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金投資のキホンと今後のポイント

  1. 金に投資する意味
    ①安全資産としての役割: 金はインフレや経済不安定時に価値を保ちやすい資産です。株式や不動産が下落する際にも、金は価値を維持する傾向があります。
    ②多様化: 投資ポートフォリオに金を加えることで、リスクを分散し、全体の安定性を高めることができます。
    ③流動性: 金は世界中で取引されており、比較的簡単に現金化することができます。  

  2. 金投資に関わる税金
    ①消費税:金地金や宝飾品を購入する際には消費税がかかります。また、売却時にも消費税が適用されますが、購入時と売却時の消費税率が異なる場合、その差額が影響します。
    ②所得税:金を売却して利益が出た場合、その利益は「譲渡所得」として課税されます。譲渡所得には50万円の特別控除があり、5年以上保有した場合はさらに税負担が軽減されます。
    ③総合課税:金の売却益は総合課税の対象となり、他の所得と合算して税率が決まります。これにより、他の所得が多い場合は税率が高くなることがあります。
    ④マイナンバー:金の取引で200万円を超える場合、マイナンバーの提出が必要です。
    金投資を検討する際には、これらの税金に関する知識を持っておくことが重要です。

  3. 今後の見通しとポイント
    ①中央銀行の需要増加: 多くの中央銀行が金の保有量を増やしており、これが金価格の上昇を支えています。
    ②地政学リスク: 世界的な政治不安や紛争が続く限り、金の需要は高まる傾向があります。
    ③インフレ懸念: インフレが進むと、金は価値を保つ手段として注目されます
    ④金融政策: 金利の動向や金融緩和政策も金価格に影響を与えます
    ⑤今後の見通し:ゴールドマン・サックスは、2025年末までに金価格が1オンス3,000ドルに達する可能性があると予測しています。(12月27日現在2653ドル)。

  4. まとめ
    ⚫︎金への集中投資というよりは、資産の一部、分散投資を!
    ⚫︎金現物投資は申告など面倒な面があり、金連動の投資信託やETFで、特定口座やNISA口座の利用検討を!

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