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低価格A I、DeepSeekショック〜株は節分天井⁉️

 1月24日付のCNBCなど複数メディアの報道によると、中国のAIスタートアップDeepSeekが12月下旬に同社が開発したLLM(大規模言語モデル)を無料・オープンソースとして公開。記事によると、GPT-4.0を正確性で上回る性能を発揮。また、推論モデル「r1」は、OpenAIの最新モデルの性能を多くの点で上回る結果を出しているとのこと。
 同社のモデルは、先端半導体を搭載せずに実行可能で、コスト効率が非常に高いとされる。DeepSeekが提供する低価格AIソリューションは、中小企業や個人ユーザーが高性能なAI技術を手頃な価格で利用できるようにすることを目指し、これにより、従来は高価で大企業に限定されていたAI技術が、より広範な市場に普及しやすくなる。一方で、この技術は、米国のハイテク企業の優位性を脅かす可能性があるとの懸念が広がっている。

◾️低価格AIの衝撃❗️
1. コスト削減:DeepSeekのモデルは訓練や開発にかかるコストが非常に低いため、AIの導入コストが大幅に削減される可能性がある。
2. 競争激化:低価格で高機能なAIの登場により、既存の高価格AIソリューションを提供する企業が価格競争に巻き込まれる可能性がある。
3. 市場の混乱:DeepSeekの技術が広く普及すると、既存のAI企業の株価が下落する可能性がある。

◾️株式市場への影響
1. AI関連株の下落:DeepSeekの技術が米国のハイテク企業の優位性を脅かすとの見方から、AI関連株が軒並み下落。
2. 市場全体の影響:ディープシークのモデルが広く受け入れられると、先端半導体が必要なくなることから、AI関連のサプライチェーン全体に影響を与える可能性がある。

DeepSeekの技術がどのように進化し、市場にどのような影響を与えるかは注目されるが、
直近の高い成長性を期待・加味して割高で推移していたソフトバンクG、エヌビディアといった日米ハイテク株にとって、高い成長性を脅かす潜在が現れた=成長シナリオの修正から、節分天井となるような大幅な調整に注意したい❗️

以下は、DeepSeekアプリの画面。

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