友達の作り方④

友達の作り方④

専門学校で学生相談員をしています。
調布の心理カウンセラー岩渕紋子(いわぶち あやこ)です。

《友達の作り方をシリーズでお伝えしています》

■友達の作り方■
1.自己紹介を考えよう
2.どんな人と友達になりたいか明確にしよう
3.見た目も大事です(言葉以外でのアピール)
4.人気者はみんな聞き上手
5.どんな人でも100%好かれることはないと知っておく

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今回も、『1.自己紹介を考えよう』編の続きです。

いきなりですが、

みなさんは有名人が離婚するときに、

「価値観が違うから」

というのを聞いたことありませんか。

価値観が違うというのがどういうことかというと、

例えば、

Aさんは、「健康のために腹八分目にするのよい」と考え、

Bさんは、「美味しいものをお腹いっぱい食べているときが幸せ」と考えていたとします。

この二人が一緒に食事をしたら、どうなるでしょうか。

もしかしたらAさんはお腹いっぱい食べようとするBさんを見て、

「健康のためには腹八分目にした方がいいのにな…」

と思うかもしれません。

一方、Bさんは

「美味しいものをお腹いっぱい食べて幸せだなあ。健康のことばかり気にして、人生を楽しまないのは損だよ」

と思うかもしれません。

どちらがいい悪いではなく、それがその人の価値観ということなのです。


本来なら、お互いにお互いの価値観を受け入れて

双方が違いを認め合うことで、

よい人間関係を築いていけるのですが、

人は時として無意識のうちに

相手に対して自分の考えに同意してもらいたいと

思ってしまうことがあります。


するとつい相手を説得してしまう

(=相手を変えようとしてしまう)

ということを、やってしまうのです。


するとどうなるでしょう。


食事の度に、心の中で、

どうしてあの人はこうしないのかな~

私の言う通りした方がいいのにな~

私の方がきっと正しい(幸せになれる)のにな~

と思うようになり、

なんだか気まずい雰囲気になってきます。


好きな相手だからこそ自分に同意してほしい、

自分と同じであってほしい

そんな思いが、

いつの間にか

どうして私の考えに同意してくれないの!

どうして私の考えを受け入れてくれないの!

と、相手を心の中で責めるようになってしまうのですね。



実は、あなたの方が先に、相手の考えを受けれていれば、

相手もあなたの考えを受け入れてくれるようになるのに

逆をやってしまっているのですね。


そして、ここがキモなのですが、

自分で自分の価値観を分かっていないために

相手の価値観にも気づかず、

また、それを相手に求めているということにも気づいていない

そんな可能性があるのです。



良好な人間関係を築くためにも

自分と相手の価値観を知り、認め合うことが大切です。


そこで今日はあなたの価値観を明らかにしていきましょう。


★ ワーク 4 ★
(1)あなたが、最近、腹が立ったり、イライラした出来事はなんですか?

実際にあったことでも、テレビやネットで見たことでも構いません。

どうして、腹が立ったり、イライラしたのか、理由も教えてください。


(2)あなたが、人から言われて嬉しかったことと、逆に傷ついたことは何ですか?その理由も教えてください。


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同じ言葉が出てきても、それぞれ矛盾していても気にする必要はありません。数を出すことを優先してくださいね!

また、頭の中で考えるだけでなく、

自己紹介文を考えるときに参考にできるよう

・紙に書き出す

・スマホやPCにデータ入力する

・音読して音声メモするなど

何らかの形で記録しておいてください。


★自分のことを知っていくのが楽しくなってきませんか?

次回は「1.自己紹介を考えよう」編のまとめをお伝えします。

その前に、ぜひ、ワークをやってみてくださいね。

調布の心理カウンセラー
岩渕紋子でした。

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