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「 年 月 日」と書いてある日付記入欄の悲しさ

日付は、Ctrl + ; で入力させれば、おしまい。


エクセルで回答を求める様式で、ありがちなのが、
報告日欄に 「 年 月 日」と最初から書いてあることです。
様式を作る側の「配慮」だとは理解できます。
でも、この「配慮」、どうでしょうか?
手書きで回答を求めるなら、この通りでいいでしょう。
でも、あなた(照会者)は、私(回答者)にデータで回答を求めているのです。
残念ながら、回答者の作業工数にまでは「想像力」が及んでいません。
(そもそも、こういう照会形式がいいのか、は取り合えず置いておきます。)

よく見かけるものだし、大した手間ではありませんので、わざわざ作成者に噛みつきませんけど、ちょっと残念。いや、悲しい。
「あぁ~あ」と思ってしまいます。
そして、こういった「想像力の欠如」がムダを生みます。

「 年 月 日」の記載がムダを生む


入力年月日が古いですが、ご寛恕を

この「 年 月 日」があるがゆえに、回答者は、
① セルを選択し
② F2でセルを修正可能(アクティブ)にする(ダブルクリックも可)。
③「年」の前にカーソルを合わせて、「令和4」と入れる。
④「年」の前に生じるムダなスペースを消す。
⑤ カーソルを「月」の前に動かして、「6」と入れる。
⑥「月」の前に生じるムダなスペースを消す。
⑦ カーソルを「日」の前に動かして「26」と入れる。
⑧「日」の前に生じるムダなスペースを消す。
といった作業をすることになります。
10~20秒はかかります。
日付を間違える(令和3年にしちゃうとか)も起こりえます。

これ、ムダです。

回答日は「今日」。それなら1秒。

回答日って、ほぼ必ず「今日」です。
だったら、セルを選択して、
ctrl  と ; を同時に押せば今日の日付が入ります。
1秒です。いや、0.3秒?
エクセル慣れしている人には当たり前のショートカットでしょう。
知らなくても、6/26 と入れてEnter を押せば、日付が入ります。

ただし・・・
今回の回答様式で Alt + : とやったら、
2024/1/31
と表示されてしまいました(試したのはR6/1/31)。
普通にしておくと、西暦年になってしまいます(西暦が標準です。)。

なので、入力欄は、あらかじめ表示を「和暦年」に修正しておきます。
これで、Ctrl + ; と入れた際に、
R6.1.31
または
令和6年1月31日 
と表示されます。
(単純な報告なら「1月31日」だけでもいい気もしますが、何かと和暦年まで求められる場合が多いのです。)
和暦年への変更方法は「日付を和暦に直すのは簡単10秒!2024/1/21 → 令和6年1月21日|」をご覧ください。以下は概略です。

和暦表示の具体的には以下のとおりです。
① セルを選択し、
② Ctrl+1で「セルの書式設定」を開き、
③「表示形式」で「日付」を選び、
④ 右下の「カレンダーの種類」で「和暦」を選び、
⑤ 上の「種類」で表示させたい毛形式を選び、
「OK」
以上

「こんな操作するなら、「 年 月 日」に直接入力した方が早いんじゃない?」という考えもあるでしょう。
でも、それをいつまでもやっていても、ムダを生産し続けるだけです。

そのままにしていたら、上で示した入力を回答者全員がやるのです。
照会者が書式を直しておけば、回答者全員の工数が減ります。

一番は、
①日付欄の書式をあらかじめ設定しておく(上の方法で)
➁セル欄は空欄(または報告期限の日付を入れておく)
③メモ(コメント)に「Ctrlと;の同時押しで今日の日付が入ります」と入れておく。
としておくといいでしょう。

メモは、
① 右クリック→N(新しいメモ) または
② Shift + F2 で入力可能になります。

メモ(コメント)欄で回答者が学ぶ


このメモにより、回答者は日付を1秒で入れられます。
そして、1秒で入れられる方法を学びます
そして、学んだ人は、次に同じことをして効率化の連鎖が進みます。

何もしなければ無駄の連鎖が続きます。

以上

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