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オヤマップ 24年 11月号(米大統領選後)

◆日本株
 共和党トランプが掲げる政策は減税等から短期的には2016年と同じような株高(トランプ・トレード)に期待。一方で輸入品には一律10~20%の追加関税課すとしている点や輸出企業を後押しするドル安政策など日本株にとってはリスク要因もあるので、特に来年の就任以降に注意!また、慎重な見通しや減益といった中間決算がある中での株高は、日本の政局における連立政権=減税期待とも考えられ、期待先行の相場での日経平均4万円台の投資には慎重に!?

◆米国株
 業績から見た時の米国株には割高感もあるが、減税や自国保護主義的な政策を掲げるトランプが当選したことで、株高に期待。ただし、短期的な就任までが短期的なトランプ・トレードのピークとなる可能性も!?減税等による財政悪化・追加関税によるインフレ懸念から米長期金利上昇&高止まりが懸念されており、米国株式の投資対象がグロース株からバリュー株へ変わるとの見方も。高配当株・高業績・高成長といったクオリティ株を選好か!?

◆為替(円/米ドル)
 減税による財政悪化・追加関税による輸入物価上昇によるインフレ懸念による米長期金利の上昇から円安ドル高が進行しているが、短期的なもの(大統領就任まで?)になる可能性も!?前回のトランプ政権同様にトランプはドル安志向と鮮明にしており、前回のトランプ政権以上にFRBへ利下げ圧力を強める可能性や米財政不安からのドル売りなど円高ドル安リスクに注意。

◆為替(円/豪ドル)
 豪中銀は引き締め姿勢(利上げ等)継続も、消費の不振が目立つ内需などから市場の年内の利下げ期待は高まっている。ただし、豪中銀の姿勢を考慮すると利上げ開始は来年2月以降となり、その後緩やかに利下げを継続すると予想され、来年豪ドル安が進む可能性も!?

◆インド株
 10/9の政策決定会合で、政策金利を6.5%で据え置くことを決定した。ただ、金融政策の運営方針を従来の「金融緩和を縮小する段階(利上げ等)」から「中立」に変更。利上げ・利下げ双方が視野に入る柔軟な政策運営となったことは、株式市場にポジティブな要因と考えられる。足元調整しているインド株だが、企業業績の先行きに対する市場見通しの拡大傾向も維持されており、引き続き長期的な成長期待を継続!


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