娘の聞く力
私と小4の娘に起きた出来事です。
私の夫は妻である私の事が大好きなので、
休日に私が出かけると嫌だと言います。
さらに子どもたちを一緒に連れて
行かないとなると、不機嫌になります。
ある休日、私は用事があって、
子どもたちをおいて出かける
予定になっていました。
前から夫にお願いしていたので、
あとは準備して出かけるだけでした。
夫とのやりとりを見ていた
娘が何の気なしに私に
「パパ、嫌だって言っていたのに、
ママ出かけるね」と声をかけてきました。
その言葉でスイッチが入って、
出かける交渉をした時に
私が感じていた思いが
ものすごい勢いで
湧いてきてしまいました。
「なんでママばっかり、
出かける時にこんなに
一生懸命お願いしなきゃいけないの?
パパなんか好きな時に飲みに行くし、
その時にいちいちママに
お願いしたりしないじゃん。
そもそもママが子どもたちを連れてくと
パパは別になんともなく
自分の好きな事して
ご機嫌で過ごしているし。。。
なんでママばっかりこんなふうに
責められなきゃいけないの?
パパなんか一回だって自主的に
子どもたちをどこかに
連れて出かける事なんかないじゃん。
なんでママばっかり!!️」
そこまで言うと、もう娘は
泣き出していました。
はっ!として、娘に謝り、
泣いている娘の隣にいき、
ぎゅーっと抱きしめました。
ひとしきり泣くと、ママに
聞きたいことがある。と、娘。
娘「このまま離婚しちゃうの?」
私「しないよ。」
娘「だってパパの事大嫌いだって
いったじゃん。」
私「○○(娘の名前)だって、
パパに怒られた時
大嫌いって言うじゃん。」
娘「わたしの大嫌いと
ママの大嫌いは違うよ!!️」
私「(笑いながら)同じだよ。
ママの大嫌いも〇〇の大嫌いも、
もっと私の事
わかってほしいだけなのに!!️
って気持ちの裏返しでしょう?」
娘「そっか。そうだね…。」
娘の不安が一つ解消されました。
娘「あともう一つ。ママはお休みの日に
子どもたちと遊びに
お出かけするの嫌だったの?」
私「全然違うよ。〇〇のことも
息子たちの事も大好きだもん。
一緒に遊びに行くのは
ぜーんぜんいいよ。
でも、ママばっかりそうやって
子どもたちと関わるけど、
パパは全然そうゆう風に子どもと
積極的に関わらないじゃない?
それが寂しくて、悲しいだけだよ」
娘「なーんだ。そうなんだ。よかった」
娘の中の不安な事2個目が解消されました。
娘「なんだ、ママ、愚痴りたいのか。
いいよ、娘に話してごらん。
今なら暇だから聞いてあげるよ」
自分の不安な気持ちを解消した彼女は、
理性を取り戻して、私の話を
聞く係を買ってでてくれました。
時間いっぱい話を聞いてもらった
私も理性を取り戻して、
夫にありがとうを伝えて、
元気いっぱい出かける事ができました。
娘が10カ月の時に始めた「親の時間」。
彼女は今10才。私と一緒に彼女も
聞く力を身につけているんだな、
と思った出来事でした。
あおもり のん