今年の上昇要因と今の懸念を整理
昨年末からの日米株上昇の前提は…
①インフレ鈍化
②米国利下げ(3回→2回)
③米国景気ソフトランディング(軟着陸)
④生成 A Iによる生産性向上期待
しかし、中東情勢悪化と米3月の小売売上高が予想を上回ったことで、①.②の前提へ懸念が生じた。
通常、戦争のような地政学リスクが生じたときには安全資産である米国債や円が買われ、米10年債利回りは低下、円高ドル安になることが多い。今回は、中東情勢悪化→原油高ヘの懸念→インフレ懸念→利下げ期待後退→米長期金利上昇→円安ドル高の構図となっている。そこに予想を上回る小売売上高によって、米長期金利は4.6%超の上昇となった。
今後の鍵を握るのは、イスラエルの報復攻撃の有無と程度だと思われる。原油価格が上昇すれば、日米ともに利上げ等金融引き締め策への懸念によって株式相場のリスクが高まりそう。
一方で④の前提への期待も大きい。特に25日はマイクロソフト、アマゾン、アルファベット、インテルといった米ハイテク企業の決算が集中している。生成 A Iへの期待を超える決算か?注目、期待したい‼️