パトワ語ガチ講座
Lesson 1 パトワ語ってなんですか?
ジャマイカというと皆さんは何を思い浮かべますか?レゲエ、ジャークチキン、ウサインボルト、大麻、など色々なものがイメージ出来ると思います。その文化を日本の皆さんに伝えるため、そして自分もこの講座を通して、ジャマイカやパトワについて深く知りたいので、この講座を始めました。
パトワというのはジャマイカで使われている公用語であり、英語が訛った、日本で言うと関西弁のようなニュアンスで使われています。
ジャマイカは貧富の差が激しい国ですが、上流、中流、下流関係なくパトワは使われています。
パトワはアフリカから来た言葉なので語源がアフリカの言葉もあります。
GINAL (ジナル)
こちらはズルいことをしたりする人を呼ぶ言葉ですがこちらはアフリカの言葉でgyinaa(ジナー)が訛り、GINALになりました。
BAFAN (バフーン)
ドジな人を呼ぶときに使う言葉でアフリカのBOFRANが訛りこの言葉になりました。
UNU (ウヌ)
貴方を表す言葉で、アフリカの言葉UNUがそのまま使われています。
NYAM(ニャム)
食べるを表す言葉で、アフリカの言葉がそのまま使われています。
ジャマイカはアフリカから連れて来られた人をはじめ、元々住んでいたアラワクインディアンや、移民で来た中国人、インド人、レバノン人など色々な人が集まって出来た国です。ですので、この色々な人種が集まりパトワ語を作ってきました。
パトワは生きてる言葉なので、その時々や喋る人によっても意味などが変わってきますのでやはり本当の意味で理解をするにはジャマイカに行かないといけないのかも知れません。
例を出すと、ラスタマンと言うのはネガティブなワードや下げるようなワードは使いません。
例えば 英語で言う understandはunderが下という意味でネガティブなワードと言うことで、ラスタマンはoverstandと言って、under(下)→over (超える)に変えて言葉をポジティブにします。
libraryも頭にli(ライ 嘘)が付いてるのでlibraryの頭の部分を(true 本当)に変えてtruebraryと言い換えてポジティブな言葉にします。
この様に人や場所によって変化する言葉ですので、理解するのが大変難しいですが、基本的には英語の訛りですので、ちゃんと理解したいのならパトワの勉強と一緒に英語も勉強していきましょう。
自分が大好きなレゲエやダンスホールでもパトワは使われていて、パトワが分かるともっとこの文化が面白くなります。