこれがダメなのか、一緒に考えようか。」

「親が本気で伝えてくれた」ことは、子どもの心に響き、ルールの意味を深く理解するきっかけになります。

ポイント3. 次の行動を一緒に考える

叱るだけで終わらせると、子どもは「じゃあどうすればいいの?」と迷ってしまいます。
次の行動を一緒に考えることで、子どもが安心して改善策を実践できます。

「次はどうすれば良いと思う?『嫌だ』って言葉で伝えてみるのはどうかな?」
「次はこうしてみようか。一緒に頑張ろうね。」 

「叱られた後でも大切にされている」という安心感が、子どもを次の行動に向かわせます。

子どもを萎縮させない

強すぎる叱り方がもたらす影響

大声で怒ったり、長々と説教をしたりすることで、子どもは「怖い」「また怒られるかも」と感じ、自分の気持ちを伝えることをやめてしまいます。

「叱られることが怖い」と思わせるのではなく、「叱られる中でも愛されている」と感じられる言葉を選びましょう。


親子の信頼関係を守るフォローの重要性

叱るだけで終わらせない

叱った後に、子どもの気持ちを受け入れ、「大丈夫だよ」と安心させることが信頼関係を守る鍵です。

「さっき叱ったのは、大切なことを教えたかったからだよ。頑張ろうね。」

叱るだけで終わらないフォローが、子どもに「自分は愛されている」と感じさせ、親子の絆を深めます。


叱ることは愛情の一つ

叱ることを恐れないでください。
それは子どもを大切に思うからこその行動です。
ただし、叱るときは、感情を受け止め、行動を指摘し、次にどうするかを一緒に考える。
この3つを意識することで、叱ることが子どもの心に響き、ルールと安心感を与える大切な機会になります。
叱ることは愛情。
それをどう伝えるかが、
親の成長でもあります。

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