パワーアップした女性をめざすよ
今年のお正月は、コロナで旅行が
できなくなったり、友達と集まるのも
自粛になったため、久しぶりに
一人暮らしをしている娘2人と、
息子家族が、実家である
我が家にそろってにぎやかでした。
年末年始にこども達(社会人ですが)や
孫たちが集まる予定がはっきりした時
にぎやかに過ごせるのは楽しみで
うれしいと思う反面、母親である私一人が
家事を取り仕切って、忙しい思いを
していた子育て中の記憶が
よみがえってきました。
そして、家族が揃うと思った瞬間、
かいがいしく一人で働く母親に
もどりそうになってしまいました。
でもせっかくの機会なのだから、
私もできるだけゆったりと
過ごしたいと思い直しました。
昨年リモートワークで
3ヶ月近く家にいた夫には
「家事をお手伝いとしてやるのではなくて
責任を持って分担してほしい」
と伝えてあり、すでに実践済みです。
私は、あれこれ口出ししないで
夫に家事を任せる練習を
積み重ねてきました。
あのやり方を年末の仕事にも
当てはめない手はありません。
大掃除は完璧を目指すのではなくて、
気持ちよく過ごせるように
最低限の掃除をすることにして
夫と娘二人に1時間程度
協力してほしいことを話しました。
そして、それぞれが気になるところを
各自が選んで掃除しました。
早く終わった人は、自発的に
他の所も追加で掃除したりして、
全員終わるまでに時間はちょっと
オーバーしましたが、お疲れさま〜と
言い合って、その後一緒に
ごはんを食べました。
家の中はもちろん、
気持ちもすっきりしました。
子ども達が小学校高学年くらいから
独り立ちするまでの間も
大掃除を手伝ってもらっていました。
でも、誰がどこを掃除するかまで
全部私が考えていたので
自分の思ったとおりに
きれいになっていないと
イライラしてしまいました。
今回は、それは全くありませんでした。
おせち料理は、1人1品ずつ、
自分の好きな物を作ることを
提案してみました。
その結果、夫が伊達巻き、
娘の1人が紅白なますとたたきごぼう、
もう一人がのしどり、プラスきゅうりの
中華風を作りました。
私は煮しめとお雑煮です。
予想していたのより品数が
多くなった上に、家族が作っている間
私は他のことをする余裕ができました。
妻で母親なら当たり前、
私の母もやっていたからなどと、
習慣にしてやってきたことも、
本当にやりたいことなのかを
考えて変えていくことができると
気づき、気持ちに余裕が
生まれたのはうれしいことです。
家族のことが気になったり、
他の人からどう思われるかが
気になったりすると、
自分がどうしたいのかは
後回しになりがちです。
そんな時は、私のことを
100パーセント信頼して話を
聞いてくれる「親の時間」の人達に、
気になっていることを
正直に話していくことで
自分の考えを思い出すことができます。
今年はさらにパワーアップした
女性をめざします。
「親の時間」のみなさん、
今年もよろしくお願いします。
いっこ
※この文章は、2021年に書かれたものです。