小さい頃の夢
先日の「親の時間」は、「小さいころの夢を思い出す」
がテーマだった。
はじめ「夢」と言われたら 小さいころに
なりたかった職業のことかなと思った。
幼稚園の先生から、「将来やりたい
ことは何?」と聞かれたときに、
とっさにちょっといいなと思っていた
母の昔の職業を答えた覚えがある。
でも、「親の時間の」クラスの
みんなの話を聞いていくうちに,
そんなじゃないもっとワクワクした
いっぱいやりたかった夢を思い出した。
私はいつか大きな木の上に家を作って
暮らしたいと思っていた。
本気でいつかできると思っていた気がする。
ふきの葉や草のかげや、木のうろには
コロポックルや小人がいると
信じていつか見たいと探していた。
空を飛びたいと思っていて、
水素入りの風船が手に入ったときは
とてもうれしくて、何度も
ソファーから飛んで練習した。
いつも空中を歩く練習をしていて、
右足が落ちる前に早く左足を出せたら
きっと水の上も、空中も歩けると思っていた。
いつか地球の裏側まで行けるかもと、
真剣に穴を掘っていた。
お日様に干してある洗濯物になりたいとか
くらげになりたいとか、動物と話したいとか、
虹のふもとまで行って登ってみたいとか
やってみたい、いつかできるかもと思っていたことが
もっともっとたくさんあった気がする。
思うことと、言うことと、やることが
一致していたあの頃。
あの時のなんでもできるような気持ち、
今日にも、明日にも、そして自分自身にも
期待していた気持ち。
そんなことを思い出していたら
なんだかすごく楽しくなってきた。
自分が小さいときに、すごい自分を
ステキだと思っていたことや、
自分を大好きと感じてたことなんかも
思い出せてちょっとびっくりした。
そんな風に思えてた時が、自分にも
あったんだなと思った。
なんか嬉しいなと思った。
のんちゃん
この文章は、2015年に書かれたものです。
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