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S &P500ネガティブレポートと債券、金について

  ゴールドマン・サックスの最新レポートによると、S&P500指数の今後10年間の年率収益率が3%にとどまると予測。これは過去10年間の年率13%と比較して大幅な減少となる。
この予測の背景には、以下の要因が挙げられる。
①市場の集中:米国株の上昇は、GAFAMやエヌビディアなど少数の企業に依存。これらの企業の成長は、'24年の初めからS&P500指数を20%以上押し上げた。その結果、今年は最高値を更新。反面、一部の企業にのみ資金が集中しているため変動リスクが高いとも言える。
また、レポートでは、今後数年でこれらのハイテク企業の利益成長が減速し、それに伴って、米国株が調整する可能性を予想している。
②経済成長の鈍化:米国のGDP成長率の低下。
③他の資産との競争
投資家がより高いリターンを求めて債券など他の資産に目を向ける傾向。
⭐︎米国債:ゴールドマンのストラテジストの分析によると、S&P500種のリターンが米国債を下回る可能性は約72%、2034年までのインフレ率を下回る可能性は33%とストラテジストらは試算している。
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⭐︎:中央銀行の買いと米国の金利引き下げにより、金は来年、過去最高値を更新するだろうと、ゴールドマン・サックスは予想している。同社は2025年の商品のトップ取引に金を挙げ、トランプ次期米大統領の任期中には価格がさらに上昇する可能性があるとの見方から、25年12月までに1オンス3000ドル(11月26日現在2627ドル)という目標を示した。
 トランプ政権下で、関税強化など貿易摩擦の激化により、投機筋の金投資がさらに拡大する可能性がある。また、米財政懸念の高まりや特に米国債を大量に保有している中銀が金の購入を増やす可能性も…。 

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