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ワクワクドキドキ絵本読み

「親の時間」のスペシャルタイム
(スペシャルタイムとは、
自分がやりたいことを
クラスのメンバーの人たちに
100%の注目をもらって
自分がやりたいようにやれる時間です)
のクラスで、私がスペシャルタイムを
もらう番が回ってきたとき、
絵本を読んでもらいました。

私がやっている保育士の仕事で
出会う子ども達は、私の膝に
座って絵本を読んでもらうのが
好きなので、それを真似して
みたいと思ったのです。

そのことをメンバーに話して、
膝に座る代わりに3人の仲間に
ぴったりと寄り添ってもらい、
そのうちの1人に絵本を読んでもらいました。

選んだのは、子どもの頃
お母さんに読んでもらって
すごく面白いと思った絵本です。

それはとても幸せな時間でした。
ところが2ページくらい
読み進んだら何故かわからないけど
涙があふれてきました。
しばらく泣いてから、
せっかくのこの素敵な時間を
味わいたいと思い直し
読み手の言葉に耳をすまして、
絵をじっと見つめるようにしました。

そうしたら、わくわくドキドキする
気持ちがよみがえってきて、
みんなが一緒にいるのがうれしくて、
とてもあたたかい気持ちになって
クスッと笑いがこぼれたりもしました。

涙があふれた時の気持ちは、
スペシャルタイム後の聞き会う時間に
もう一度思い出して聞いてもらいました。

子どもの頃、絵をみながら
お母さんの声を聞きながら、
お話の世界に入って楽しむのは
とっても嬉しかった思い出です。

でもその気持ちを「うれしい!」
「ありがとう!」って伝えたり
お母さんの膝に自分から乗ったりは
できなかったことに気がつきました。

お母さんのことが大好きで、
一緒に絵本をみているのに、
何かちょっと遠慮して
距離をおいている私がいました。

スペシャルタイムでやっと、
そのことを悲しいと感じることができて、
泣けてきたのです。

聞いてもらってたくさん泣いたら、
愛情からわいてくる気持ちを
素直に伝えていいし、大好きな人と
くっついていてもいいし、
私はそうしたいと思っている、
ということがはっきりとわかりました。

そして子ども達と一緒に過ごす時間を、
より楽しめるようになりました。

今まで自分の子ども達と接するときに、
難しさを感じていた理由も
ここにあったのだと思います。

私にとって何が大切なのか
わかって本当に良かったです。

いっこ

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