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七瀬すず菜のバレンタイン・童話・再販ボイス感想


1.はじめに

今月も、七瀬すず菜(以下、七瀬。敬称略)の期間限定ボイスが販売されている。2月らしくバレンタインボイスと、少し変わり種の童話パロディボイスの2種類だ。販売期間は月末、2月28日(金)23:59まで。

また、本記事の執筆時点ではにじフェス2025が開催されているが、にじさんじの7周年フェスということを記念して、過去に販売された期間限定ボイスの再販も行われている。こちらの再販期間はにじフェスの開催期間とリンクしており、2月23日(日)23:59までと短いので注意が必要だ。

2024年8月にデビューした七瀬のボイスは、常設販売のウェルカムボイスを含めると、これまで合計14種類が展開されてきた。今回再販されるものを含め、23日までに購入可能なボイスは以下の通りである。

赤字表記が期間限定ボイス(2月販売+再販)


期間限定ボイスの内、同窓会・ミニライバー・パラレルワールドが販売対象外なのでご留意頂きたい。1月の七瀬の誕生日ボイスも同様である。

それぞれのボイスの販売先リンクは、2月販売のバレンタイン・童話パロディと合わせ、以下のオフィシャルストアの七瀬のページからご確認のこと。


過去の買い逃しを悔やんでいた方には朗報である。が、かなり種類が多い。2月の2種類+再販7種類で、合計9種類もある。特に最近七瀬を追い始めた方にとっては、どれを選べば良いのかわからないということもあるだろう。

筆者のお勧めは「とにかく全部買おう」なのだが、それでは何の参考にもならないので、以下、今月のボイスの感想とあわせて、幾つかの観点で対象を絞ったお勧めを取り上げたい。有償コンテンツのため、極力ネタバレは控えて記載する。


2.今月のボイス感想

まずは、今月の2種類の新ボイスの感想から。
 

2-1 バレンタインボイス

$${\bf甘ァァァァァいッ 説明不要!!\Huge}$$
何といってもバレンタインである。ウィンターデートやジューンブライドと併せて、甘さの三大巨頭のような超王道テーマだ。

大まかな舞台設定は、七瀬と主人公がバレンタインの催事場に2人で繰り出すところから始まる。あとは、「バレンタイン」と聞いて大多数の人が頭に浮かべるストーリーが、期待通りに展開され、期待通りに着地する。

このボイスの購入の是非を判断するポイントは、非常にシンプルである。バレンタインという高糖度のテーマが合うかどうかだけであり、合うようであれば確実に購入するべきだろう。

EXに関しても、意外な変化球を投げられることは考えにくいテーマなので、本編の内容が(糖度を高めつつ)続いていくと考えれば問題ない。

「EXではアナザーストーリーや種明かし、急転直下のサプライズを期待したい」という向きには合わない可能性もあるが、基本的にバレンタインボイスは甘い展開を期待して購入される方が殆どだと思われるので、(予算が許せば)EXもセットで購入されることを強く推奨したい。
 

2-2 童話ボイス

某童話の流れを汲んだ、ストーリー仕立てのボイスである。すぺしゃーれで働く七瀬が、ある小さな仕事を請け負うことになり、それを進めていくうちに不思議な展開に巻き込まれていく。

モチーフの童話自体は、多くの人が知っている有名な話であり、ある程度先を予測しながら話を追うことが可能であろう。「七瀬との関係性を楽しむ」ではなく「七瀬を媒介に物語を楽しむ」ボイスなので、例えばパラレルワールドボイスが大きく刺さった人であれば、より深く楽しむことができるように思う。

こちらのEXはバレンタインとは異なり、本編とは毛色が異なるストーリーが展開される。一旦本編を聴いた上で、その余韻に浸るにとどめるか、EXを購入して物語を完結させるか、検討するのも良いだろう。


3.購入お勧め(再販ボイス含む)

続いて、再販ボイスも含む全体的なお勧めについて。
 

3-1 全体像

X等でよく、4象限で各ボイスの特徴を表現している図を見かけるが、七瀬のボイスに関しても同様に整理してみた。

赤字表記が23日まで購入可能なボイス

ウェルカムボイス以外は、全てEXまで購入しての評価となる。

「励ましボイスは甘い方だろ」とか「パラレルワールドはそもそもこの軸で分けるのが正しいのか」といったご指摘もあろう。甘さの程度に関しても異論が大いにあると考える。あくまで、こういう風に捉える個人もいる、という参考程度にとどめて頂きたい。
 

3-2 再販ボイスを全て持っている場合

再販ボイスをすべて購入済みであり、2月販売ボイスのどちらを買うか悩んでいるという場合は、まずはバレンタインボイスの購入をお勧めしたい。王道かつ定番の内容を、七瀬が丁寧に演じており、これを押さえておけばまず間違いは無いだろう。

一方で、ガチ恋系の話にはあまり食指が動かないと言う方であれば、童話ボイスが選択肢になる。この辺り、2月のボイスの選択肢は、比較的クリアであると考える。

悩ましいのは、今月発売2種類+再販7種類の計9種類をすべて持っていない場合は、どれが良いのか?だ。ここからは、幾つかの優先順位や観点に基づき、3パターンのお勧めを記載する。
 

3-3 とにかく甘いボイスが欲しい

この場合のお勧めは、間違いなく「ウィンターデート」だろう。次点で今月のバレンタインだろうか。今回は購入不可である誕生日ボイスを除けば、恋愛方面のベクトルが最も強いのは、このクリスマスのデートボイスだと考える。クリスマスのボイスがなぜ甘いのか?という説明は不要であろう。

内容についての詳細な感想は、筆者が以前投稿したこちらの感想記事もご覧頂きたい(冒頭、視聴覚室の落選を嘆いているお目汚し部分については、ご容赦頂ければ幸いである)
 

3-4 友愛方面で強いボイスが欲しい

あまりガチ恋シナリオに興味がなく、七瀬とは良き友人としての関係性を深めていく話が望ましいと言う場合は、「励ましボイス」をお勧めしたい。

七瀬と主人公が会社の同期という舞台設定のシナリオだが、筆者はこれを、七瀬とのバディものの話として捉えている。頼れる仲間に対する尊敬と友愛で彩られた、爽やかなストーリーという理解だ(但しEXまで話が進むと、やや甘さが出てくる)。その他の詳細は、こちらの感想記事をご参照のこと。
 

3-5 上記以外の観点でのお勧めを知りたい

細かい方向性は抜きにして、とにかく筆者のお勧めを一つ出せと言われれば、やはり、七瀬が最初に出したボイスである「家族パロディボイス」を挙げたい。雛鳥の刷り込みではないが、筆者がこのブログを執筆するきっかけとなったボイスだ。

七瀬が姉であった場合の家族風景を描いたシナリオだが、ここで筆者が主人公を「七瀬の弟」だけでなく、「七瀬の妹」という立場に見立ててボイスを聴き、衝撃を受けたことが始まりである。詳細はこちらの感想記事をご覧頂きたい。

一応、「どれくらいのインパクトを受けたか」だけここで述べさせていただくと、かいがいしく世話を焼いてくれるすず菜お姉ちゃんの愛情に対し、七瀬妹(存在しない)が贈るアンサーソングとして、以下のような七瀬妹の心象風景が頭に浮かんだほどだ。ただの怪文書なので詳細を読んで頂く必要は無いが、これくらいの文量を生み出す熱を与えるボイスだった、という点はご理解頂けると幸いである。
 

すず菜お姉ちゃん、ウチはパパママの帰りが遅いから、親代わりに私を育ててくれたね。小さいころ、体が弱くてよく熱を出して寝込んでいた私に、大丈夫だよ、お姉ちゃんが一緒だからね、おかゆ食べられる?ふーふーしてあげるねって、ずっとそばに居てくれたね。
 
お姉ちゃんが吹奏楽部の練習で忙しくて、家に帰るのが遅くなった時、一人で待つのは寂しいって、私、大泣きしてお姉ちゃんを困らせたね。あの時、お姉ちゃんにかまってほしくって、つい「おねえちゃんなんて大嫌い!」って言っちゃったけど、嘘だよ、本心じゃないよ、あの時のお姉ちゃんの悲しそうな顔が忘れられないよ。ひどいこと言って本当にごめんなさい。
 
お姉ちゃんが大学を卒業して、憧れの企業に就職して、これからお姉ちゃんはキラキラした社会人だからね、クソデカラテを持ちながら通勤しちゃうんだよ!って喜んでたの、私も本当に嬉しかったな。でもだんだん家に帰る時間が遅くなって、帰れない日も増えてきて、疲れた顔のお姉ちゃんから「今日、気付いたら会社の床で気絶してたんだ」って聞いた時は、お仕事大変なんだね、無理しちゃダメだよって普通に言ったけど、本当は頭がまっしろになって、胸がギュッてなるくらい不安になって、お姉ちゃんのいないところで泣いたんだよ。
 
今は転職して、素敵なカフェレストランで働いて、毎日お姉ちゃんが楽しそうで、本当に良かった。晩ご飯の時に、今日は同期のあの子がこんなこと言っててね、こんな面白いことがあってねって話してくれるの、ちょっとその子に嫉妬しちゃうけど、私も聞いてて嬉しくなっちゃうんだ。朝は会社員の時と同じくらい早いのに、私のお弁当まで作ってくれて、いつもいつも、ありがとう。
 
私もお料理を頑張ったら、お姉ちゃんと同じお店で働けるかな?そう聞いたら、うーん、お姉ちゃんは一緒に働くと厳しいぞ~?私の指導に妹ちゃんはついてこれるかな~?って笑ってたけど、私、頑張るからね。最近、私も近くのファミレスでアルバイトを始めたんだよ。まだホールとお皿洗いだけでお料理はできないけど、お姉ちゃんのお仕事の大変さはちょっとわかったつもり。今度、はじめてアルバイト代をもらえるんだ。そしたらお姉ちゃんにハンドクリームをプレゼントしようかな。お姉ちゃん、喜んでくれるかな。

筆者とともにすぺしゃーれを箱推ししている妻からは、「シンプルに気持ち悪い」との評を頂いている。妻子ある中年男性がこんなことを頭に浮かべるくらいに、インパクトのあるボイスであった。


4.おわりに

以上、2月のボイス及び再販ボイスのお勧めを挙げさせて頂いた。

他にも、七瀬と一緒に料理をしている気分を味わえる「お料理ボイス」、主人公を早乙女ベリーや雲母たまこの立場で聴くことでまた格別な味わいが出る「お世話ボイス」等、今回挙げていないボイスもそれぞれに素晴らしいものである。

筆者からは改めて、「可能であれば全部買おう」とお勧めさせて頂きたい。

だが、この連休中のにじフェスに加え、来月にはTDCAのコラボ企画、早乙女ベリーの誕生日など、すぺしゃーれ関係で様々なイベントが目白押しだ。無理なく推し活を進めるためのご参考として、本記事が少しでもお役に立てれば幸いである。

それでは皆様、おつすずな~



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