友達の作り方⑩ 人気者はみんな聞き上手

友達の作り方⑩ 人気者はみんな聞き上手

 

専門学校で学生相談員をしています。
調布の心理カウンセラー岩渕紋子(いわぶち あやこ)です。


《友達の作り方をシリーズでお伝えしています》


◼友達の作り方◼

1.自己紹介を考えよう
2.どんな人と友達になりたいか明確にしよう
3.見た目も大事です(言葉以外でのアピール)
4.人気者はみんな聞き上手
5.どんな人でも100%好かれることはないと知っておく


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今回は、「4.人気者はみんな聞き上手」です。


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人気者というと、

おしゃべりが上手で

いつも周りの人を笑わせている人、

例えばお笑い芸人さんのような人が人気者

そんなイメージがあると思います。


私も人気者と言われて

一番最初に浮かんだのが、

明石家さんまさん

でした。


さんまさんと言えば、自分が大好きで、

ご自身の出演した番組を全て録画して、それを家で見て、自分が一番面白いと大笑いしていると公言してますよね。


いつも笑いに溢れていて、

ものすごいおしゃべりな印象がありますが、

トーク番組などをよく見ると、

ゲストの方がいかに気持ちよく話せるか、

そのための手段としてボケたり突っ込んだりしながらしゃべっていることに気付きます。


特にすごいのは、

ゲストの方の話がすべったり、

失言したり、

逆にあまりにも悲惨な体験談を話されて悲壮感が漂ってしまったりして、

スタジオ内に気まずい雰囲気が流れた時に、

さんまさんがコメントすることで、

それらを瞬時に笑いに変えてしまうところです。


時には自分のことをオチに使うことで、

気まずい思いをしているゲストの方から注目をそらし、

会場を笑いに包んでから何事もなかったように

『ほいで(それで)?』

とゲストを促して、次の話題へ移っていきます。


一見、さんまさんは自分のことを話しているように思えるかもしれませんが、実際にはゲストの方がその場を気分よく過ごせるようにフォローしているんですね。


あくまでも主役はゲストの方なんです。


そして、そんな風に何を話してもフォローしてもらえるという安心感や、絶妙なタイミングで相づちを打って話を促してくれるので、

たくさんの方がさんまさんのところにやってきて(=はた目にはさんまさんが人気者に見える)、思わず自分をさらけ出す話をしてしまうのですね。


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みなさんご存知のとおり

コミュニケーションは

話すことと聞くことで成り立っています。

 

気持ちのよい会話は

『キャッチボール』

一方的なのは

『ドッチボール』

などどいう例えもあるとおり、

 

話し手の話を受け手がきちんと受けて、

その次に、

受け手だった人が話をして、

それを相手がきちんと受けとる

 

そういうやりとりが続くことによって

お互いに相手のことを

”自分の話をきちんと聞いてくれる人”

だと感じて信頼関係が構築されていきます。



さんまさんのみならず、

鶴瓶師匠だとか

黒柳徹子さんだとか、

いわゆるトーク番組で司会者をしている芸能人の方はみなさん、会話のキャッボールができる人なのです。


そして、会話のキャッチボールができるから、ゲストの方と信頼関係が築けるのです。


するとゲストの方は他では話さないようなことを話してしまい、視聴者もその番組を見たくなるので、ますますその司会者の方は人気が出るのですね。


 



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ところが人間は基本的に話す方が好きなんだそうです。

そのため”人の話を聞く”というのは案外苦痛なそうなんです。


赤ちゃんは泣くことでしか自分の気持ちや考えを表現できませんが、それを言葉で表現できるように言葉を教えていきますよね。


つまり、話す訓練(教育)は継続的にされているということです。


ところが、聞くこと、人の話の聞き方はどうでしょう?


小学校の時をちょっと思い出して欲しいのですが、誰かが意見を発表するとします。


発表する人の方を向いて、黙って静かに聞きましょうといった指導はあるかもしれませんが、

一方で、発表を聞いた後に、何か意見や感想を求められることが多かった気がします。


すると、もし、先生に指されたら大変だと、聞いている途中から、自分が何を言うかを考えなければならなくなります。


これは聞き方の訓練(教育)としては、あまり機能しているように思えませんねf(^_^;



だからかもしれませんが、私たちは、人の話を聞いている時に、


相手の話に対して何か気の利いた返事をしないとバカだと思われるのではないか、


面白い返しをしないと話が盛り上がらないのではないか、


そんな風に考えて、次に自分が何を話せばよいのかを一生懸命、考えてしまう、

そういう傾向があるように思います。



でもその時、あなたの意識は自分の方へ向いていて、相手の方へは向いていないですよね。


上の空とまではいかなくても、

聞いているようで聞いていない

そんな状態なんですね。



すると相手の方は、あなたが自分の話を聞いていないことを敏感に感じ取ってしまい、次第にあなたと話していてもなんだか楽しくないなと思うようになってしまいます。



また、仮に面白い返しをした場合、その会話の主役は誰になるでしょうか?


相手の話を盛り上げるためなら、相手でしょうが、自分が場を盛り上げるなきゃ!と思っていた場合はどうでしょうか?



場が盛り上ったとしても、結果的に相手から話の主役を横取りしてしまったとしたら、その人はあなたと一緒にいて楽しいと感じるでしょうか?



むしろ、一生懸命、自分の話を聞いてくれて、

『それでどうなったの?』

『それからどうしたの?』

と、話の続きを促してくれる人の方が、

話をしていて楽しい!もっと一緒にいたい!と思ってくれるのではありませんか。



繰り返しになりますが、人は自分の話をする方が好きなのです。


だから、自分の話を聞いてくれる人の方が、自分で話をしたがる人より好ましく感じるのです。



面白い返しも気が利いた言葉も要らないのです。


自分が何を言うかなど考えずに、まずは相手の話に集中してみる。

ただ、うんうんとうなづくだけで充分です。

相づちを打つのも、


それで?

どうなったの?

わー!

すごい!


そういう単純なもので大丈夫なんです。


試しに相手の話を1分間、集中して聞くことをやってみてください。

何か反応しなければと思うなら、うんうんとうなづく、もしくは、


はぁ

ひぃ

ふーーん

へぇー

ほぉ


と、『は行』を使ったひと言を言ってみてください。(たったひと言ですが、イントネーションや声の強弱で、かなりのリアクションをすることができますよ。)



きっと相手の方は、あなたのことを『自分の話をきちんと聞いてくれる人』だと感じると思います。

そして、もっと一緒にいたいと思うはずです。



友達になりたいなと思う人がいたら、

まずは相手の話を1分間、集中して聞いてみる。

良かったら試してみてくださいね!


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★人気者はみんな聞き上手★

①相手の話を聞くときは、自分が何を言うかなど考えずに、まずは1分間、相手の話に集中する。

 
 

②何か反応しなければと思うなら、うんうんと、うなづくだけでOK


③相づちを打ちたいときは、

それで?

どうなったの?

わー!

すごい!


など単純なもので大丈夫!


また『は行』を活用した相づちもおすすめです。


はぁ

ひぃ

ふーーん

へぇー

ほぉ

⬜⬛⬜⬛⬜⬛⬜⬛⬜⬛⬜⬛⬜⬛⬜⬛
 

分からないことや質問などがありましたら

お気軽にコメントしてくださいね。

 

 

尚、具体的なご相談は、個人セッションにて承りますので、

良かったご利用くださいね。

⇒https://ameblo.jp/5gatsu-love-you/entry-12348637617.html

 

よろしくお願いします(*^^*)

 

調布の心理カウンセラー
岩渕紋子でした。

 

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岩渕紋子
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