エヌビディア決算発表!
米半導体大手エヌビディアが20日発表した8-10月期(第3四半期)決算は、売上高が大幅に増加し、利益もほぼ倍増した。人工知能(AI)ブームの力強さが続いていることを示す内容となった。売上高は、前年同期比17%増の351億ドル、利益は193億ドルに達し、アナリスト予想を上回った。
足元の11-1月期の売上高は約375億ドルを見込むとし、アナリスト予想を上回った。来年に大量投入される予定の次世代AI向けチップに対し、マイクロソフト、グーグル、メタ、イーロン・マスク氏率いるxAIなどの顧客の需要が旺盛なことを示唆している。
決算発表後、米株式市場の時間外取引でエヌビディア株は、通常取引終値比で一時約5%安だっが、下げ幅を縮小して取引されている。過去の大幅な増収増益決算を受けて、決算結果が高い期待を持った投資家の期待に届かなかったことが背景だと思われる。今までの決算後と異なり、先行きに関する次期トランプ政権の半導体政策への懸念もあることから、いつも以上に決算後の「好材料出尽くし」による売り、下落には注意したい。