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地底の王・七瀬すず菜

すぺしゃーれ、ハーフアニバーサリー、おめでとうございます!

2025年2月13日、にじさんじ所属「すぺしゃーれ」の各メンバーは、デビュー半年の記念日を迎えた。

同日に発表された、すぺしゃーれ初の新衣装。


5人揃っての、初めての歌ってみた動画。


加えて、ハーフアニバーサリーの記念グッズなど。


メンバーにとっても初めて尽くしの、お祭りである。

では、そんな祝祭期における七瀬すず菜(以下、七瀬。敬称略)の配信内容は、どのようなものだろう。

半年記念のおはすず特別企画か。
もしくは、得意の調理スキルを活かした、半年記念の料理配信か。


いいや、違うね!マインクラフトだ!
石炭と鉱石の祭典だ!!




1.はじめに

「にじ若手女子マイクラ」企画が始まり、約3週間が経過した。

各参加者が思い思いにマインクラフト内で旅に繰り出し、収穫に励み、建築に精を出す。これまで接点の無かった参加者同士が交流を深め、一緒に冒険に赴くことも増えてきた。
 
七瀬も、そんなマイクラ企画を大いに楽しむ参加者の一人だ。最初はほぼマイクラ未経験の状態で始まったが、急速にゲームに慣れ、独自のポジションを確立しつつある。例えばこの3週間で、七瀬の本企画内での立ち位置・他の参加者や視聴者からの評価は、以下のように変化した。

(初日)恐怖に打ち震える無力な初心者
    ↓
(現在)地底の王


なんでだよ。
おかしいだろ。
短期間での出世にも程がある。ナポレオンか?

ここに至るまでの七瀬のマイクラへの熱量は、配信時間等のデータにも顕著に表れている。例えば「1日の平均配信回数と配信時間」を、①七瀬デビューからの全期間、②スプラ大会期間、③マイクラ期間の3通りで比較した表が以下の通り。

おはすず等の他の配信と合わせて、毎日平均7時間を超える

スプラ大会と言えば、七瀬が鬼のように長時間の練習配信に明け暮れていた時期で、記憶に新しい方も多いだろう。ただ、約1週間という短い期間だったことで、無茶なペースも維持できたのではないか…と思いきや、マイクラ期間はスプラ大会期間以上の配信量を、3週間を超えても継続している。

これが、1日の配信回数が普段と同じ程度であれば、「普段の配信を削ってマイクラしている」ということになる。が、平均配信回数も全期間に比べ、1日あたり0.5回増えている。即ち、「普段の配信ペースをそこそこ維持しつつ、さらに上乗せでマイクラ配信をしている」という状況だ。

あまりの熱量。ここまでゲームにドップリはまった経験は、七瀬のこれまでの人生でも殆ど無かったらしい。それほど情熱を注いでいる七瀬のマイクラストーリーについて、前回の記事では、初日から約1週間の軌跡を追った。今回はその続編として、2月7日※までの各配信の概要を振り返りたい。

※本記事執筆時点の最新の配信までカバーしたかったが、七瀬の配信頻度が凄まじいため、8日以降の内容は近い内に別記事でまとめたい。
 
それでもかなりの長文となり恐縮だが、お付き合い頂ければ幸いである。
 


2.マイクラ配信概要(第7回~第11回)

2月3日(月)から2月7日(金)まで、計5回の配信タイトル・配信時間・概要は以下の通り。
 

(第7回)2月3日(月)12:00~

「お昼時ランチマイニング」
(配信時間:4時間59分)

前回の記事では、第7回の前半部分の概要のみを記したが、改めて全体の流れを書いていこう。
 
第6回の配信で、「七瀬マイニングハウス2」を建築した七瀬。
ここまでのマイクラ生活を経て、七瀬の地底人化は他の参加者に知れ渡っており、ハウスには様々な訪問者が訪れている。
 
地底農場に、七瀬のメンタルを心配する看板を建てられたり、

「辛いなら相談してね」


地下生活を営む七瀬に、差し入れが贈られることも。

「幸運ノ祝福ヲ汝ニ授ケン。口外ヲ禁ズ」

ビカビカの紫文字、特徴的な看板に彩られた贈り物。

贈答者は謎の人物、「隠匿の魔女K」。イニシャルがKの参加者は、雲母たまこ、鏑木ろこ、小清水透、倉持めると、綺紗良(きさら)…と、候補が多岐にわたる。一体、隠匿の魔女Kとは誰なのか。この贈答品に関しては口外禁止との注記もあったため、詳細の明言は控えたい。

ビカビカの紫文字が特徴的な、綺紗良の看板。他意は無い。


20:20~頃のチャット欄に隠匿の魔女K本人が登場しているので、興味のある方は、是非本配信をご覧頂きたい。ちなみにプレゼントはKisazonで送ったとのことで、だいぶ現代慣れした魔女のように見える。
 
なお、このチェストの中には「効率強化Ⅳ・耐久力Ⅲ」のエンチャントが付与されたツルハシが収められていた。エンチャントとは、武器・防具・ピッケル・釣り竿などの用具に特殊な効果を付与することを指す。戦闘を有利に進めたり、様々な活動の効率を引き上げることに繋がる。

隠匿の魔女Kからの贈答品は、マイニングに効果的なエンチャントが付与された逸品。このツルハシが、後に七瀬のベストギアとして、地下生活で猛威を振るうことになる。 

次いで、珠乃井ナナから、鉄が欲しいと相談を受けた七瀬。手持ちの鉄を譲りつつ、「マイニング布教のチャンス」と採掘場へ珠乃井を誘う。地底の王として、同胞を増やすことにも余念が無い。

王の間(採掘場)に誘われた珠乃井ナナ

なお、地底の王という呼称は、この採掘に向かう道中で珠乃井から呼ばれたことが(筆者が認識する限り)初出である。王と呼ばれ、満更でもないように見える七瀬。初回配信でゾンビ1匹に追い回されていたことを踏まえると、大出世であろう。

珠乃井にブランチマイニングを伝授した後は、再びソロ活動へ。

前回、沈没船からサルベージした宝の地図。これを広げてお宝探しの冒険に出かけるが、残念ながら既に他の参加者が発掘済み。空振りであった。

代わりに、「水中にドアを配置すると空気が吸える」という謎技術を得た七瀬


その後は、本配信の目玉である、エンチャント探しの旅に向かう。

小清水から「採掘に有利なエンチャントの本が交換できる村人」の場所を教えてもらったらしい。マイニングの副産物で様々な素材を備蓄していた七瀬は、順調に村人との交換用のアイテムを揃えていく。
 
その準備作業中に出会った立伝都々(たちつて・とと)から、七瀬は高難易度エリアであるネザー特有の、珍しい素材の存在を知らされる。まだ単独でネザーに挑む勇気は無さそうな七瀬であったが、いずれ、メンバーを集めてネザーを攻略する約束を交わした。この約束は、第12回配信(次回記事でカバー予定)にて、ネザーのピグリン要塞攻略戦として実現することになる。

立伝と別れ、エンチャントを求めて拠点を後にする七瀬。出発地点でたまたま隠匿の魔女K綺紗良と出会い、同行することに。

道中で沈没船を発見するも、他の参加者がサルベージ済み

長い道中ではあったが、エンチャントへの期待を語り、後日行う予定の七瀬・綺紗良のコラボ配信の内容を相談しながら、無事に目的地に到着した。

目的の村


この村で七瀬が求めていたエンチャントは、以下の3種類だ。

・幸運(素材アイテムの入手数を増加)
・修繕(獲得経験値を装備品の耐久度に変換)
・シルクタッチ(通常の採掘では壊れてしまう繊細な素材の採掘が可能)

出発前の入念な準備もあり、目当てのエンチャント本を、全てスムーズに入手できた。共同拠点へのお土産用に多めに本を交換し、余剰の交換用アイテムは綺紗良に譲り、この時点で旅の目的はほぼ達成である。
 
だが七瀬は、この村で、新たに2つの存在に出会う。

一つ目はゴーレム。

くもりなき まなこ

高い耐久力と重い一撃で、外敵から村人を守る番人。

常日頃から「デカいものが好き」「デカければデカいほど良い」と公言しているデカマイスター・七瀬が、ゴーレムに惹かれない理由は無かった。自分で作成できると知り、次回配信で、自分用ゴーレムの作成を決意する七瀬。


二つ目は猫。

ネコと和解せよ

その可愛さに、拠点に連れて帰りたい!と意気込む七瀬だったが、猫を手懐けられる魚を持ってきていない。それなら現地調達で…ということで、初めての釣りに挑戦する。

後日、しっかり釣りにもハマることになる七瀬
餌付けでハートマークが出て、懐柔完了

釣りの楽しさにも目覚めつつ、逃げ足の速い猫をどうにか手懐けることに成功した。
 
その後、村を襲撃してきた敵モンスターの群れと一戦交え、綺紗良と共に村人を守り抜いたところで時間切れ。この後に用事があると言う七瀬は、後ろ髪を引かれつつ、遠征先の村で配信を終了した。

 

(第8回)2月4日(火)12:00~

「マイニング準備完了」
(配信時間:3時間38分)

 ゴーレムに見つめられる七瀬のサムネイル。「マイニングの準備はできた」という力強い文言に、時は満ちたと言わんばかりの迫力があふれる。
 
前回は遠征先の村で冒険を終えたため、この日は七瀬マイニングハウス2への帰還から始まった。

拠点から相当に離れた村であり、かつ、守るべきNPC(猫)も連れているため、かなり厳しい道中になるはずだった。だが、船旅だけでなく、途中の険しい陸地の踏破も難なくこなし、無事に拠点に到着。七瀬の技術面・精神面での大きな成長が伺える。 

帰還後、早速エンチャントに取り掛かる七瀬。
前回、綺紗良から贈られた「効率強化Ⅳ・耐久力Ⅲ」付与済みのダイヤピッケルをベースに、持ち帰った幸運と修繕のエンチャント本を合成。

隠匿の魔女Kからの贈答品


エンチャントした装備には名前を付けられるため、迷わず「最強」と銘を打つ七瀬。彼女の心にはコロコロキッズが住んでいるらしい。

シンプル・イズ・ベスト


採掘量アップに採掘スピードアップ、耐久度が上がって壊れにくく、さらに経験値を変換して自動修繕するピッケルが完成した。

完成。嬉しそう


理想を言えば、さらにシルクタッチも付与し、全局面対応型の万能ピッケルとしたいところ。だが、幸運とシルクタッチは両立できない仕様のため、もう一つ自前でダイヤピッケルを用意。こちらにシルクタッチと修繕を付与することで、繊細な素材採掘用のピッケルも完成した。

普段使いのハイパワー採掘用と、繊細素材の採掘用、二つの新戦力を迎えた七瀬。タイトル通り、マイニングの準備は整った。

余ったエンチャント本は、共同拠点に寄付。「鉄を採掘したい」とチャットしてきた珠乃井ナナと共に、七瀬マイニングハウス2へ戻る。途中、クリーパーの襲撃によりハウスの一角が消し飛ぶアクシデントにも見舞われつつ、

匠の手により、開放感あふれる玄関に


まずは鉄が採掘できる階層へ。

「最強」での採掘開始


「早い…掘れる…掘れるぞ…!」
 
坑道の石が、バターのように、豆腐のように削れてゆく。歩く速度をほぼ阻害せず、まるで七瀬の向かう壁が自動的に削れていくようなスピード。世界が変わった感覚に、七瀬の感嘆の声が止まらない。
 
スピードだけではなく、「幸運」の力で素材の入手量も跳ね上がった。短期間の採掘で、過去に無い量の鉄があっさりと貯まっていく。
 
「どうしよう…面白過ぎる…面白過ぎるよ…」
「力を、得てしまった…!」

 
興奮冷めやらぬ七瀬。
鉄を十分確保した後は、珠乃井と別れ、ソロでダイヤ採掘の階層へ。

移動中もノリノリである


「ちょっと楽しみすぎるんですケドぉ?⤴」
「デェヤの階層ぅ?⤴ 最強を持ってェ?⤴」
 

力を得た高揚感から、ギャル化し始める七瀬。
なお、「デェヤ」とはダイヤの江戸言葉である。最強ピッケルによるデェヤのメェニングに、期待が抑えきれない様子。

早速、緑のダイヤブロックを発見

 
ダイヤブロック4個から、ダイヤ9個を発掘。幸運の効果により、採掘量がほぼ倍増した。 

「んあああああぁー!!」

「最強」の相棒による、採掘の高速化&採掘量の倍増。採掘効率が大幅に跳ね上がり、興奮した七瀬の咆哮が坑道に轟く。

「やめらんねぇよ…」と呟き続ける七瀬。松明の手持ちが尽きるまで、存分に相棒の試運転を楽しんだ。

ひとしきりマイニングを堪能した後は、先ほどクリーパーに破壊された家屋の修繕へ。

外の光を浴びる七瀬


マイニングの後は、外が眩しくて落ち着かないらしい。五感が、ドワーフのそれに近づきつつある。

いったん木材で補修した壁面をシックな遮光ガラスに入れ替えつつ、特徴的なアメジスト鉱床の装飾を増量していく七瀬。

禍々しさに爆笑する七瀬


アメジストデザイナー・七瀬の手によって、補修・増築が完了した。七瀬マイニングハウス2の劇的ビフォーアフターは以下の通りだ。 

なんということでしょう


天井中央に大きな変化は無い。だが、四隅のアメジストが爆発している。テラスタルですか?いずれは金やダイヤを建材につぎ込む計画もあるらしい。

さらに威圧感を増した我が家を満足気に眺めつつ、続いてゴーレムの作成に取り掛かる七瀬。

手順はシンプルで、T字に積み上げた鉄ブロックに、

怪しい儀式


カボチャの頭をセットして完成。

くもりなき まなこ


エンチャント村で一目惚れした風貌に、「可愛い~」と七瀬の歓声が響く。

ゴーレムに名前を付けたいが、命名用のアイテム(名札)の在庫を切らしている。釣りで低確率で入手できるため、本日最後の活動は釣りでのアイテム収集となった。ちょうど雨が降り始めたため(雨天は釣りの効率が大きく上がる)、絶好のチャンスである。

これが大きく当たり、目当ての名札を 2つ確保。他にも、良エンチャントの釣り竿や弓を釣り上げた。

名札が二つ確保できたことで、ゴーレムに加え、エンチャント村から連れ帰った猫も名付ける。七瀬のネーミングは食べ物由来が多く、猫は「おこげ」、ゴーレムは「ちからもち」と命名された。

「ちからもち」は力餅と力持ちのダブルミーニング

 
 締めに、釣りで入手した釣り竿2本を合成し、第8回の配信は終了した。

「いいつりざお」、ここから最強の釣竿を目指す


(第9回)2月5日(水)5:00~

「ド早朝チルマイニング朝活」
(配信時間:1時間56分)


この日はおはすずの前、早朝5時からのスタート。

両手にダイヤピッケル


ピッケル二刀流の構えから配信が始まる。
悲しきマイニングモンスターの朝は早い。

これまでもスプラ大会等で「おはすず前の早朝配信」はあった。だが、今回のマイクラ企画では「朝や昼からの長時間配信」や「夜からおはすずギリギリまでの長時間配信」といった時間帯が多かったため、早朝の開始は配信9回目にして初である。

マイニング基地や最強ピッケルといった環境を整えて、ついに朝の女王・七瀬すず菜が本領を発揮したとも解釈できる。が、実態としては、「おはすずの後に外出予定があり、今日の昼はマイクラが出来ない。でもマイニングを我慢できない。なら朝だ」ということらしい。七瀬のマイクラ熱は収まる気配が無い。

早朝5時のクソデカ挨拶に困惑する主催者るりドッグ


この日の七瀬の目的は3つ。

1.こころゆくまでマイニング
2.お世話になった先輩にお礼
3.(雨が降ったら)釣り

早速ダイヤを掘り、一通りマイニングを満喫した後は、2番目のお礼へ。

これは、七瀬自慢のピッケル「最強」の作成において、直接的にお世話になった2人の先輩へのお礼ということらしい。1人は、「最強」の原型となった、良エンチャントのピッケルを譲ってくれた綺紗良。

ありがとう、隠匿の魔女K


もう1人は、シルクタッチや幸運のエンチャントの所在を教えてくれた小清水だ。

ありがとう、七瀬を上回る超配信モンスター


2人の拠点に、ダイヤブロックなどの希少な資源を収めたチェストを寄贈。加えて、共同拠点にも「皆にお世話になっているから」ということでダイヤ等の鉱石を寄付した。

拠点周辺で素材収集にも精を出しつつ、途中で雨天に恵まれたため、釣りにも時間を割く七瀬。

弓のダメージ向上に繋がる、優秀な合成素材を入手。

ダメージ増加+炎上+ノックバックのよくばりセット


さらに良エンチャントが施された釣り竿も釣り上げ、「早起きは三文の得だね!」とホクホクである。

宝釣り、景気が良い


合成により、ダメージ増+着弾した敵が炎上+弾薬無限+その他諸々の追加効果を持つ弓が完成。ピッケルに続き、七瀬はこの弓にも「最強」の名を授けた。彼女の心には少年ジャンプキッズが住んでいるらしい。

シンプルに暴力


七瀬「最強」シリーズの2種類目を仕上げ、アーチャーとしての制圧力・継戦能力を大きく底上げしたところで、9回目の配信は終了した。


(第10回)2月5日(水)21:00~

「おやすみ前のマイニング」
(配信時間:3時間8分)

記念すべき10回目は、第9回と同日の夜。1日2回目のマイクラ配信である。

サムネイルに表示されている通り、七瀬マイニングハウス2は更にその外観を強化。ついに四隅の柱が側面までアメジスト鉱床に覆われ、ハリネズミのような様相を呈してきた。企画開始当初は可愛いカフェを建築する予定だったが、思えば遠くへ来たものである。

そして、この回から、七瀬のマイクラ配信に幾つかのルールが追加された。時は少しさかのぼり、この日の朝のおはすずにて。

朝から視聴者との会議に臨む七瀬


流石にマイクラに没頭しすぎて生活リズムが崩れかけているため、おはすず内で七瀬の「生活リズム改善対策会議」が開かれた。

どうしても七瀬を休ませたい視聴者と、どうしてもマイクラを遊びたい七瀬の議論の結果、以下のルールを導入することに。

・0:00~05:00の間は睡眠コアタイムとする
・コアタイム中は原則としてマイクラは遊ばない
・但し、コラボ配信は例外とする

3点目に極めて大きな抜け穴がある気もするが、ともあれ、サステナブルなマイクラ生活のためのルール整備である。

そしてルール適用後、初のマイクラ配信。コアタイム開始の0:00までたっぷり3時間を確保し、就寝準備も整えた七瀬は、意気揚々と配信を開始した。

採掘しつつ恍惚の表情


「ルールを順守している」ということで、後ろめたさも無く、存分にマイニングを満喫した七瀬。

「ああ~落ち着く~」
「整う~」

まるでサウナにでも入っているかのようなセリフだが、地底の王にとっては、四方を岩石に囲まれている状況が最も気が休まるのだろう。

続いて、幾つかの素材を集めつつ、雨が降り始めてきたので釣りに移動する七瀬。最近では「雨=釣り」の行動様式が定着しつつある。①レアアイテムが収集できる、②非戦闘行為である、③ほぼ固定視点なので3D酔いも発生しない…という点がマイニングと共通しており、七瀬の気質に合致していると考えられる。

釣りの最中に、本日マイクラ企画に初参加した海妹四葉と交流したり、

「てかサーの姫」、再び


近くの避雷針への落雷に感嘆の声を漏らすなど、

「花火客のような反応」と視聴者に評される七瀬


幾つかの出来事に遭遇しながらも、釣りを堪能した。

最後にもう一度マイニングを嗜みつつ、配信終了直前には雲母たまことも邂逅。活動時間や活動の方向性がやや異なることもあり、直近ではなかなかマイクラ内で、配信中に出会う機会が無かった同期である。
その交流の様子は、是非、以下のリンクから直接ご覧頂きたい。

約2分間の「同期とのてぇてぇ」を堪能しつつ、第10回の配信は終了した。


(第11回)2月7日(金)22:00~

「しがりこと探索!地上のこと教えてもらおっと」
(配信時間:4時間24分)

連日マイクラ配信を続けていた七瀬だったが、前日は3回行動(おはすず・四十七瀬・おもてなし組コラボ)だったためか、流石にマイクラはお休み。

1日空けてのマイクラは、あやかきの司賀りことのコラボ配信となった。筆者はすぺしゃーれメンバーに加え、司賀りこもメンバーシップに加入するほど推しており、個人的にも非常に楽しみにしていた回である。

冒頭、司賀りこのログインを待ちつつ、釣りで時間を潰す七瀬。

第8回配信で入手した「いいつりざお」を配信外で合成したらしい。宝釣りと入れ食いのエンチャントが1レベル上がり、「すごいつりざお」に進化。

本に武器に、様々なものを釣りまくる


釣りしつつ「すごいつりざお」の性能を視聴者に説明中、突如、ガチ恋距離でエントリーする司賀りこ。

ヌッ


司賀りこの頭に食い込む、釣り竿のリール。

ガッ

バグか仕様か、司賀りこを釣り上げてしまうハプニングにも見舞われつつ、第11回配信はスタートした。

この回はタイトルにもある通り、各施設を七瀬と司賀りこが観光しつつ、様々な他の参加者とも交流する地上回となった。活動の大半を地中で過ごす七瀬にとって、地上の発展には隔世の感もあるため、ここで一度、各参加者の活動状況をアップデートする形に。

観光した施設数、交流したメンバーの人数も非常に多いので、ざっくりとダイジェスト形式で紹介する。


1.ソフィア・バレンタインのデザイナーズハウス

七瀬マイニングハウス2のご近所

七瀬の拠点と同じく、アメジストをふんだんにあしらったデザイナーズ(?)ハウス。地中に設置されたレッドストーン回路を血痕だと思いこむ猟奇的な司賀りこに、恐れおののく七瀬。 


2.立伝都々の倉庫

倉庫というには立派過ぎる

倉庫でありながらログハウス風の外観、内装も凝った作りで、立伝の建築センスに舌を巻く七瀬と司賀りこ。豆腐ハウス(直方体のシンプルな家)しか作れないと自認する七瀬は、マイクラ建築の奥深さに触れ、「レベルが違う」と感嘆の声を漏らすしかなかった。


3.鏑木ろこのピラミッド&小清水透の狩り場

鏑木が立伝の倉庫から(勝手に)引いた直通バージンロード

とある奇行により、マイクラ内で「妖怪」の異名を得た鏑木ろこ。奇行の詳細は各自が直接ご確認頂きたい。かかる妖怪が建築したピラミッドの地下には、スケルトンをあえて無限に発生させ、それを安全な位置から倒すことで経験値を稼ぐ、小清水が作成した狩場が備えられている。

わかりにくいが、隙間から向こう側へ攻撃可能

ピッケルや釣り竿の合成で経験値消費が激しい七瀬は、この狩場の常連客である。地下の「おともだち(モンスターへの恐怖感を和らげるための七瀬の造語)」を司賀りこと狩りつつ、再び地上へ。
 

4.綺紗良の酒場

こだわりの内装、ドリンクも完備

七瀬と同等か、それ以上にマイクラにハマっている、隠匿の魔女Kこと綺紗良。初心者度合いも同等であった綺紗良は、七瀬が地底でその才覚を採掘方面に伸ばしたように、エンチャントや建築方面で独自の才能を開花させた。酒場もその一つであり、まるでファンタジーRPGにおける冒険者の酒場だ。


5.五十嵐梨花の焼肉ハウス

モクモクと煙を吐き出す焼肉ハウス

マイクラ経験者の五十嵐が、その高い技術力で作成した、自動の焼肉製造機。以前、この機械の使用方法を誤って自身が焼肉になりかけたが、そのことは司賀りこには秘密にする七瀬であった。


6.海妹四葉の灯台(建築予定)

遠目に見える灯台…灯台?

まだ建築途中の灯台。杖のような外観が哀愁を誘うが、本記事執筆時点では立派な灯台の片鱗が見え始めている。


7.倉持めるとの個人拠点

湖畔に浮かぶログハウス

数日前までは「湖の真ん中にベッドが置かれた謎の儀式場」という様相だった倉持めるとの拠点が、お洒落な家に進化。経験者揃いのIdiosメンバーの技術力は総じて高く、七瀬と司賀りこを大いに驚かせた。


8.先斗寧の個人拠点

妖怪とギャルが侵入済み

倉持めるとの個人拠点からすぐ近く。簡素な家に設置された家具8つの内、2つが不法侵入者による看板である。早急なセキュリティ対策が望まれる。


9.雲母たまこの個人拠点

ただただ、可愛い

ピンクを基調としたログハウス。たまこらしい、可愛い個人拠点である。元々、七瀬もこういったテイストの建築を行いたいと宣言していたはずだったのだが…


10.栞葉るりの個人拠点

本企画の主催者・栞葉るりの個人拠点。参加者イチの初心者を謳う栞葉だが、その拠点はなかなかどうして、特徴的かつ人目を引く仕上がりとなっている。拠点周りは栞葉が連れ帰った動物で溢れており、この時もちょうど、栞葉が5時間(!)かけてウサギを連れ帰ってきたところだった。

なお、栞葉は旅の途中で行商人に出会うと、なぜか行商人が「突発的な用事」で姿を消し、仕方がないので行商人がその場に残したレアアイテムを回収することがあるらしい。七瀬も同様に、行商人に出会うと「不慮の事故」により行商人が消えるため、やむなく行商人が落とした貴重なアイテムを預かるケースが多いとのこと。

そして、そのまま持ち続けても宝の持ち腐れなので、帰ってこない行商人に代わり、有効活用してあげるらしい。にじ若手女子マイクラサーバーの治安は、にじGTAの舞台「にじサントス」並みなのかもしれない。


11.ルンルンの図書館(建築予定)

まだ土台の状態

栞葉の拠点のすぐ隣。図書館はまだ(筆者が認識する限り)サーバー内に存在せず、完成に期待がかかる。訪問時は夜であり、建築予定地にゾンビやスケルトンが群がっていたが、「最強」の弓を携えた七瀬により経験値と化した。「私がヤる!」と飛び出す七瀬に、モヒカン肩パッドの荒くれ者が重なって見える。


12.あやかき共同拠点(アヤカトラズ)

無骨な1階、ファンシーな2階

いずれ菖蒲か杜若、通称「あやかき」メンバーの共同拠点。司賀りこと珠乃井が、各々のログイン時に交互に建築を進めた、巨大な共同宿舎である。

一手目を手掛けた司賀りこの独特な世界観が炸裂し、最初は「監獄」の様相を呈していた。その様子を嘆いた珠乃井の手で、2階にはあやかきメンバー5人のお洒落なシェアハウスが誕生。コンセプトが複雑骨折している巨大建築だが、不思議な統一感(主に珠乃井の努力による)もあり、本企画における観光名所の一つとなっている。


 13.五十嵐梨花のカップルベンチ

カップルを祝福するベンチ


共同拠点内に設置されているハート型のベンチは、五十嵐梨花が制作した、本サーバー屈指のデートスポット。初めて近くを通りかかった参加者が必ずスクリーンショットを撮る、「映え」の聖地である。七瀬も司賀りことツーショットを撮影。

撮影は昼だったが、夜はまた一段と雰囲気が出る


他の施設も散策しつつ、地上観光は一区切りした。

─────────────

観光後は、折角なので探検にも出かけようと、共同拠点近くの森から出発する七瀬と司賀りこ。

森を越え、ボートで海を渡り、幾つかの大陸で冒険を進める二人。ある大陸で見つけたオウムに惹かれた七瀬と司賀りこは、共同拠点に連れ帰ろうと手懐ける。

オウムが肩に乗った装備画面を確認し、大喜びする七瀬


だが、拠点への帰還行の途中、ボートで海を渡ろうとした際に、オウムとはぐれてしまう。探せど探せど見つからず、仕方なく諦める七瀬だった。だがこのオウムとは、後日の配信で、思わぬ場所にて再会を果たすことになる。

長旅を経て、共同拠点に戻ってきた七瀬と司賀りこ。この時点で午前1時。共同拠点周りも賑やかになる時間帯で、続々と他の参加者と顔を合わせた。

配信外でログイン中の立伝都々と珠乃井ナナ
夜釣り帰りの早乙女ベリー
多数の後輩に囲まれる先斗寧
隠匿の魔女Kも

最終的には、七瀬・司賀りこ・早乙女・綺紗良の4人で、マイクラ雑談に興じる、にじ若手女子。

女子トークが終わらない

各々のマイクラ愛を披露しつつ、共同拠点の夜は更けていった。
 
 

3.おわりに

筆者の作文能力の限界で、非常に長い記事となってしまった。撮影したスクリーンショットの枚数も、優に50枚を超えている。

切り抜き動画全盛の昨今、テキスト中心の振り返りブログにどれほど需要があるかわからないまま前回の記事を投稿したが、ありがたいことにX等で「配信全体の概要を追える媒体があるのは嬉しい」という声を複数頂いた。

筆者としても、楽しく視聴している本企画の備忘録として、(七瀬の配信がこれ以上加速しない限りは)概要の取りまとめを続けたいと考える次第だ。

本記事が、まだ七瀬のマイクラ配信を観たことが無い人にとって、これから七瀬の配信を追うきっかけになれば幸いである。

それでは皆様、おつすずな~



2月15日(土)20時より、七瀬の新衣装!ついに!


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