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雨降りの子
今週は雨降りの幕開け。
朝から大泣きの息子。
「発表会の練習いやだ。」
「オラ怒られてないけど、
他の子怒られたら
オラも怒られてる気持ちになっちゃう」
「勉強もなんか全然つまんないし、
楽しくない」
「怒られたくない」
「母ちゃんも学校一緒に行くなら行く」
いっぱいいっぱい泣いて、
ぎゅーっとたくさん抱っこして。
でもそろそろ時間だから支度して。
着替えよう。
泣いたからちょっぴりさっぱりして
ご飯は普通に食べれる。
よし。それならOK、と私の中で決まった。
さて、ご飯も食べ終わり、
学校に行くギリギリライン
息子は玄関でやっぱり号泣。
私「◯◯(息子の名前)、
◯◯が怒られてるんじゃないよ」
「それに、怒られたって平気だよ。
直せば良いだけじゃん。」
「お友達が怒られているのを
◯◯は受け取らなくて大丈夫」
「母ちゃんも先生も◯◯が
頑張ってるの知ってるよ」
ここまで言うと泣き止んでいた。
「…◯◯のハート、だんだん
ピカピカしてきたね」
「ピカピカのハート持って行ったら
きっと今日も楽しいよ。
いってらっしゃい」
息子がニヤリとした。
もう泣いてなかった。
ニコニコしながら、歩いて行った。
振り返らなかった。
子どもたちをなるべく抑圧しないで
一緒にいたいと思うけど、
この社会から、全部取り除くのは不可能で。
それならば、子どもが抑圧をなるべく
受け取らないハートを持てたらいいと。
私さえ揺らがなければ、
できるんだろなぁ。
と黄色い傘を見送りながら思った。
信じる事。聞く事。
子どもが泣き出したら、
いっぱい泣かせてあげる事。
私が息子にしてあげれることは少ないけど、
とても大事なことをしていると思う。
のん